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プロフィール
コメント数 355
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

ジブリ作品が配信できないのなら
せめて「毎年1作品をリバイバルで上映する」
位の企画がたってても、いいんじゃねーかな?

「赤毛のアン・グリーンゲイブルズへの道」
限定公開初日だったこともあったけど、人入ってたし。

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1.  男と女 人生最良の日々 《ネタバレ》 
ジャン・ルイ・トランティニアンも良いが、アヌーク・エーメ(この時87才)に尽きる。 14歳で映画デビュー。「火の接吻(’48)」「恋ざんげ(’51)」「モンパルナスの灯(’58)」「甘い生活(’60)」、 そして「男と女(’66)」での演技は素晴らしかった。それから53年が経った2019年の続編。  「男と女」のラストシーンでは二人が結ばれる事を示唆して終わったあの後、 結局二人は結ばれる事なく(男が女から姿を消すことで)年月が経ってしまった事が窺われる。 男は老人ホームで昔の記憶が曖昧なまま。心配した男の息子は艶福家だった 彼の心に残っている唯一の女性を探し求め、再び会って欲しい旨を伝える。  作中では前作「男と女」のシーンが度々挿入され、彼らの記憶にあの輝かしい日々がよみがえる。 ただこの作品が良いのは彼らが老いらくの恋に引きずられる訳ではなく、「同じ時間を 過ごしてきた同士」として経験を糧にし、より人生において素晴らしい日々を過ごしていきたいと 感じているというか考えさせられるその演技、特にアヌーク・エーメの「眼差し」が素晴らしい。 実生活でも彼女自身恋多き女であった分、その想いはひとしおのはず。  フランス映画の歴史と文化あってのこの作品、邦画では全く出来ないモンだ。 本当に羨ましい。まずは名作「男と女(’66)」を見てから、機会があれば。  追記 (2024年6月) 結果的にこの作品が主演二人の遺作となったわけだけど、 この作品が遺作で本当に良かった、と思う。二人のご冥福をお祈りします。
[DVD(字幕)] 8点(2021-04-27 11:51:48)(良:1票)
2.  男たちの挽歌II 《ネタバレ》 
「キン...お前は行っていい」この最後のルンさんの一言を聞くためだけに何回見ただろうか。初見は香港の映画館で見たリバイバルロードショーだったので、想い出補正も含めてこの点数。いちいち細かいこたぁ、気にしない!(ちなみに日本刀に対して?の声あるみたいですがテレビの時代劇=京劇/剣劇からキャリアをスタートさせたティ・ロンなので刀はしごくもっともなアイテム。香港の観客はドッカンドッカンですわ)
[映画館(字幕)] 7点(2017-11-30 19:12:11)
3.  女の園 《ネタバレ》 
お恥ずかしながら私はこの作品、「民主主義万歳・自由万歳/封建制度反対」みたいな古くさい題材を扱ったものと思いこんでおりました。ですが何十年ぶりかで見直してみてこの作品は、レビュアーの皆様が既に書き込まれている「新しい価値観に対する対立・融和」という今の世相にも十分通用するテーマを描いた秀作であった事にいまさら気付いた次第です。すみません。封建制度的な態度運営を頑なに守り通す女子大学側(高峰三枝子の演技は素晴らしくこの点は不変)もさることながら、改めて今回感じたのは男性陣が時代の変化や価値観の変貌に対して、妙にぬるい反応であったという事でしょうか。芳江に対する恋人下田の対応も初見時は暖かく見守ってるんだなぁ、でしたが本当は彼自身が新しい時代/価値観に対応出来ていないのではないかと考えた次第であります。で役者。松竹映画における望月優子/浪速千恵子/東山千恵子を見ていると「おばさまオアシスじゃー」と思う位なのですが、やはり高峰秀子の演技力の幅に唸らされてしまっている自分がいる。「浮雲」のレビューにも書いてしまいましたが、同時期に「浮雲」「二十四の瞳」でこれですからね。すごいポテンシャルだ。木下作品にしては(この年のキネ旬ベストテンでは「二十四の瞳」と共に1・2位を独占)少し説明過多で時間が長すぎかな~とは思うがこれもまた良作。機会があれば。
[映画館(邦画)] 8点(2017-02-20 10:51:00)
4.  オーソン・ウェルズのフォルスタッフ 《ネタバレ》 
