1. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
《ネタバレ》 何故極論から極論へ飛ぶのだ。それが私のこの映画の第一印象。 いくら青臭いといわれても青島の考えは嫌いではないし、TVシリーズも結構好きだ。 だから青島の言いたいこともよく分かる。しかし、沖田管理官の言いたいことも良く分かるのだ。 「事件に大きいも小さいもない」のはその通りだろうし、実際噛み付き魔にかまれた女子高生や、スリ一家にお金を盗まれた人からすれば、自分とは預かり知らぬところで起きた殺人事件よりも今目先の自分に起こった身の回りの事件のほうがよほど大切だろう。そういう意味では確かに「事件に大小はない」のだ。しかし、事捜査にあたっては事件に優先順位を設けるのは必然のような気がする。例えば警官の目の前に、暴行犯、スリ魔、殺人犯がいたら警官が真っ先に追うべき相手は誰だろうか?答えは殺人犯だ。 理由はあえて述べる必要はないが、凶悪生、社会的影響を鑑みて、捜査には優先順位があってしかるべきだし、そう言う意味では所轄のそれらの事件よりも本庁の事件を優先させるのは仕方ないことだと思う。 自分はそう思ってるので、殺人犯よりも自分らの受け持つ事件を一番に考えている青島や恩田が歯がゆく感じる。 この場合は(言い方は極論だが)沖田の言うとおり、本庁の事件を優先させるべきだだ・ 何故本庁の事件(凶悪事件)を優先させるのか、室井なり沖田なりが冷静に説明していれば、沖田管理官に対するイメージもかなり変わるだろうに、ただヒステリックで感情的。ただの差別意識丸だしの保身と出世しか考えてない上司に終わってしまったのは残念だ。 5点(2005-01-03 22:31:54)(良:1票) |