1. 西の魔女が死んだ
「許される」という愛情に満ち溢れた作品。 原作は何年も前に読んだので、記憶があいまいになっていますが、心に残っていた大切な言葉や風景と、映画での描写があまりにも似ていたので嬉しかったです。 特におばあちゃんのおうちや暮らしぶり、話し方、まなざし、周りの森が本当に丁寧に映されていて素晴しい。そしておばあちゃんの言葉のひとつひとつに、「今ここにいていいんだ」と思える魔法があって、いちいち目がうるみました。 それは例えば、「いいカップ。」という言葉。こういう小さな言葉をないがしろにしないでくれた監督さんに、丁寧につくってくれて本当に有り難うございますと言いたいです。 原作も宝石のように素敵な作品だけれど、この映画も、大好きな一本になりました。 [映画館(邦画)] 8点(2008-07-02 18:50:05) |