1. パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉
《ネタバレ》 ウーン…見てるだけで胸クソ悪くなるあのオンナ(エリザベス)が出てないってだけでもアタシ的には前作より全然いい!んだけど、面白いかって言われると…ねえ? やっぱ映画はちゃんとしたストーリーとか背景設定がないと…キャラの濃さだけで突っ走ろうったってアンタそりゃ無理よ!ってことで。 …ラストの洞窟って前に金貨返しに行ったトコとは別よね? 既視感ハンパなかったんだけど。 …娘の命と引き換えに自分だけ助かろうとする黒髭…ホント最っ低!! 人としてどうかと思うわ。 …宣教師フィリップは結局どうなったのかしら? 人魚シレーナに海の底深く連れて行かれて…まさか貪り喰われたわけじゃないわよね?? 人魚の媚薬かなんかで助かって、いつまでも2人で幸せに暮らしましたとさ、ってなことだといいんだけど…。 エンドロールの最後は次回作を予感させるペネロペじゃなくて、フィリップとシレーナのその後を見せてほしかったわー。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-12-11 14:49:55) |
2. パットン大戦車軍団
《ネタバレ》 この映画はパットンという軍人の面白さに尽きるわね。 豪胆でカリスマ性があって、でも欠点も人間臭さもタップリっていう。 兵士殴打事件で好感度は一旦ずいぶん下がっちゃうけど、再び戦地に戻ると兵士たちにはやっぱり人気だし、彼の有言実行っぷりは確かに敵兵ドイツからも一目置かれるだけはあるわよね。 ただ…三度のメシより戦争が好き!!みたいなこういう人は、いくら人間的魅力に溢れてても結局大迷惑なんだけどさ。 …なんかわかんないけど惹かれちゃう!みたいなこういうタイプの人って実は演じるのがほんとに難しいと思うんだけど、その点ジョージ・C・スコットは完璧! 戦争モノが苦手なアタシにとっちゃ無駄に長くて残酷な戦場のシーンとか、コマ切れでよくわかんないエピソードとかも、彼の真に迫った演技のおかげであんまり気にならなかったもの。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-23 14:44:23) |
3. 初体験/リッジモント・ハイ
《ネタバレ》 アタシは高校までアメリカだったもんで、なんだかとっても懐かしかったわー。 もちろんアタシの高校生活はここまでハチャメチャじゃなかったけど、アメリカ史の授業も生物の授業もとってたし、朝からマリファナ吸ってラリってる男子もホントにいたわよ。 ってことで案外リアリティを追求した作品っていうか。 ところで…ニコラス・ケイジなんか出てた?? アタシは全然わかんなかったわ…。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-28 13:55:09) |
4. ハーヴェイ
《ネタバレ》 ほのぼのしてていいわねー。 中年のオッチャンが目に見えない巨大なウサギを紹介してきたら間違いなく気味が悪いし、アタシもヴィータのように精神病院に相談に行くかもしれないけど、ちょっと待って!! ハーヴェイが見えるってことはある意味「選ばれし者」ってことなんじゃ…。 だってエルウッドは終始悩みゼロで幸せそうだし、院長先生も見えるようになった途端にいい人になっちゃったし。 タクシー運転手の話じゃないけど、この世知辛い世の中イライラしながら正気でいるよりも、ハーヴェイとお友達になったほうがハッピーな人生を送れるかもね。 「ハーヴェイが見える=気が触れる / ボケる」なんて思って見るといろいろ考えさせられたりもするけど…この映画の場合、あんまり深く考えずほのぼのした気持ちで見るのが正解でしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-15 15:36:15) |
5. バットマン ビギンズ
《ネタバレ》 まあ良かったんじゃないかしら。 シューマッカー監督で一気にダサくなったバットマンシリーズが、ノーラン監督で見事に復活って感じね。 アタシ的にはバットマン誕生秘話みたいなプロローグ的なストーリーは若干説明臭く感じなくもなかったけど。 完全無欠なヒーローの過去とか秘密を辻褄合わせするのって、アメコミ映画としては禁じ手な気がするのよね。 ありえない話でもイイ!理屈抜きでオモシロイ!!って思わせてほしいっていうか。 クリスチャン・ベールは良かったと思うわよ。 歴代バットマンの中でも断トツ「役者」って感じで。 アルフレッドは…マイケル・ケインが悪いわけじゃないんだけど、前のマイケル・ガフがブルースを呼ぶときの「Master Bruce」っていう優しい声(マイケル・ケインは「Master Wayne」って呼ぶの)が大好きだったアタシとしては…なんか残念だったわ。 ケイティ・ホームズも悪くはなかったんだけど、歴代ヒロインに比べると圧倒的に華がないのがこれまた残念ね。 あと渡辺謙がメイン黒幕かと思ってたら出番はあれだけなのね。 まあ冷静に考えたらリーアム・ニーソンが渡辺謙の手下役なんてありえないか。 そのリーアム・ニーソンはいい人そうなお顔立ちが邪魔してか、凄みのある悪役って感じではなかったし。 でも…相変わらず渋くて粋なモーガン・フリーマンとか、なんか憎々しいルトガー・ハウアーとか、珍しく控え目な演技だったゲイリー・オールドマンとか、脇を固める役者が悉く名優ぞろいで、ドラマとしての新たなバットマンの魅力が見れたのは収穫だったんじゃないかしら。 アタシとしてはもうちょっとエンタテインメント性もほしいとこなんだけどね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-29 17:29:20) |
6. バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲
