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1.  大人の見る絵本 生れてはみたけれど
喜八3部作と比べるとそれほど面白いわけじゃないけど、可愛らしい1作だと思います。戦前の小津らしい風刺が効いていて、飽きることなく見ることができます。
[DVD(邦画)] 7点(2016-12-13 00:07:17)
2.  俺たちに明日はない 《ネタバレ》 
強さと美しさに惹かれあった2人だけど、クライドは兄貴とイチャついてばかりでボニーを素直に愛せない。困難を乗り越えるたびに少しずつ愛を確かなものにし、ついに愛しあうことができたのに蜂の巣。二人の運命はクライドが差し出した拳銃をボニーが愛撫した瞬間に決まっていたのだ。性と死の濃厚なメタファーが漂うあのシーンは本当に大好き。
[DVD(字幕)] 8点(2016-12-12 23:43:42)
3.  オンリー・ゴッド 《ネタバレ》 
全く理解不能。めっちゃ強いオッサンの神々しさとライアン・ゴスリングの無表情だけが印象に残る。ホテルの赤い内装が子宮のメタファーだということに気づいた人は映画を見る目がある!私は気づきませんでした。
[映画館(字幕)] 3点(2016-07-05 01:53:26)
4.  オールド・ボーイ(2003)
クライマックスに困惑したけど、いい映画です。汗臭い映画っていいですよね。 原作から脚色された部分は多いものの、設定変更に失敗しているようには感じませんでした。
[DVD(字幕)] 7点(2016-02-11 03:19:24)
5.  オズの魔法使
いつ観るかがとても重要な作品だと思いました。ずーーっと「なめとんか!」と思ってしまった。お伽話だからさ、憤りながら観るのはちゃんちゃらおかしいわけなんだけど、それはわかっているんだけど。もっと純粋な心を持っていた時に観れば絶対に楽しめたんだろうな。基本的には褒められない映画だけど、「Over The Rainbow」の美しさは忘れられない。いつ観ても良いと思える部分はあります。
[DVD(字幕)] 4点(2015-07-18 13:38:00)
6.  大いなる幻影(1999) 《ネタバレ》 
セリフではなくシーンで語るタイプなので非常に疲れる。雰囲気とシーンの組み立てがオフビートでいい感じではあるんだけど、あまりにも断片的すぎて…。社会に溶けこむことができない二人はお互いに依存しなくてはいけない状態なのですが、ハルが仕事をしている気配はない。サチに経済的にも精神的にも依存しているのに二人の関係は良好ではないらしい。二人で遊びに行くとそこそこ楽しそうだけど常にすれ違っている。中盤からは孤独を匂わせるメタファーが頻出するようになり、なんだかよくわからない終わり方でさようなら。うーん、どうしたものか。
[DVD(邦画)] 5点(2015-05-27 06:19:14)
7.  音楽狂
連続でメリエス映画を観ているうち、メリエスは「萌え」なんじゃないかと思うようになってしまった。登場人物がひたすら楽しそうなんだもの…こっちの感覚がマヒしてしまう。本作も相変わらずバカバカしくも凄い発想で楽しませてもらいました。
[インターネット(字幕)] 5点(2015-03-20 00:12:45)
8.  思い出のマーニー 《ネタバレ》 
びっくりした。面白くてびっくりした。アリエッティであれだけ小さい話を作っていた人とは思えないほど面白かった。序盤から「俺は伏線だぞー!」と自己主張の強いあれこれが出てきて心配だったんですが、話が進むにつれてどんどん良くなっていく。昔話で伏線をガッツリ回収し過ぎだとは思ったけど、それでも取り残し具合が良い。オチがまた良くて…。いろいろとミスリードさせてくれる箇所があったのも高ポイント。勝手に深読みしてただけかもしれないけど。 気になったのは、風立ちぬに出てきたもの(平野を走る列車とか、絵を描く女性、サナトリウム、棒読みの声優)が出てきたこと。ひょっとして、またジブリスタッフを主人公にした話なのかと思った。米林監督が宮﨑駿を意識しまくってるのはよく伝わってきましたね。ポスト宮﨑駿は米林監督が一歩リードしたかなと思うくらい良かったです。これまでに見てきた映画の中で、一番得した気分。
[映画館(邦画)] 8点(2014-07-26 00:16:46)
9.  オール・ユー・ニード・イズ・キル 《ネタバレ》 
面白かったです。久々のIMAXだったのでかなり楽しめました。トム・クルーズとエミリー・ブラントの物語も楽しかったんですが、ギタイという敵そのものがとんでもなく気持ち悪くて良いんですよ!漂流教室の未来人類が超光速で動く感じ。それがIMAXの3Dで動きまわるんだから最高です。さらにエミリー・ブラントです。彼女の存在感が素晴らしいですね。気が強くて腕っ節も強い女性キャラはだいたい好きなんですが、死と隣り合わせの戦場だからこそキャラが生きますね。それでいてたまに照れたりしてね……。やっぱり映画のキャラクターはギャップが一番だなーと再確認しました。本作を見るならIMAXで見たほうがいいです。
[映画館(字幕)] 7点(2014-07-11 18:26:02)
10.  鴛鴦歌合戦 《ネタバレ》 
何もかもがデタラメで非常に楽しい映画です。時代劇なのにジャズにヒステリーに…。突っ込みどころ満載ですが、そんなのはどうでも良くなります。ディック・ミネの朗らかな顔を見れば。最高のシーンはディック・ミネが香川に骨董品の良さを伝えるシーンです。あれ最高。この映画を象徴するかのような超デタラメ!そして楽しい。曲は至って単調なのがちょっと残念。そして、楽しいけど、ここまで評価されるほど面白いどうかは…。7点付けちゃうんですけどね。ラストの展開はいくらなんでもなあ、と思います。理解が無いですかね?
