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プロフィール
コメント数 102
性別 男性
自己紹介 DVDで昔の作品が出て、入手しやすくなったのは嬉しいですが
チャプター分け4つ以下っていうのは勘弁して下さい。

特に、チャプターなしっていうのは犯罪に近いですよ。

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1.  オーロラの彼方へ
観賞しながら『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズを連想していました。前半の1時間は、さながら「ミステリー・ゾーン」の1エピソード。ここで終わった方が整合性が高いのですが、さらに後半に突入していきます。残りの1時間も実は面白い。けれども方向性の違いから、全体として見た場合、バランスが悪くなってしまってるんです。「完成度の高い短編に、続編を追加して長篇にしました」というような構成が、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の「シリーズ全体」を思わせるのですね(3作目なんか西部劇ですから)。さて本作、私も大変楽しみました。父子二人、両方に花を持たせる構成、あのクライマックス、脚本も見事です。テーマを絞り込むより、とにかく面白くしようとした、製作者の姿勢も評価したい。しかし「もう少しうまくやれば、使い捨ての娯楽映画を越えた、歴史に残る傑作になったんじゃないか」どうしてもそんな気がしてなりません。本作を彩るのは、父と子、野球、サスペンス。整合性より娯楽性。こう見ていくと、非常にアメリカらしい、ハリウッドらしい作品なんですね――よくも悪くも。
7点(2004-09-28 01:24:06)(良:1票)
2.  大人は判ってくれない
ヌーベルバーグというと、『死刑台のエレベーター』や『勝手にしやがれ』のイメージがありました。すなわち、自暴自棄な男女のノワールであるとか、モダンジャズがやかましく鳴っているとか、意図的に妙な撮り方をするとか。しかしトリュフォーの本作は、これ見よがしな技巧に凝ることもなく、孤独感を募らせる少年を追い続けていきます。新しさはわかりませんが、特別肩肘を張って観る必要もないわけです。本作でヌーベルバーグの印象がだいぶ変わりました。こういうのもあるんだなと。
5点(2004-09-14 01:30:58)
3.  黄金(1948)
映像技術の進歩は、昔の映画を相対的に色あせたものにしてしまいます。しかしこの『黄金』のような、緊迫感溢れる人間ドラマは別。白黒映像は、砂金の輝きを表現することは出来ませんが、溶岩のように湧き上がる人間の欲望を、余計に生々しく表現しています。「金は人を変える」というテーマが、ドブズ個人的な問題になってしまっているのはちょっと残念(このシナリオもかなり好きですが)。余談ながら、作中で出てくる「バカの黄金」は黄鉄鉱。英語ではそのままfool's goldといって、金と勘違いして喜んだ鉱夫たちの逸話が語源になっています。
7点(2004-02-17 01:59:03)(良:1票)
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