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プロフィール
コメント数 210
性別 男性
ホームページ http://mixi.jp/show_friend.pl?id=8512182
年齢 49歳
自己紹介 映画は娯楽である。笑ったり泣いたり学んだり、空想という鑑賞時間を過ごす「芸術作品」である。実際に映画づくりを体験していない人間に、映画批評が出来るとは思えない。プロの批評家でもなく映画を作った経験も無いのだから、作品のシナリオや背景など、基本設定に理屈っぽくケチをつけるようなナンセンスな行為はなるべく止めにしたい。映画好きのハシクレとして、作家が作った作品を、素直に楽しみ、感動できる姿勢を何よりも大事にしたいと思う。

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1.  ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 《ネタバレ》 
第一作目以来、あえて原作は読まずにずっと鑑賞しているが、初作以来の面白さだったと思う。前作までの話をさすがに忘れかけていたが、それでもテンポ良く進む筋書きは大変に分かりやく、物語の流れを見失うことなく最後まで楽しむ事ができた。‥‥‥ゲイリー・オールドマンには、やはり「レオン」や「エアフォース・ワン」のような冷徹な悪役が似合う。悪役をやらせたら右に出る者の居ない彼が善玉とは、どうしても違和感が感じられたが、特筆すべきはアンブリッジ先生演じるイメルダ・スタウントンの演技力。‥‥‥「ヴェラ・ドレイク」では良心的で可哀相な老婆を心細く演じていたが、今回は図々しく豪快でピンクで、どこまでも嫌みなオバハンであった。最初は前に観た作品のイメージが残っていたのだが、物語が進むに連れて本気で憎たらしくなってきてしまう。今回の物語の中に大きなエッセンスを加えるこの役柄に、彼女のキャスティングはこの上なく正解に思えた。(ヴォデルモートの存在を知る前に呆気なく連れ去られちゃったけど)
[映画館(字幕)] 7点(2007-07-24 00:49:55)
2.  パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 《ネタバレ》 
愛すべきキャラクター、あの愛すべき海賊ジャック・スパロウが帰ってきた、ただそれだけで満足できた映画。ブラッカイマーの壮大なテーマに乗って、画面を所狭しと暴れ回る海賊たちは迫力があった。特に終盤のデイヴィ・ジョーンズを筆頭にした渦巻きの中の大海戦は、手に汗握る迫力と楽しさ。これをスクリーンで観るだけでも映画館に足を運ぶ価値があるというモノだ。‥‥‥惜しむらくは、お金をかけたことが裏目に出てしまっている気がする。シンプルな故にこの上ない痛快さを楽しめた第一作と違い、中盤の騙し騙されの人間関係は全くもって混乱する。折角の勢いのある冒険活劇に、余分な化かし合いが水を差す結果になってしまっている気がするのが残念だった。‥‥‥エンディングのドンデン返し、まさか主役の二人があんな結末になるとは夢にも思わなんだ。それでもファンタジーの王道は、決まってハッピーエンドであって、ほんの少しの未練が残らなければならない。十年にただ一度、それでもいいじゃないか。第一作の始まりの時と同じように、デイヴィはブラックパール号を奪って大海へ乗り出し、またそれを追ってジャックも、女達にビンタを喰らいながら、永久の生命を求めて海へと旅立って行く。‥‥‥この作品はおそらく、次回作も作られるだろう。そしてその時、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウとその仲間達が健在ならば、私もきっと映画館へ足を運ぶだろう。世界中の多くの人々がまた、彼が帰ってくることを待ち望んでいるだろう。十分に楽しめて、また帰ってくる「彼」に期待を抱かせる映画だった。
[映画館(字幕)] 6点(2007-05-29 23:00:37)(良:1票)
