2. オペラ座の怪人(2004)
《ネタバレ》 劇団四季で舞台を見て、更に海外版キャストのCDを聞き、頭の中で確固たるイメージが確立されてしまっていたためにケチをつけようものなら無限になってしまいますが、全体的には期待していたより良かったです。やはりキャストの皆さんの見目麗しさ、そして繊細な演技の分かりやすさは映画ならではでした。特にファントムとクリスティーヌの間に芽生える官能、それでいて絶対的な隔たりを感じさせる"不可侵の欲望"といったものは、映画を見ることにより改めて強く感じることができ、より悲しみが引き立っていました。不満点は回想シーンの増長さ、ファントムが化け物バージョンでもなお美しすぎること、いまいち洗練されてない感のカメラワークなどありますが、私は常にポッカーーーンと開いたクリスティーヌの締まりの悪い口を筆頭にあげたいと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2005-07-13 17:05:09) |