1. バベル
《ネタバレ》 バベルとタイトルをつける以上、聖書の逸話を連想させるオムニバスと考えるのがまっとうでしょう。人種をこえて、日常が破綻していくプロセスが同時進行するのがミソでしょうか。心なしか、非白人が不幸を克服できないようになっているのは、お約束の展開なのでしょう。「幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある」 ということで、それがすなわち原罪なのだというのが普遍的な解釈だと思います。菊地凜子さんは、言語的な表現を奪われた状態であることが、ハンディキャップであると同時に、アドバンテージだということで了解しました。モロッコ人の俳優陣が、めちゃくちゃ芸達者だというのは、すごいとしか言えません。まさか、現地人をその場でやとったというわけではないですよね。しつこいけど、桐島や、風立ちぬ(未見)より、よほどましです。 自分が罪を償っている、あるいは償ったと、夢にも思ってはいけないということでせう。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-08-13 00:43:24) |
2. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
このあいだ、最後の反省会をみました。割と面白かったので、きょうブックオフで950円で購入しました。正直、いまひとつでしたが、記録的な夏の暑さのせいにしました。最初のほうのテンポが、悪すぎます。ヒットしたみたいなんですがね… [DVD(字幕)] 5点(2013-08-11 22:27:13) |
3. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
実は、30年前の学園祭で上演しました。記憶が薄れていたので、本日ブックオフで950円で購入して、たったいま鑑賞しました。いまでは、この映画に匹敵する俳優も、カメラワークも、映像も、作られることはないのでしょう。粗製乱造ではない、作りこんである映画に出会いたいものです。『桐島』をよい映画だという人にも、鑑賞してもらいたいですな。 内容には、賛否両論があると思いますが、映像の技術や、俳優の演技(だいぶオーバーアクトでありますが)については、最近の邦画は言うまでもなく、洋画のお手軽版に比較しても、水準を凌駕していることは明白です。 [DVD(字幕)] 8点(2013-08-04 22:25:12) |
4. ハングオーバー!!! 最後の反省会
《ネタバレ》 前2作、観ていません。突然思い立って、鑑賞しました。ビリージョエル、笑えました。どなたかも指摘しておりましたが、死人がでるのは、ちょっといただけませんでした。及第点は与えられます。少なくとも、『桐島』の小賢しさや、島国的うちわ話よりは、はるかに面白かったです。 [映画館(字幕)] 6点(2013-07-21 23:29:17) |
5. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
《ネタバレ》 …9月になって、吹き替え版を鑑賞しました。ストーリーをすっかり、忘却していたので、最後まで乗れませんでした。すでに、寅さん状態になっているのかもしれません。 『ハリーポッター人情紙芝居』…なんて…どなたか、製作していただけませんでしょうか? …そういえば、前作(ハリー・ポッターと炎のゴブレット)、見ていませんでした… [映画館(吹替)] 4点(2007-09-23 23:57:33) |
6. パニック・ルーム
ジョディ・フォスターは、ダウンタウン物語とペーパームーン以来のファン、かもしれません。そんなわけで、未婚の母となった彼女の映画をみました。頭いいんだろうけど…アンナと王様もみました。彼女って…もしかしたら、もう嫌いになっていたのに、気がつかなかったのかもしれません。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-03 23:44:00) |
7. バニラ・スカイ
トムクルーズ版『胡蝶の夢』といったところでしょうか。洋の東西を問わず、普遍的な話のひとつで、誰しも生きている間に、一度ならずこうした願望を抱くのではないでしょうか?TypicalなSituationは現実性に乏しいといってしまえば、トムクルーズ自身extraordinalな存在ですから、現実ではあっても、現実ではないので、これがトムクルーズ自身のリアルなのかもしれません。しかし、大半の人は、こうした欲望を満たすことはできないので、心の底からシンパシーを覚えることは、ないのでしょう…か?幾分独りよがりな行為に付き合わされるスタッフ(および『観客』)に、ご苦労様と言いたくなりますが、意外にこういうことって、拒絶されることがなかったりします。もしかしたら、みんな、時間をもてあましているのかもしれません。もう、夜も遅いので、寝ます。蛇足ですが、犬神家の一族を思い出してしまうのは、ご容赦ください。 因みに、トムクルーズとキャメロンとの関係は、"ファッ○・バディ”だそうで、本当の恋人同士だと思っていたキャメロンが、ぶちきれちゃいましたね。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-10 02:43:21) |
8. 破線のマリス
この前、つた○でDVDを借りて拝見させていただきました。なんか、だんだんトーンが落ちていく。ゆーうつだ…さておき、まぁ最後の落ちは、これはないだろう…というのが正直な感想ですね。あっこまでひっぱておきながら、なんだというのか…いまふうにいえば、ありえねぇ~…ってとこでしょうか?あれは、反則技ですね。タイツの下に栓抜きを忍ばせておくみたいなもので、あんなのでは、勝負に負けて、試合に勝った…って、なにいってんだろう。ちょっと、つっこみが足りない感じがして、満腹できませんでした。 [DVD(吹替)] 4点(2005-06-17 23:16:40) |
9. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
映画です。娯楽です。フィクションです。 皆さん、四角四面の能書きをたれるのは、や・め・ま・し・ょ・う☆って、誰もそんなことしてないって…ひとりつっこみでした。 夏も終わりの、そーて○・むーびるの最終回を、やっと見ました。(観客は、おそらく15名くらい) 退屈しないで、すみました。 おもしろいです。 続きみたいです。 8点(2004-09-14 22:32:11)(笑:1票) |
10. 8mm
変な話だが、私は滞米中、Why?と聞かれたことは、ほとんどなかった。そのため、映画の中でニコラス・ケイジがWhy?と問い詰める場面は、新鮮にうつりました。やりたかったから…って、それをいっちゃおしまいだけど…ソルトレークのエリザベスちゃんは、無事に戻ってよかったですね…話は、違うけど。映画としては、落ちも大したことなかったけど、アメリカ人以外の人には、アメリカは、こういう国だなどと、思わせてしまう映画でしたね。 5点(2003-06-01 14:36:05) |