3.  ハンニバル・ライジング
バットマンと同様、主人公のブランドによって製作された、今はやりの「ビギニング」。「羊たちの沈黙」のレクター博士の狂気を描くには、あまりに伏線が安すぎた。観ていて単純に楽しめるエンターテインメント復讐劇となっているが、レクター博士得意の頭脳プレイがほとんど観られなかったのは、期待はずれだった。‥‥‥あの名作「羊たちの沈黙」から産まれたレクター博士というキャラクター、その発端となった彼の内面の葛藤が描かれず、外面的なトラウマから抜け出してていないのが残念。だから、作品としては十分楽しめたし面白いけれど、単純な復讐劇以上のものではなくなってしまっている。ガラス張りの独房の中から見つめていた、天才殺人鬼の狂気の背景を描くには、ちょっと荷が重すぎたか。ハンサムな主人公も、見た目ミステリアスの域を出ていない。‥‥‥第一作のブランドに期待する方が酷というもの。あれ以上の名作を続編で作り出すのは無理というものだろう。
[映画館(字幕)] 6点(2007-05-25 01:38:04)
4.  バベル
長丁場の重々しい雰囲気にも眠くなる事なく見る事ができた。銃撃を受ける夫妻が子供を置いて旅に出る理由や、他の登場人物達の背景もそれほど描かれておらず、唐突に始まって唐突に終わってしまう。奥の深いような、単純に難解なだけのような、「21グラム」を観たときのように、もやもやとした不可解さが最後まで糸を引く映画だった。‥‥‥分かり合えない人と人の悲しさをバベルに例えたということだが、描かれている人と人とのスレ違いは、理解し合えば解決するような問題ではなく、単純な悪い運命の連鎖である以上には感じられない。それとも、その悪い運命に抗うすべを持たない人間の悲しさこそが、「バベル」の言いたかったメッセージなのか。‥‥‥日本人の女子高生のあんまりアブノーマルな描き方には正直辟易した。東京の女子高生があんな売女ばかりだと思われても困る。彼女が孤独に悩む少女というより、単なる尻軽な女にしか見えなかったのは、私自身が愛情を持って育てられた証拠であるのかも知れない。
[映画館(字幕)] 6点(2007-05-25 01:25:53)
5.  パフューム/ある人殺しの物語
延々と主人公の心情を読み上げるナレーションにはちょっと中だるみしなくもないが、全体としてはよくまとまり、上映時間の長さを感じさせない。主人公ジャン=バティスト演じるベン・ウィショーのギスギスとした演技はなかなかのものだったと思う。……映画にすることの出来る視覚でも聴覚でもなく、嗅覚をいかに表現しているかと期待したが、その部分に関してはちょっと期待はずれ。冒頭のグロい映像や花畑だけでなく、もう少し新しい表現をしているかと思ったのだが。全体としてはドキュメンタリータッチな物語だけで、個人的には「香り」というテーマには今一歩及んでいないように思う。……香りの追求と道徳の狭間で苦悩した主人公と、その結果の人殺しの選択、という筋書きを思い描いていたが、最初からいきなり人殺しに走り、我が目的の材料のためだけに躊躇なくエゴをむき出すバティストには、さっぱり共感できなかった。それでも映像のクオリティには見応えがあったし、まず満足。オリバー・ツイストにもあったけれど、昔のヨーロッパって、あんなに不潔で汚かったのかな。
[映画館(字幕)] 7点(2007-03-12 01:34:29)
6.  パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 《ネタバレ》 