『「市民ケーン」や「第三の男」、そしてエド・ウッドに崇拝された男』的な観られ方だけではない、映画ファンにはもっと彼の映像作家や俳優としての力量を堪能していただきたい、と思っている今日この頃である。で「偉大なるアンバーソン家の人々」や「黒い罠」でも良いのだが、彼は21世紀の文化たる映画を過去の文藝/シェイクスピアと結びつけようと試みていた一面もあり、「マクベス」「オセロ」も面白いがやはり個人的にはこの作品が大好きである。「ヘンリー4世」等の名脇役、大酒飲みでほら吹き、そして巨漢の老騎士フォルスタッフを演じる彼はまさに悪漢であり圧巻である。そして比類なるユーモア(次期王様たる王子と共にへなチョコ戴冠式をおこなうくだらなさ)と合戦シーンの細かいカット割りと迫力。私は先にこれを観たためにラッセル・クロウがいくら剣をぶんまわしても何とも思わなくなってしまった。この点数なのはやはり自分が英国文化であるシェイクスピアを完全に理解出来ていないためなのだが、あっけなさ過ぎるラストの寂寥感も含めて良い映画。機会があれば。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-07-05 18:55:09)
5.  女は二度生まれる 《ネタバレ》 
増村保造/溝口健二作品で見受けられる「官能的で、情念溢れる役柄」とはまた違った、川島雄三監督における若尾文子(様)の演技演出に惹かれてるこの頃であります。「若尾文子を女にしてみせます」と、上層部の前で啖呵を切った川島監督の大映デビュー作。扱ってる題材(『営み』に至る事前事後描写は邦画史上屈指の生々しさ)もあるし、台詞も艶があるってのかエロエロなのに、川島監督の物凄く冷めた視線:建前と本音が見えかくれしている演者演技もあって不思議な空間を生み出してるんですよね。(弟子の今村昌平なんかは「ノリノリでバンバンだぁ~」なんだからわからないもんだ) ポイントは2点。「かわいらしい若尾文子(様)」を鑑賞する点において極私的ベストはこの一本である事。あと珍しく川島監督が「作家性」を意識されたのではないかという瞬間=靖国神社のシーンを入れた事。社会全体の価値観がまるっきり変わってしまった事を表す隠喩として、入れたのではないかなぁと思ったわけですよ。 最後に私見をば。今回2023年「大映4K映画祭」で映画館鑑賞したのだけど、せっかく4Kリマスターした名作を上映してるのだからKADOKAWA映画、もう少し宣伝がんばれ。
[映画館(邦画)] 8点(2009-06-28 21:25:35)(良:1票)
6.  男はつらいよ
日本全国の観衆に感動・誇り・人の心の暖かさ・生きてゆくことへの活力・涙等を約25年間与え続けた上、邦画の低迷期に唯一その存在意味を知らしめたこの長寿シリーズが無ければ多分日本における「映画」文化は没落したであろうし、庶民文化としての「落語」というジャンルは壊滅の道を歩んだものと自分は思っている。そんな愛すべきこの作品にどうして低い評価をつけられようか。そういった点も含めてこの点数。
[映画館(邦画)] 10点(2008-10-18 22:19:24)(良:3票)
7.  男ありて 《ネタバレ》 
「生涯映画ファン」の自分がこの先何年生き、どの位の映画を見続けるかは?だが「好きな男優」として俳優志村の名はこれからも残っていくだろう。このレビューを見ている皆様もわかるだろう、いかに彼の演技の幅が凄いか。そしてスクリーンの人物に完全に同化し映画ファンに強烈な印象を残していった、まさに日本映画が誇る名優だと私は力説したい。彼の演歴上何がベストかと考えると結構難しい。黒澤映画だけではない、他作品にも名演が有りすぎて選択にも困る。で私見で恐縮だが、この作品は間違いなく役者志村のベストアクトに入る一本。実はこの作品、改めて見直し「坂田三吉=王将」の換骨奪胎版であることに今更ながら気付いたのだが、それを感じさせないほど志村の演技は素晴らしい。勝負の世界に生きてゆく為、家庭を顧みず自分の路を突き進む老監督をうまく演じている。そしてラスト、シーズン終了後に妻の墓に向かってしみじみと感謝の意を述べる彼、絶品。野球解説者の豊田泰光氏曰く、「邦画史上唯一の野球映画」、そして俳優志村の伝記本の表題(これも素晴らしい)にもこの映画のタイトルが使われている。私にとってはどんな男優よりも格好良い、まさに「男ありて」の映画。以上。
[映画館(邦画)] 8点(2008-05-07 17:33:14)
8.  女はそれを我慢できない 《ネタバレ》 
「底抜け」シリーズの監督タシュリンが送るスクリューボール・コメディの快心の一撃!とにかくこれは面白い。名優オブライエンがステージで唄い踊る、まさに怪演。リトル・リチャード、アビー・リンカーン、プラターズそしてジュリー・ロンドンの歌。(主人公トムが酔って幻覚を見る名唱「Cry me a river」のシーンは抱腹絶倒)21才の若さでこの世を去ったエディ・コクラン。これなどはMTVなどもちろん無かった時代の彼らの演奏している映像記録として、音楽史的にも価値がある。しかもゴージャス・ライトカラー、バイ・デラックス+ワイドスクリーンだぁ!マイナス点はこの当時人気絶頂だったE・プレスリーの不参加(ギャラが合わなかったとか)。最後にこの映画は50年代を代表するセクシー女優、(何せ彼女の歩いた後には氷が溶け、牛乳が沸騰し眼鏡が割れる!)不慮の交通事故で芸能生活に別れを告げたコメディエンヌ、マンスフィールドの最良の一本として記憶に残る。ロックのリズムでThe girl can't help it!