[DVD(邦画)] 7点(2014-06-21 16:17:37)
11.  お熱いのがお好き
大げさでもなんでもなく、びっくりしました。完全な偏見ですが、マリリン・モンローはただのセックスシンボルに過ぎない哀れな女性だと思っていたのです。鑑賞後に気づきました。ああー、セックスシンボルってのはそれだけで十分すごいことだった……と。40~60年代のアメリカ喜劇はあまり肌に合わないので避けてきましたが、さすがビリー・ワイルダーですね。すっごく面白い。名作は登場人物のキャラクターがビンビンに立ってるものですね、やっぱり。ギャグはバシバシ決まるし、テンポも良ければ落ちも良い。素晴らしい映画でした。何度でも見たいくらいです。
[DVD(吹替)] 9点(2014-06-19 23:00:33)
12.  オーソン・ウェルズのフェイク 《ネタバレ》 
スパッとダマされてしまって、気分爽快です。「最初の1時間」があまりにも退屈で、イグジット・スルー・ザ・ギフトショップを先に見ちゃったからなあ…と後悔していたのですが、途中で見るのを止めないでよかった!眠気との戦いに勝った後の、なんとすばらしい騙し! 1時間経ってから驚くほど面白くなっていきます。ゴダールさんをブラインド越しに見つめるピカソには爆笑させられました。天丼のやり過ぎだとは思いましたが、次々に展開していく面白すぎる大嘘には惚れ惚れしてしまいますね。さすが全米を火星人の恐怖に陥れた男です。不勉強なので「市民ケーン」をまだ見ておらず、今作がオーソン・ウェルズ初体験だったのですが、とんでもない監督でございました。俳優としても素晴らしいですね。映画に出てくる嘘つきの中で最も胡散臭い!
[ビデオ(字幕)] 8点(2014-06-10 19:34:43)
13.  大人は判ってくれない
3年前に鑑賞した時はいまいち良さがわからなかったのですが、2度目の鑑賞となる今回は楽しめました。親に認めてもらいたい、優しくしてもらいたいと思いながらも、良い生徒・いい子どもであることは出来ないドワネルの辛さに共感し、ドワネルをちっとも愛さない母親、理不尽な教師に嫌悪感を抱き……。本作の魅力にどっぷりと浸かってしまいました。
[映画館(字幕)] 6点(2014-02-16 15:16:16)
14.  ALWAYS 三丁目の夕日
今作が提示するノスタルジーが僕にとってギリギリ許容範囲です。これ以上に昔は良かったよね~と語られるとちょっとクドい。原作の大ファンとしてはキャラクターの設定とキャスティングに不満がありますが、面白いです。
[DVD(邦画)] 6点(2013-08-18 15:51:26)
15.  おとなのけんか
この映画の美徳はセリフと展開のテンポ感と上映時間の短さです。ギャグがテンポよく連発され、心地よく爆笑させてもらいました。それにしても、ポランスキーにこのようなコメディ映画が作れるとは驚きです。
[映画館(字幕)] 9点(2013-08-16 14:52:31)
16.  狼の死刑宣告 《ネタバレ》 
復讐劇に欠かせない要素がこれでもかというくらいに詰まっている大傑作だと思います。特筆すべきは決戦前の身支度シーン。髪を剃って、武器のメンテナンス、装備を確認して、いざ出発!鳥肌モノのクライマックスに向けての素晴らしすぎる助走です。ジェームズ・ワンをソウシリーズの一発屋だと舐めてる人はこの映画をぜひ見てくださいよ。
[インターネット(字幕)] 7点(2013-08-14 16:02:44)(良:1票)
17.  オーディション(2000)
起承に時間をかけすぎで、眠たくなります。「キリキリキリキリ~」よりもゲロ飯の方がよっぽど恐ろしかった。きたいはずれ。
[DVD(邦画)] 3点(2013-08-04 17:28:12)
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