この映画の公開前に、とある映画を見に行った予告編で、「Captain Jack is back!」の文字がスクリーンに浮かんだ時、思わずガッツポーズをした。あのジャック・スパロウが帰ってくる!自由と浪漫の男、奴が帰ってくる!そんな期待に胸を躍らせるほど、あの1作目のキャラクターは強烈この上なかった。この2作目の冒頭、棺の蓋をピストルでぶち抜いて彼が姿を現したときも、やっぱりわくわくしてしまった。……自由を愛し、期待を裏切るお調子者だが、誇りを失わない、そんな愛すべきキャラクターの彼が、いくらタコの化け物に襲われたからって仲間を見捨てるのはどうかと思ったが、やっぱり今回も随分笑わせてもらったし、あからさまに「次回へ続く!」的な不完全燃焼も、ラストの「なんでお前が生きてんだ!」的な無理ヤリも、愛すべきスパロウ船長に免じて許すとしよう。今回も同じ音楽が使われているのはとても嬉しかったし、きっと3作目の予告をスクリーンで見ても、あのテーマ音楽と共に颯爽と戻ってくる「彼」に胸を高鳴らせることができるだろう。不完全燃焼に終わった本作の分まで、でっかり盛り上がりを期待している。だから、「頼みますよ!スパロウ船長!」。
[映画館(字幕)] 7点(2006-08-14 22:18:58)
7.  ハムナプトラ/失われた砂漠の都
この映画やインディ・ジョーンズを見る度に、考古学者って、地道だけどなんてロマンのある仕事だろうと考えてしまう。好奇心から騒動を巻き起こすトラブルメーカーのレイチェル・ワイズの可愛らしいが、それで犠牲になった方々が大変お気の毒。どんなに撃たれても当たらない無頼漢のヒーローのタフネスにびっくり。スカラベに食われるあんな最後なんて絶対にゴメンである。この映画をビデオで観て、面白かったからこれなら、と2を映画館へ観にいって、CGに閉口しながらも大変楽しめた。1も2もお腹いっぱいのエンターテインメントだ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-03-06 00:02:20)
8.  バグズ・ライフ
いろんな登場人物がそれぞれの持ち味を活かすあたり、日本昔話の「さるかに合戦」を観ているような感覚。それぞれの昆虫ならではのネタが随所に見られて、大人が観るにも十分楽しい。しかしそれよりも好感が持てるのは、観ている人間の年代層を完全に子どもに設定し、その期待を裏切らないように細部にわたって心配りがされていること。「ぐるぐる」さんの言っているように、悪役サイドであったハズのバッタのボスの弟分が、最後にはサーカスの一員になっていたり、ラストのNG集などはその象徴だろう。悪役とはいえ、子どもにとってはバッタ君の最後はショッキングかもしれないが、あのNG集を観ると「なーんだ、お芝居の世界だったんだ」と、安心して心地よいエンディングを迎えられてしまう。
[地上波(吹替)] 7点(2006-01-19 20:09:55)(良:1票)
9.  ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 
おいおい仮にも教育機関で、しかもその教育の一環で生徒を殺してどうするんだよ、と、余りにデンジャラズな学校に野暮なツッコミを入れてみたり。回を重ねるごとに学校の危険度が増している気がするのは私だけだろうか?原作は未読なため、特に悪役の絡みがよく分からず、前作を観直してから行くべきだったとちょっと後悔した。今までに増して大迫力の演出には満足!他のふたつの学校は男女共学じゃないんだね。
[映画館(字幕)] 6点(2005-11-25 13:11:02)
10.  バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 
ハリウッドのアクションとしては、素直に質が高いと思える良い作品だ。なぜあんなにお金持ちなのか、肉親がいないのか、コウモリのコスプレなどする必要があるのか、秘密兵器をどうやって開発しているのかetc、それら謎の背景に恵まれている主人公だからこそ、その始まりを描く価値がある。案外、「007ビギンズ」なんて作ると面白いのかもしれない。特にバットマンシリーズを大好きでもない私でも、他の作品はこれよりも面白いのだろうか?と思わせるだけのクオリティがある。特にコウモリを幼年期のトラウマ、心の底に焼き付いた克服すべき恐怖のシンボルと描いてあるのは説得性がある。個人ではなく象徴となるもので悪に恐怖のイメージを与えるという話の流れも無理がなく、思わず膝をたたいて納得、なるほど!。唯一残念なのはゲイリー・オールドマン、やはり彼は冷徹な悪役でいて欲しかった。真面目な警官、と見せかけて実は悪の黒幕、という展開を期待していたのだが‥‥‥。