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-25 14:58:13)(良:1票)
9.  男はつらいよ 寅次郎紅の花 《ネタバレ》 
映画ファンの我儘で大変申し訳ないが、私は名優渥美清の俳優人生を『寅さん』で終わってほしくはなかった、と考えている。彼にはもっと演じて欲しい役があった。「拝啓天皇陛下様」「泣いてたまるか」で片鱗を見せていた人間の持つ負の面を演じている作品、または「キネマの天地」ではなく、「ライムライト」の様な本格的に彼の芸歴・演技の幅を堪能できる作品、もっともっとスクリーンで拝見したかった。だからこの映画が渥美清の遺作となったのは残念だ。ただ、違った角度から考えると『柴又伝説』の着地点としては(関係者からすれば無念とは思うけど)良かったのではないか。今日も日本のどこかで、空っ風と共に彼は生きている。時にきれいな女性にグラッと来て、余計な親切心を振りまき、義侠心に溢れ孤独に耐えている。なによりも柴又には彼の事を想っている家族や仲間がいる。島には同士の女がいる。これをファンに見せる事が出来た、本当に駄文になってしまうが「彼は私たちの心の中に生きている」という事を認識できただけで充分ではなかったか。最後にこのシリーズを取り巻く全ての関係者への挨拶として、お疲れ様の言葉を贈りたい。
[映画館(邦画)] 7点(2008-02-24 14:51:39)(良:1票)
10.  黄金の馬車
日本初公開の時にスクリーンで見てから何年かぶりに再見。一人の女性としての幸せを求めていたカミーラにとって「黄金の馬車」はそんな夢をかなえてくれた象徴だったのでしょう。だが夢は潰え、彼女は女優として舞台の幕下へと下がっていく。余韻の残る、素晴らしいラストシーンです。この映画もルノワールの「包み込むような」世界を堪能できる一本。
[映画館(字幕)] 9点(2008-01-27 19:54:02)
11.  お早よう
その映画人生でひたすら「家族」の来し方行く末を描いてきた監督小津。当時の関係者内からはその作風に批判的な風潮があった、と聞いていますが約50年経った今でも支持されるのは彼の描写した風景の本質そのものは時代が変わっても不変だからでしょう。でこの作品。大人の理解を超えた、子供ならではの行動を見せつけられて可笑しさが増す。オナラ遊びに気を入れすぎて「み」が出てしまった時の子供の凹みっぷり、面白すぎる。話の面白さだけではなく近所付き合いの様子(人の出入り)を捕らえたショット、流れのテンポに関しては実はものすごく工夫されたもので注目すべき点。あとこの映画の久我美子。あいらぶゆうー!
[映画館(邦画)] 8点(2008-01-13 23:58:19)(良:2票)
12.  おかあさん(1952) 《ネタバレ》 
この映画を見ながら思うのは人はどんな形でも明るく生き、幸せになる権利があるということ。そして親の愛情がどんな形でも次の世代に伝わればそれで「すばらしい人生である」。最強の香川京子、そしてお母さん田中絹代に乾杯。
[映画館(邦画)] 9点(2007-10-07 00:52:00)
13.  鴛鴦歌合戦
日本のミュージカル映画史上、最高の名作。こういう映画を見た時の感激はひとしお、映画ファンで本当に良かった。邦画にもこういった夢のある、明るく楽しいエンターテイメントがあったのだ!皆様機会があればぜひ。♪掘り出しもの~だよ~♪
[映画館(邦画)] 9点(2006-04-18 01:59:29)(良:2票)
14.  男たちの挽歌
私にとってジョン・ウー作品のツボは「プライドの復権」、つまりプライドを無くした男達が死に物狂いになってそれを取り戻す過程に心震わせ、結果「男(漢でもいい)」として復活したその姿に熱い声援を送るという点にあります。よってそれを演じる役者は駄目な時のシオシオっぷりと、男として熱く燃え上がるときの振幅がこれでもかと違う人でなければなりません。よってニコラス・ケイジは論外で、それは一作目のホー、マークまたは二作目のルンさんくらいにしてくれないと困ります。デジタル・リマスター化されたトールケース版には収録されていない吹き替え版のテンションが熱くて良し!
[DVD(吹替)] 7点(2006-04-17 16:56:18)
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