1. オーバー・ザ・トップ
《ネタバレ》 スタローンには珍しいロード・ムービーの快作。 前半は離れ離れになった父子の和解に焦点を絞り子役の達者ぶりもあり上々の出来。 ただ、子供と離れた理由や母親の具合などにあまり詳しく触れていないので、脚本的には消化不良感は否めません。しかしこれが一転、後半はアームレスリング大会を舞台に強敵を相手に奮闘する肉体派スタローンの見せ場てんこ盛り!前半は体力見せ場がほとんどなく、どこかもどかしかった展開から、まるで耐えた最後に白刃を抜く高倉健の映画のように「待ってましたッ!」状態でした。ブレないストーリーと外さない結果は安直なのではなく、これがスタローン映画の王道だと理解すればこそ楽しめる1本でした。 [DVD(吹替)] 6点(2008-12-06 08:36:37) |