[映画館(字幕)] 7点(2005-06-20 23:57:41)(良:1票)
11.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 
今までにも増して映像美は素晴らしく、今回は声優陣の活躍がめざましい。主役の木村拓哉も思った以上にハマッていたし、特に主役ソフィー演じる倍賞千恵子さんの声はこれ以上ない適役に思えた。少女の時、老婆の時、声をわざとらしく作ることなく、ごく自然に演じてのける演技(?)力には脱帽した。個々のキャラクターも魅力的で、素晴らしい物語になるのに十分な素質は備えているのに、惜しむらくは筋書きが粗すぎたように思う。子供向けなのか大人向けなのか、どちらにも通用するものを作ろうとした結果、中途半端なメロドラマになってしまっている印象を受けた。ソフィーがハウルを愛するようになる過程、ハウルが過酷な宿命を負うことになった由来、戦争を憎み王家に仕えることを頑に拒否する理由、それら全ての伏線が充分に描ききれておらず、折角のドラマも説得力を持たない。イラク戦争真っただ中のせいか、反戦的な要素も大変強いが、主人公たちと戦争との絡み、集結があのように単純では、折角のメッセージも拍子抜けだ。「愛」をテーマに描きたかった映画ならば、半端に戦争という要素を絡めなくても、あの魅力的なキャラクター達で十分であったと思う。案山子のカブが何の脈絡もなくとなりの国の王子とは、余りに都合の良い唐突な展開に開いた口が塞がらなかった。願わくば3時間くらいの長編になっても良いから、丁寧に描かれた伏線と、もっともっとドラマチックな展開と劇的な結末が欲しかった。ただ、万人受けする映画という点から観ると、実に無難に作られている良い映画だ。物語の随所に散りばめられた「笑い」の要素、上映中客席のそこかしこから起こった笑い声がそれを証明している。大人から子供まで、全ての人に受け入れられるように作ったからこそ光るものを欠いてしまった、宮崎氏の作品の中でも最も惜しまれる作品であると思う。
[映画館(字幕)] 4点(2004-11-23 02:16:24)
12.  ハムナプトラ2/黄金のピラミッド
ちょっと安いCG効果に走り過ぎる感は否めなかったが、前作よりも良い意味でスケールアップしていたので、心から楽しめた。こんなB級っぽさなら大歓迎、アクションあり、(既婚者だけど)ロマンスあり、何でも欲張ってしまったお腹一杯の映画で安心して楽しめる。愛する人の為なら化け物だって倒せる主人公、元はお嬢様のハズなのにサイを両手に奮戦するヒロイン、ちょっとマヌケだけど憎めないお兄さん。何より出てくる女性陣の美貌には大満足である。それにしても、イムホテップの見捨てられたあの最後。イヴリンの愛があれで引き立つとは言え、あまりにもかわいそすぎだ‥‥‥。
6点(2004-10-20 01:08:04)
13.  バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 
私はゲームをやったこともない人間だが、第1作目よりは断然良い。見る側を怖がらる手法や、前作よりも凝ったシナリオもレベルアップしている。単純に頭カラッポにして楽しむ映画、この分だと3作目も観てみようかと思った。カスリ傷でも確実に死に至るウイルスなのに、やたら肌の露出が多い服装で、平気でゾンビと肉弾戦を繰り広げるヒロイン達のアクションには脱帽。一番最後には超能力まで身に付けて、主人公はどこまで強くなるのだろうか。
4点(2004-09-20 00:45:56)
14.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 《ネタバレ》 
