161. ハッピーエンドが書けるまで
《ネタバレ》 何かこう、さらっと薄味すぎるんですよね。息子とその彼女のドラッグどうこうというのは、掘り下げたらもっと面白く展開できたんだろうけど、入口で「大麻はOK」みたいに言われちゃってるもんだから、その後の障壁や葛藤が少ない(結果、パーティー途中での彼女の失踪というせっかくのシーンも、逆に唐突になっている)。娘とその彼氏の方も、娘はちょっと特殊な性格設定っぽい雰囲気を漂わせていながら、特に何も起こらない。2冊目の本とかいうネタを提供しているんだったら、その内容から膨らませられなかったのかな?キニアとコネリーの夫婦関係は、地道に待ち続けた末の元サヤというのが逆に新鮮だったので、むしろここを全面的に軸にしてほしいところでした。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-06-12 00:31:29) |
162. バニシングIN60”
前半、変な人たちが特に説明もなく集まってきて、当たり前のようにああだこうだやっている空気感は、いかにも70年代。ただその後が、登場人物を捌ききれなくなって、かえってだれてきている。焦点が終盤に向けて絞られてくると持ち直してはきているので、むしろ最初から1人か2人で全部やる形にした方がよかったんじゃないかな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-06-03 02:15:40) |
163. ハンナ
《ネタバレ》 施設の脱出シーンなどはなかなかスリリングだったのですが、そこで制作側が力尽きてしまいました。あとの見所は、バスを降りてから地下フロアでの戦いまでの長回しくらいでしょうか。あと、音楽が最悪です、というか中身に全然合ってません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-07-02 02:20:23) |
164. ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人
《ネタバレ》 コレクターの姿を追ったドキュメンタリーなんだから、例えばこの作品は、こうやってこうやってこんなことまでして入手しました・・・とか、そういう側面からの突っ込みを期待していたんですが、その辺は全然ありませんでした。美術品それ自体の紹介が半分、集めたそれをどんな風に生かしているのかが半分といったウェイトでしょうか。しかし、コレクターのドキュメンタリーであって美術品のドキュメンタリーではないので、美術品そのものがどんなものであるかということは、実は本質ではないはずなのです(コレクターを浮き彫りにする要素という限度で言及する必要はあるにしても)。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-11-04 01:49:57) |
165. 背徳の囁き
それっぽいシーンを積み重ねてはいるが、話は少しも前に進まない。序盤と中盤と終盤で、状況がほとんど変わっていない。なので、何をやりたくてシナリオが書かれたのかが分からないし、とても長く感じてしまいます。 [DVD(字幕)] 4点(2014-08-31 03:24:25) |
166. 花嫁と角砂糖
イラン映画の家族ものといえば、それだけでそこはかとなく期待が漂ってきてしまいますが、これはどうも今ひとつでした。カメラの照準からして絞られておらず、いろんな人がちらちら画面内をうろうろして、邪魔。台詞のフォーカスもはっきりしていない。ドキュメンタリーっぽく撮りたかったのかもしれませんが、それならそれで中途半端で、やはり失敗です。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-07-10 21:08:45) |
167. ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式
冒頭、変な人たちが吸い寄せられるように集まってくるシークエンスでは大いに期待させたのですが、その後の発展がありませんでした。これだけ変な人たちが一所でぶつかり合えば、もっといろんなギャップや摩擦やねじれがあって、それが笑いを生じさせるはずなのですが、初期設定そのままで終わってしまっているのです。 [DVD(字幕)] 4点(2014-02-14 02:29:10) |
168. 初恋の想い出
《ネタバレ》 何かが起こりそうで起こらないまま、最後まで延々引っ張られてしまうという困った作品。要するに、主人公の2人がうじうじうじうじと悩んで考え続けるのを見せられるだけなのである。したがって、ドラマとしては何も起こっていません。過去にあったことがどうこうという部分も、もっともらしく提示されてくる割には、それを踏まえた各親の思考が停止状態なので、設定として安直になってしまっているのです。 [DVD(字幕)] 4点(2013-09-17 00:21:33) |
169. パブリック・エネミーズ
結局、この監督は、ジョン・デリンジャーという人物を、どういうものだと理解し、解釈したのだろうか?その作業が何もなされていないので、単に銃撃シーンと脱獄シーンが撮りたかっただけの作品にしか見えません。そりゃ、デップもベールも、どう演技していいのか見当もつかないってもんでしょ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-05-06 02:13:58) |
170. パリの恋人
楽しいお話にしようとしている割には、勢いと突き抜け感が足りない。オードリーと作品の雰囲気も合っていない感じ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-07-29 22:56:01) |
171. パッチ・アダムス
《ネタバレ》 これってごく単純に「レナードの朝」と「いまを生きる」の劣化ミックスバージョンなんでは・・・。大体、笑いを手法にするというところで出発点のオリジナリティを出しておきながら、ラストのスピーチではその辺の要素が欠片も登場せず、単なる一般論をぶっているだけというところで、テーマもぶれているし、説得力もなくなっています。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-05-07 04:23:29) |
172. ハーヴェイ
こういうファンタジックな内容なのだったら、もっと落ち着いてじっくりとした作りを想像するわけなのですが・・・やたらみんな騒々しく、台詞回しも目まぐるしいのが、何とも違和感がありました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-03-18 23:06:50) |
173. 花嫁の父
リメイクの方もそうだったんですが、とにかくナレーションがしつくて耳障りなんだよなあ。それに輪をかけて、みんなで大声を出したり大騒ぎしたりするシーンがやたら多くて、見ていて落ち着けません。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-12-24 23:12:15) |
174. 裸の島(1960)
実験的手法としては分からなくもないですし、インパクトはありますが・・・やはり、あえて設けた制約によるマイナスを超えるほどのメリットまでは出ていないのではないでしょうか。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-06-12 01:03:54) |
175. 裸で御免なさい
ストリップどうこうというのはアイディアとしてはインパクトがあるけど、それ以外のところでひねりがありません。結果、同じやりとりが繰り返されているように見えます。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-06-04 23:27:37) |
176. バンディダス
ウエスタン・コメディって今まで笑えたことがないんだけど、これもやはりそうでした。しかも、せっかくの主演2人がワーワー騒いでいるだけで、持ち味が出されていない。セクシー衣装とお顔アップには存分に配慮されていたので、点数はそこに対して。 [DVD(字幕)] 4点(2011-03-17 22:29:43) |
177. 薔薇の名前
謎の展開も解き明かし方も単調で面白みがない。雰囲気で押し切っている感じだと思う。 [DVD(字幕)] 4点(2010-10-31 01:28:53) |
178. パリ警視J
無難な感じの古き良き刑事物なのですが、それにしても無難すぎというか、いろんな意味で個性なさすぎです。これだったら、特捜最前線とか太陽にほえろを見ている方がよっぽどレベルが高い気がします。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-04-02 01:24:33) |
179. 幕末太陽傳
登場人物が揃いも揃って終始うるさすぎで、作品の空気も一本調子で、見ていて入り込めませんでした。フランキー堺の飄々とした存在感に4点。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-02-22 01:28:03) |
180. 灰とダイヤモンド
雰囲気だけで進んでいるようにしか見えませんでした。主人公はもっとどろどろした情念とか業とかを背負っているはずなのに、妙に作品が綺麗に技巧的にまとまってしまっているのです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-12-10 00:30:13) |