1. ニンフォマニアック Vol.2
《ネタバレ》 まあ一言で言うと、よくわかんない。 聖人ぶって身の上話を聞いたところで、結局やりたいが先に立つ偽善者ってことで、そんな男は絶対許さないんだろうね。 やりたい放題やっちゃうけど、自分がしたい時にしか許さない。 とかなんとか書こうと思っても、やっぱりよくわかんなかったなあ。 それにしても、シャルロット・ゲンスブールってすさまじい女優だなあと。 キャリアもあるのに、そんなの関係なしで必要ならどんな演技もこなす。 イザベル・ユペールもそうだけど、フランスの女優って演技に対する価値観が人生の最上位にあるんだろうね。 [DVD(字幕)] 7点(2021-02-13 22:13:00) |
2. 28週後...
《ネタバレ》 ゾンビ系の映画としては、稀に見るクオリティ。 とにかく息つく暇がなく、全編通して息を飲む展開。 そして感染者も食料がなければ餓死するという、今まで誰も触れてこなかったタブーを逆手に取って新たな地平を開いた稀有な作品。 食べるのか殴るのかはっきりしないのが唯一の難点かも。 ジェレミー・レナーとローズ・バーンが使命感に燃えて(ジェレミーは本当に燃えちゃったけど)子供たちを救ったことが、結局エッフェル塔の下にまでゾンビを呼び込む皮肉な結末。 続編見たいけど、これ以上のクオリティはちょっと期待できそうにないから、なしでいいかも。 相変わらず美しく、迷彩服がセクシーなローズ・バーンにも加点。 [インターネット(字幕)] 9点(2020-07-04 18:28:57) |
3. ニンフォマニアック Vol.1
《ネタバレ》 フォントリアー監督ってことで、ほぼ怖いもの観たさで鑑賞。 圧巻は、勘違い野郎の妻が乗り込んで来るシーンかな。 熱量の違いが大き過ぎて、ほぼコントみたいになってるのはエグかった。相変わらずこういう所は容赦なく映像にするのね。 この監督の映画で映像を美しいと思ったことはなかったけど、森の緑の眩しさが印象に残った。 冒頭の漆黒の闇や、容赦ないセックスシーンで少なからず心が乾いていたのか、一枚一枚の葉っぱまでが際立って美しく感じた。 しかし本国版は全くのボカシ無しなのかな。 もしそうならちょっとゲンナリ。あんなに男性器ばかり見せられても。 2作目を観てみないことには、ちょっと判断しにくい映画。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-08 15:53:14) |
4. 二代目はクリスチャン
《ネタバレ》 あんた、きれいだね。 かたせ梨乃のこのセリフと、 あたし、頭にきました。 志穂美悦子のこのセリフ。 この頃の角川映画って良かったなあ。 日本で渡世渡って行くには、義理人情と角川映画が必要なんだよね。 いや、いい映画。 [DVD(邦画)] 8点(2019-05-22 23:49:00) |
5. ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります
《ネタバレ》 モーガン・フリーマンとダイアン・キートンが夫婦の設定だとは知らずに鑑賞。 言葉の掛け合いも楽しくて、これがお似合いの夫婦。 現在と過去が時々クロスして、二人の馴れ初めから、真のパートナーになっていく様子が描かれるが、このシーンが実に美しい。 「君は本物だ」 「いい答えね」 このセリフに象徴されるように、二人の関係は本当に深くて、美しい。 妻が悲しまないように最大限の努力をする夫と、夫の尊厳をどんな時も守ろうとする妻。 40年の歳月を共に過ごした夫婦としては、本当に理想的なんじゃないかな。 残念だったのは、エンディングでモーガン・フリーマンにナレーションを喋らせたことかな。 そんなことは、語らずとも伝わるのに。 でも、それを差し引いてもいい映画。 [インターネット(字幕)] 9点(2019-02-23 22:47:42) |
6. ニュー・シネマ・パラダイス
《ネタバレ》 この映画を観ると、映画が始まってから話す人がいても、バリバリお菓子を食べる人がいても、シートの背中を蹴られても、それが映画を観るってことだよね、って許す気持ちになれます。 心に残るシーンばかりですが、トトの母親が大人になった彼に向かって、あなたを本当に愛している女が電話に出たことがない、と嘆くシーンが一番印象に残っています。トトもそのことに気づいているんでしょうね。 心に刺さるセリフです。 [映画館(字幕)] 10点(2018-04-01 14:42:09) |