1. 恐るべき親達
《ネタバレ》 子供を溺愛してるオカンと成人したにも関わらず超マザコンな息子、んでそんな息子に嫉妬してるオトンと不倫相手の女の子に加えオカンの姉を混ぜた5角関係というなんという複雑さ(笑)そりゃこんなの実際に起こればそれはそれでめっちゃ面白いけど当事者はねぇ、辛いねぇ。runtimeはそんなに長くはないけど序盤でオカンがどういうキャラか、息子とはどれぐらいのマザコン・溺愛度かというのをちゃんと描けてるしそれが話の根底にあった上でストーリーが展開していくのは見事。オカンがオカンならオトンもオトン、その辺がなんかコミカルというかそんな二人の元に生まれてきた息子もあぁやっぱそうなるわなぁという感じでみんな演技がハマってたのはよかった。みんなのためにやったことなのに激しく後悔して去っていくオカンのラストショットが悲しくて仕方がなかったです。 Ps. モンペア、え?? [DVD(字幕)] 8点(2014-06-26 03:13:43) |
2. 大いなる別れ
《ネタバレ》 ハンフリー・ボガートのファンの為な感じですかねー、ナレーションだったり実体だったりほぼ出ずっぱりでそれはそれでいいんだけどそれ以上のものがそんなにも感じられないのでなんだなかなぁ~って気分でした。堅物な顔して自分がやろうとしてることに対して疑いを持ってる割にはまんまと敵の罠にハマったり殴られたりでありゃりゃな感じですがそもそもリザベス・スコットとボギーとの組み合わせがイマイチでした。フィルム・ノワールの分類に入る映画ですがそれ相応の普通な感じたっぷりでした。 [DVD(字幕)] 5点(2014-02-23 23:54:22) |
3. 女相続人
なんちゅーかもうオリヴィアさんの演技が凄いなぁ。今でいうイケメンだけど金はねぇ、だけど世界中で君が誰よりも好きだっていうような感じだけどここまで突き放すとは・・・。ラストショットが「泳ぐひと」に似ててアメリカニューシネマのさきがけ?みたいに思えて怖い。重厚すぎる人間ドラマにウィリアム・ワイラーの演出がさえまくった恐ろしいほど女の怖さが表現されたオリヴィアさんの演技にアッパレ。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-11-16 10:54:45) |
4. オール・ザ・キングスメン(1949)
良きアメリカ、というのを一切排除して政治の裏側と腐敗を描いてるんですが今とあんまり変わんないですね。なる前はみんなの為に、トップに立てばあとは自分の為に、この変化はほんと怖い。見ごたえ十分でブロデリック・クロフォードの図体が少々大きい分だんだんと権力者に見えてきてしゃあなかったです、でも一人の男がある事件をきっかけに市民の支持を得て知事に成り上がるっていう話だけどアメリカの事だから実際にありそうな感じがしてならないんですが・・。 [DVD(字幕)] 6点(2009-08-15 01:48:04) |
5. 踊る大紐育(ニューヨーク)
途中明らかにセットと感じる背景があったりいきなりミュージカルにかわったりと戸惑う所はあるけどシンプルに気難しい所もなく楽~に見れる楽しい映画でした。博物館での異色(?)タップダンスシーンは失笑でしたけど。「ザナドゥ」でみせたタップダンスとこの映画でみせたタップダンスがあまり変わらないジーン・ケリーはスゴイ人や~。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-17 11:36:14) |