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コメント数 67

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1.  反撥
まず、カトリーヌ・ドヌーブの目のドアップにクレジットが重なるオープニングが、滅茶苦茶格好良い。本編も雰囲気重視のポランスキーらしく、ストーリーはあって無いようなものだが、毎シーンは不条理ながらも美しく、真綿で首を締め付けられるかのような緊迫感とともに進行して行く。才能さえあれば腐敗したものですら芸術に昇華されるという好例であり、コーエン兄弟ならずとも憧憬せずにはおれないだろう。
8点(2002-01-27 22:47:13)
2.  初恋のきた道
普段、恋愛映画にはあまり食指が動かない俺だけど、監督がチャン・イーモウだし、評判もすごく良いようだから、感動できるかも・・・と些か消極的に見始めたんだけど、終盤近くになったら号泣してて胸が張り裂けそうになるのを押さえるのに必死だった。それにしても、かくもシンプルな純愛ストーリーに感動してしまうとは・・・中国の広大な自然の美しさや、白黒とカラーを巧みに使い分けたイーモウ監督の手腕は無論のことだが、やはりチャン・ツィイーの可憐さに負うところも大でしょう。俺もこんな子が餃子持って道端で待ってくれるんならどんな田舎でも働きに行きます。
10点(2001-10-09 00:10:07)
3.  パリの恋人
なんかヘップバーンて「経済的にあまり豊かでなくて、自分の美貌にもまったく気づいてないけど、あることをきっかけにその美しさに気づかされ世間を魅了していく」というような役ばっかりやってるような気が・・・。まあ、そんなことはともかく本作は映画史上屈指のオシャレ&フォトジェニックな秀作だと思います。評価するうえでストーリーなどは気にすることは無く、ただ、その画面に魅了されるべし。アステアはもちろんのことだが、ヘップバーンも無茶苦茶ダンスが上手で、特に酒場のシーンはスゴイ!
8点(2001-07-24 23:36:54)
4.  バリー・リンドン
アイルランドにおいては元来裕福な家系であったレドモンド・バリーの栄華と凋落を絢爛豪華に描いたあまりにも美しい逸品。2001年宇宙の旅、時計仕掛けのオレンジと謎と暗喩に満ちた未来世界を過激に提示したキューブリックが18世紀貴族の世界をかくも丹念に描ききったその才能に改めて驚嘆する。上映時間は3時間強あるが、アイルランドの緑の草原に赤を基調とした英国軍隊の行進、貴族社会の豪華な衣装やセット(ドラえもんさんのいうとおりワンシーン毎がまさに絵画のごとし)とその裏に蠢くドロドロとした愛憎、バリーが人生の岐路に差し掛かったときに行われる1対1の決闘シーンなど見所満載で飽きることはない。それと、やはり本作でも音楽の使い方が素晴らしい。余談だが本作を見た黒澤明はそのあまりの完璧さに衝撃をうけキューブリック本人に賞賛の手紙を書いたという。
10点(2001-07-15 23:49:59)
5.  バートン・フィンク
別に悪い映画ではないけど。これ見た後でロマン・ポランスキーのリパルジョンみたらまんまパクってたのでずっこけた。
7点(2001-07-03 00:35:29)
6.  パーフェクト・ワールド
号泣しました。後にも先にもかくも感動した映画はありません。最高の一言を献上したい。
10点(2001-06-20 23:11:07)
7.  薔薇の名前
ウンベルト・エーコの原作は20世紀最大の問題作とか言われてて興味持って読もうとしたんだけど、あまりの難解さに50ページくらい読んで断念してしましました。しかし、本作は難解さとは無縁で、「あの原作ってこんな話だったのか!」とそうとう衝撃を受けてしまいました。それにしても、ジャン・ジャック・アノ-の撮る映像は美しいですね。
8点(2001-05-27 01:00:53)(良:1票)
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