1. 眠れぬ夜のカルテ
《ネタバレ》 ネタバレ投稿を見てはいけないタイプの作品。所謂「どんでん返し」が待っている作品ですね。 と言っても、仕掛けそのものは結構オーソドックス。主客逆転と言いましょうか、夢オチや妄想オチとは違いますが、問題を解決すべく主人公として物語の中心に居た人物が実は問題そのものであったという系。少々納得のいかない力技的演出もありますが、良く練り込まれた脚本は十分にミステリーを堪能出来ますし、自信たっぷりの精神科医と、謎めいていてこちらも確かな自我を擁している患者。二人の対決の構図は見応えがあります。 ただ、最後の最後に種明かし的に展開される部分は少なからず蛇足感があるかも知れません。そこまで説明しなくても本編で伏線回収出来なかったのだろうかと思えないこともなく、何かテレビドラマ的な(決してテレビドラマのレベルが低いという訳ではありませんが)構成になっているような印象が残ります。 とは言え全編にわたるビジュアル面も含めた謎めいた雰囲気は魅力的であり、7点献上します。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-11-27 18:06:28) |
2. ネズミ捕りの男
《ネタバレ》 極めてシンプル。されどなかなか味わい深く難解でした。 ネズミの気持ちになり切ることでネズミを確実に駆除するというネズミ捕りの男。そう都合良く男の思惑通りに駆除できる訳もなく、物語がテンポ良く展開していく中で、ネズミとネズミ捕りは社会における何かを象徴している?などと深読みしたくもなるのですが、そう簡単には読み切れず。 結局、男は自らがネズミを喰い殺すところを披露し、奇妙で不快極まりない解説(ネズミの血液はチョコレートの原料だとか)を述べつつ去って行く。あれ?駆除は?しかも干し草にある栄養物って?もしかしたら編集者の背後の張り紙の…。 コメディかと思いきや後味の悪いダークファンタジー風に幕を閉じる本作。出演者たちの巧みな演技と話術も相まった味わい深い、されど如何に解釈して良いものやら迷ったままに幕を閉じてしまった短編でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-11-15 11:12:51) |
3. ネイビーシールズ(2012)
《ネタバレ》 確かにミリオタ御用達作品かも知れませんが、セミドキュメンタリーとして非常に見ごたえのある作品じゃないでしょうか?本物を知らないでこんなことを言うのもおこがましいかも知れませんけど、武器弾薬にしても戦術にしても作戦遂行の緊張感にしても、とにかくリアル。ストーリーがシンプルなのもリアルさを強調してます。メインキャストを務めてるのが本物の隊員だというのもビックリ。そこらのB級作品の出演者よりよっぽど熱演してます。中途半端な作り物よりもシンプルな本物の方が優れてることの、ひとつの答えがここにあるのでは? [DVD(字幕)] 7点(2013-10-14 19:16:44) |
4. ネバー・サレンダー 肉弾突撃<OV>
《ネタバレ》 細かいことは考えず、只管にアクションを楽しむ。そんな方には極上の1本ですね。 まぁ、ジョーの動きがイマイチ緩いのに全然弾が当たらなかったり、敵役のムエタイが意外と弱かったり、見張りがウジャウジャいるのに全然見つからなかったりと、ツッコミどころは多々ありますが、主役が俳優というよりレスラーなのに意外と演技が安心して見ていられたり、何よりストーリーが思いっきりシンプルでお約束通りだったりして、全体的にはやっぱり楽しい。 強いて言わせていただければ、冒頭の狙撃シーンでの少年巻き添えについてのジョーの苦悩が、後半に全く生かされていないことが残念。その一件がトラウマになって、ジョーの判断を鈍らせるようなお約束シーンがあっても良かったのでは? これでシリーズ第2弾。ここはひとつ、いろんな格闘家を使ってシリーズ継続をお願いします。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-16 01:39:19) |
5. NEXT-ネクスト-
《ネタバレ》 娯楽作品と割り切る限り、とても良く出来た作品。 未来を予知し、それを変えてしまう話だから、タイムパラドックスにさほど拘る必要はないかもしれないけれど、2分後の世界を修正することによって、その後に起きる膨大な未来の出来事がどう変わってしまうのかってことについて、何も案じていないってのは極めて無責任、てかご都合主義。後半の分身シーンについても、その現象自体は決して否定しないけれど、たられば的な予知が出来るのなら、彼女との出逢いの時にシュミレーションを繰り返す必要なんかないだろうし…などなど、ツッコミどころは捜せば相当あるでしょうけどね。 でも、特に後半、ノンストップアクション的に楽しめる作品だし、細かいこと言わないで楽しみましょ♪ ってのが正解なんじゃないかな? [DVD(字幕)] 8点(2009-05-31 02:52:31) |
6. ネバー・フォーゲット(2008)
《ネタバレ》 これって、どっかで見たことがある設定かも。そして、思いの他ストレート直球勝負の展開。少しはヒネッテよ、ってな感じ。ま、つまんなくはないんだけど。 で、最後のシーン、謎です。ホントは逆なんだよ、みたいな。アンタ実体? [DVD(字幕)] 5点(2008-08-08 00:02:29) |
7. ネバー・サレンダー 肉弾凶器
《ネタバレ》 む~、微妙!面白いっていやぁ面白いんだけど、何にしても中身がない!超単純で解りやすいストーリー。ストレート、お笑い系アクションとでも言ったらいいのか? 派手な爆破、無茶苦茶なカーアクション、絶対死なないし怪我さえしないヒーロー。ピンチのようでピンチでない。残酷なんだけどお茶目。アリエネーの連発。ま、いっか? それにしても、主人公ジョン。強いんだけど、やたら攻撃も受けちゃうし、スキだらけ。あんまり賢くないタイプ?ちょっとカッコ良くないかも。 ちなみにエンドロール超長過ぎ!1時間24分の本編に、7分もくっ付いてた。スタッフも何とか名前出そうとネバーサレンダー? [DVD(字幕)] 5点(2008-04-03 01:50:17)(良:1票) |
8. ネバーランド
全編にわたる美しい映像。ジョニーの輝くほどに眩しい表情。素晴らしいです。この短い上映時間の中にぎっしりと詰め込まれたメッセージの数々。シンプルかつストレート。子供の心とは、大人になっても忘れないことが大切なのではなくて、常に持ち続けることこそが大切。そして、ネバーランドは、きっと誰の心にもあるものなんですよね? [DVD(字幕)] 9点(2005-09-16 02:14:04) |