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1.  男はつらいよ 旅と女と寅次郎 《ネタバレ》 
【都はるみ】母子家庭で育つ。6歳頃から歌手になるべく、母親から浪曲と民謡を厳しく習わされる。本人は歌手になりたくなく、母を憎んでいたという。1964年16歳でデビュー、芸名は「京はるみ」が予定されていたが、同名歌手がいることが判明し、都はるみに変更。三曲目の「アンコ椿は恋の花」がヒット。独特のこぶしは弘田三枝子の歌い方にあこがれてあみだしたもの。1980年「大阪しぐれ」で初めて歌手になってよかったと思う。1984年に一時引退。 【感想】はるみは幼少の頃は母親の意向、芸能界入りしてからは、プロダクションの意向によって厳しく行動が制限され、自由のない生活を送ってきた。多忙さにより恋も自由にならず、好きな男とも別れる。その反動で家出を敢行。一方寅次郎の生き方は自由そのもの。風が吹く方へ旅から旅への渡り鳥。明日の計画は明日になって決まる。暇と時間はたっぷりあり、無いのは銭だけという気ままさ。 ◆男はつらいよシリーズの人気の一つは、観客が寅次郎の自由な生き方にあこがれるからだろう。誰でも人生の重しを捨てて、自由気ままに旅をして暮らしたいと思うときがある。寅次郎が代わりに旅をしてくれるのだ。そして「泣き」と「笑い」がある。誰もが安心して観れる。 ◆対照的な二人が出会って、友情のようなものが生まれる。はるみは寅次郎の優しさと人情に触れ、心を癒され歌手に復帰、良い想い出が残る。又恋人ともうまくゆく。寅次郎ははるみの前では、良いおじさんを演じているが、実は恋に落ちている。そしてお約束の恋わずらいのドタバタ劇の果ての失恋、そして再び旅へ。すべてが予定調和で了る。悪人は一人も出てこない。◆マドンナは常に「高嶺の花」だが、今回はスターなのでその感が一層強い。ただ顔が庶民的なのはご愛嬌。「京はるみ」と「都はるみ」がほぼ同一人物なのが異色。ストーリーはあって無きが如きもの。はるみの心の内面が深く描かれることはない。はるみは魅力的に撮られており、プロモーション映画としては成功。寅次郎は懲りずに恋をし、また振られる。故に観客は彼を愛し、応援する。◆監督が都はるみのファンで引退記念に映画を作りたかったのだろう。
[ビデオ(邦画)] 5点(2010-11-29 10:26:40)(良:1票)
2.  王と鳥 《ネタバレ》 
画質の荒いオールド・アニメ。へたくそな作画、動きになめらかさがなく、どのシーンでも間合いが悪く冗長、音楽ともシンクロせず、退屈。原作はアンデルセンの「羊飼いの娘とエントツ掃除人」。原作では磁器の人形ですが、ここでは絵の中の人物になっています。これに鳥と王を付け加えてなんとか物語にした代物。やぶにらみの王様は絵から飛び出た肖像画の王様に抹殺されますが、後にフォローもありません。これでいいんでしょうか?孤独で人間嫌いの王様が最後に人間らしさを取り戻すと要素があれば感動できたはず。太陽の当たらない「下層市街の市民」がライオンたちと一緒に地上に出てきますが、こちらもフォローなし。いいかげんな脚本です。国王の横暴から人民が立ち上がり、自由を取り戻すというサブストーリーはどこへやら。兵士と闘う場面があれば共感できました。小鳥たちと王の愛犬はかわいらしいですが、ストーリーにはからみません。鳥は妻を殺され、小鳥が殺されかけたこともあり、王様を憎んでいます。一方掃除人は小鳥の恩人なので二人の味方です。肖像画の王様は、巨大ロボットを操って二人を捕まえます。が、最後は逆に鳥がロボットを操り、城は必要以上に破壊し尽され、王様は追放されます。地下のライオンたちや市民を開放したのも鳥。鳥がこんなに活躍していいんですか?ここは娘と掃除人が活躍しなければだめでしょ。二人の恋が成就する物語なのですから、自分たちの力で解決すべきでした。二人は逃げ惑うだけ。せめて兵士や警察と戦いましょうよ。最後城ばかりではなく、町までも廃墟にしてしまったのはやりすぎ。誰も幸福にはなれないバッドエンド。人間には住む場所がないし、鳥の巣も崩落。結局鳥によりロボットが暴走しただけですか?何もかも放りっぱなし。心の浄化や成長といった要素がないと物語はつまらなくなります。鳥には王様に逆らうだけの気骨があり、知恵があり、口達者だというだけの話ですね。でもよく考えれば、鳥が憎んだのは暴君の王様であって、肖像画の王様ではないのです。別人ですよね。絵の王様は恋に盲目なだけ。王様を倒したという点では鳥の味方のはず。所詮鳥も愚か者。独自の世界観?とくにユニークさは感じませんでした。ロボットのデザインのセンスのなさには苦笑。社会風刺?皮相さしか見えてきません。この映画を推奨する高畑監督はセンスがないですよ。 
[DVD(字幕)] 5点(2009-09-04 00:49:30)
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