1. 残された者 -北の極地-
極限サバイバルってこの映画のことを言うんだろう。 何をするにしても絶望的。生きるのが苦しい。息をするのも辛い。直視もできない。 残酷な凍てつく北極地。 唯一の救いは孤独ではないということ。 お荷物の彼女を見捨てなかったのは今生きているという実感と気持ちを保つ術だったのかもしれない。 マッツ・ミケルセン 深堀したい役者だね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-07-06 23:49:24) |
2. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
《ネタバレ》 死期迫る2人がギャングの金をばら撒く逃走劇。 お茶目なロードムービーが好きな人には合いそうだが、心を動かされるシーンは特になく平凡と感じた。 ただ、到着した海のエンドロールは何とも切なかった。 [地上波(字幕)] 5点(2024-05-29 23:35:25) |
3. ノマドランド
《ネタバレ》 暗いし、孤独と貧困が隣り合わせの味わい深い描写だが、 決して悲観じゃない。 車上生活に気ままさと自由がある。 時にはコミュニティを形成し、助け合うこともできる。 経済的苦境から止む無くではあるとおもうが、ノマドたちは明日へ一生懸命生きている。 映画として面白いとは言えないが、 フランシス・マクドーマンドの演技は素晴らしいし、 社会背景が起因する多様な生き方は学ぶことあり。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-07-16 23:08:36) |
4. 野火(2014)
フィリピンの島で一人の男が飢えと孤独に苦しむ。 前線での攻防は無いが実際の戦場を体感しているようだ。 極限の飢えによるカニバリズム、肉の塊になる仲間、砲弾が飛び交い常に死と隣り合わせ。 まともな精神状態でいられるはずがない。 ドラマ性は乏しいが、静寂な反戦を感じる。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-13 17:42:36) |
5. ノスタルジア
とても綺麗で知的。 映像美は圧巻で故郷の哀愁は存分に伝わってきた。 ただ、個人的な好みでいえば娯楽を求めるしまうので暗くて寂しくて信仰は窮屈。 この映画を理解に達するにはソ連のイタリアの文学・芸術を勉強しなければならないと感じた。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-10-06 23:22:11) |
6. ノイズ(1999)
エイリアンによる大変地味な地球侵略。 2分間交信が絶った宇宙飛行士。その異変に気付くセロン。 SFサスペンスとして惹きつけられる内容であるがラストがあれでは不満必至でしょう。 ただ、もし、もしも地球上に宇宙人が潜んでいるのであれば公に存在が認知されていない今、誰にも気付かれない地球侵略ってあるのかもなと妄想を膨らませてしまう。 うーん、ノイズしている。 [DVD(字幕)] 4点(2018-02-16 13:55:13) |
7. ノー・マンズ・ランド(2001)
歴史が浅い戦争だし、旧ユーゴスラビアということもあり身近とは言い難いボスニア戦争。よってこのテーマを観る機会も少ない。 派手さは無いが戦争の無意味さを静かな構図で強烈に印象を受けた。他の戦争映画と比較すると何とも言えない違った味がある。 きっとボスニア戦争の残酷さ何億分の1の縮図なのだろう。他にも観てみたいと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-11 12:52:26) |
8. ノウイング
「サイン」級に近いガッカリ感。序盤はまあまあだったけど。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2016-09-22 20:03:52)(良:1票) |
9. ノーカントリー
《ネタバレ》 原作は「血と暴力の国」ですがそのままバイオレンスをうまく描いてる作品だと思います。冷酷なシガーとモスの駆け引きは面白かったのですがベルのキャラクター性が非常に薄く感じました。ベルが最後に見る2つの夢でまとめてはいますけど。シガーの酸素ボンベ攻撃が非常に怖い。 [映画館(邦画)] 6点(2008-08-02 22:50:36) |