私は原作を読んでいないので、純粋に映画だけで物語を堪能できた。さすがに主役の3人は大きくなりすぎ、一体小学校なんだかハイスクールなんだか分からない。それでもファンタジックな物語は楽しめる内容に仕上がっている。希代の悪役ゲイリー・オールドマンが結果良い人だったのにはちょっと拍子抜けした。どうせ良い人になるのなら、もっと出番を増やして思いきり悪人として演出して裏切ってほしかった。原作はこのまま読まずに続編を楽しむつもりではいるが、読み手の各々が想像する小説ではともかく魔法の世界を舞台に映画として創るにはちょっと飽き気味になりそうだ。続編で良い方向に物語が裏切ってくれることを期待している。
5点(2004-07-27 00:24:57)
15.  パッション(2004)
まず一言、監督が何を言いたかったのか分からない。この映画はキリストの悲惨な殉職を描いたドキュメンタリー映画なのか?監督ギブソン自身は敬虔なクリスチャンだということだが、ならば彼が何を目的にこの映画を創り、映画に表現したかったのが何だったのか。タイトルのとおり全ての人を救済しようとしたキリストの受難を描きたかったのなら、単に凄惨な肉体的苦痛を被った部分をリアルに描いただけの底の浅い映画に見えてならない。聖書をちょっと読みかじった程度のクリスチャンではない私が言う資格はないのかもしれないが、聖人たるキリストを描きたいのならば、その死に様だけにスポットを当てるべきなのだろうか?キリストの受難とは、キリストが全ての人を救わんと一身に罪を負い十字架にかけられたというその意味とは、その凄惨な死に様だけに象徴されるような底の浅いものではないように思う。下のレビューにもある通り、世界中の多くの人々の聖人とされる人物をこのように描く必要がどこにあったのか理解できない。
3点(2004-05-03 01:47:16)(良:1票)
16.  パール・ハーバー
アメリカ万歳、我こそ正義、戦争こそがアイデンティティーの歴史の浅い国が描いたあらゆる面で徹底的に歪曲された史実、日本人として悔しく不快極まりないな点が数々ある・・のだが、映画と言う芸術を観る時に偏見になってはいけないからとりあえずそれは「おいといて」。ドキュメンタリーでもないし必ずしも歴史を忠実に描く必要はない、そんな考えで歴史描写を度外視しても、とてもいい作品とは思えない。描きたかったのは、戦争の悲惨なのか、なんだか分からない尻軽な恋愛模様なのか?個人的にはとても前者とは思えず、男女の関係を描くために真珠湾に尾ひれを付けた程度の作品に観えてシラけてしまった。この作品のスポンサーに中国がついていたというのは本当だろうか?自国を絶対的な世界の基準と決めつけ、自国の利益のためには自分より遥かに古い歴史ある国の文化すら認めない。そんな視点が見えるようで恐ろしくも思えた。「セブン・イヤーズ~」などで中国の政府はアメリカに猛抗議をしましたが、日本政府もそんな姿勢があってもよさそうなものである。・・・やっぱりこの映画はどうしても単純に映画として楽しめない、いつも偏った視点で観てしまう・・・・。
0点(2003-11-14 01:25:02)(良:1票)
17.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
これぞディズニー・エンターテインメント、頭カラッポにして存分に楽しめる映画。何と言ってもジョニー・デップの演技、 ちょっとヒネててキレてて、それでいてダンディでクールなカッコイイ奇人、ジャック・スパロウ。まさに彼のために用意された役柄といっても過言ではない。あれだけのキャラをリアルに自分の中に作り上げるというのは本当にスゴイ。物語の冒頭、海から颯爽と登場するその姿にはシビレた。ストーリーも分かりやすく、音楽も大海原を駆ける自由な海賊を連想させて、映像と良くマッチしている。自由の象徴・海賊を舞台に笑いあり、スリルあり。まるでひとつのテーマパークにお金を払って入ったように、童心にかえって心から楽しめる映画だった。 
8点(2003-11-08 00:50:31)
010.48%
120.95%
241.90%
362.86%
4209.52%
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