4. ねこタクシー
竹山氏の好演が、気弱で冴えない中年男のリアルさをうまく引き出しています。主人公は単なるお人好しではなく、熱い気持ちと行動力を秘めた人なのでしょうが、そのギャップがうまく伝わってこないので後半のリアル感がイマイチです。確かにこんな乗り物があったら癒される人も多いだろうし、実際に乗ってみたくもなりますが、不特定多数の人が対象のタクシーにネコはちょっときついでしょうね。監督官庁も保健所ではなく国土交通省だと思いますが、保健所の役人が自分の母親を連れてくるに至ってはもはやコメディのノリでした。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-02-21 01:08:00) |