《ネタバレ》 キャストも豪華だし制作費もタップリかけてるのに、なんなのかしら!?このテレビ映画並みのチャチさは…。 ジョージ・クルーニーのバットマンはアタシ的にはナシだわ。 マスクかぶったときの口元がなんか汚いのよね。 今回も声が渋くてセクシーだったヴァル・キルマーで良かったのになー。 Mr.フリーズはシュワちゃんが「悪役やってもいいけど、根はいいヤツにしてね」ってゴネたのかってくらい中途半端だし、キャットウーマンを意識してるっぽいユマ・サーマンは見事な空回りっぷりでミシェル・ファイファーに完敗よ。 バットガール役のコなんて素人かってほど演技ベタだし、顔もなんか歪んでない?? 大体イギリスからはるばるやって来たって設定なのになんでアメリカ英語なのよ!? ホント今回のバットマンは…とるトコないわね。 前作もイマイチだったし、これはシューマッカー監督のセンスの問題なのかしら? 次からのノーラン監督に期待してみましょ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-01-27 16:52:23)(笑:2票) |
7. バットマン・フォーエヴァー
《ネタバレ》 これは…ジム・キャリーのワンマンショーね。 彼が好きな人にとってはいいんでしょうけど、アタシは…あまりにジム・キャリー色が強すぎて若干食傷気味よ。 新生バットマンのヴァル・キルマーは、アタシは良かったと思うわ。 耳元であの渋い声で囁かれたらイチコロよ。 アタシ的にはお顔もマイケル・キートンより好きだし。 ニコール・キッドマンはちょっと残念だったかしら。 ビックリするほどキレイなんだけど、なんか影が薄いのよね…。 ブロンド美女ってのが一作目のキム・ベイシンガーとかぶってるし。 クリス・オドネル演じるロビンもそれなりにかわいかったんだけど、ラストなんてどう見ても足手纏いにしかなってないわよね?? ちゃんとトレーニングしてから相棒デビューしなさいよっ!!ってちょっとイライラしちゃったわ。 ホホ。 …なにげにドリュー・バリモアが出てたりもするし、とっても豪華な映画なんだけど…ジム・キャリーのせいでアタシ的にはどうもイマイチな仕上がりだわ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-24 14:55:34)(笑:2票) |
8. 花嫁の父
《ネタバレ》 ひとり振り回されるパパの姿がなんともカワイイ映画だったわ。 大昔の映画だけど娘を嫁がせる父親はきっと今も昔も変わらないんでしょうね。 披露宴に誰を招待するとか、どの程度の料理を出すとか、嫁入り道具はどうするとか、差し迫った現実に忙しく立ち回ってる間は気も紛れるし、それなりに意見の食い違いもあったりして淋しさを実感する暇もないけど、いざ教会で娘の手を婿に譲ると「もうウチの娘じゃなくなるんだな…」ってしみじみ感じちゃうんでしょうね。 パーティー中もバタバタしちゃって結局娘と言葉を交わせずってのも妙にリアルだし、宴の後のパパの脱力っぷりったら…ホント気の毒になっちゃったわ。 でもケイは偉いわよねー、ちゃんとパパのこと気遣って電話してくるんだから。 あれでだいぶパパは救われたわよー。 …まあエリザベス・テイラーみたいなキレイなお嬢さんだったら、どのみち嫁がせるのはツライでしょうけど。 ホホ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-20 14:41:23) |
9. バットマン リターンズ
《ネタバレ》 この映画はなんといっても妖艶ミシェル・ファイファー演ずるキャットウーマンでしょー。 あのセクシーな声でつぶやく気怠い「ミャオ」は反則よ、反則。 レザースーツに包まれたしなやかなボディにアンニュイな甘い声、もはや色気のバケモノよね。 バットマンとの禁断の恋もとってもスリリングだけどこの上なく切なくって…この映画はキャットウーマンが主役と言っても過言じゃないわ。 もちろん滑稽だけど悲哀に満ちたペンギン男もすごい存在感だったのよ。 悪役なのになんかちょっと気の毒になっちゃったし。 …脇役二人が素晴らしかっただけに、本来主役であるはずのバットマンの影の薄さがとっても残念よね。 やっぱりマイケル・キートンが地味すぎるのよ…。 役者が変わった次作以降は少しは良くなってるのかしら?? [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-19 14:54:40)(良:1票) |
10. バットマン(1989)
《ネタバレ》 いくらマスクで顔隠しててもあの法令線じゃすぐにバレるでしょーとか、バットモービルはどんだけ撃たれてもビクともしないのにバットウィングはヘンテコな鉄砲で一発撃たれただけで墜落しちゃうのねーとかいろいろとツッコミつつも、これぞまさにアメコミワールドって感じでアタシは十分楽しんだわよ。 ジャック・ニコルソンの怪演は言わずもがなだけど、アタシ的にはキム・ベイシンガーの圧倒的な美しさも今作の見どころかしら。 輝くブロンド! 透き通るような白い肌! セクシーなポッテリ唇! カワイイ声! ホント見事な金髪美女よねー。 惜しむらくは地味すぎるマイケル・キートン…もっとバットマンに相応しい人いなかったのかしら?? まあシャイで堅物な感じはよく出てたからいいっちゃいいんだけどさ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-09 19:44:13)(笑:1票) |
11. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
《ネタバレ》 先に言っとくわね、ファンの皆さんゴメンナサイ。 でも…これはビックリするほど面白くなかったわ。 前作でエリザベスに底知れぬ嫌悪感を抱いてしまったアタシは、今作でターナーの立ち位置もよくわからなくなり…唯一オチャメで掴みどころの無いジャック・スパロウだけが救いだったはずなのに今回の彼はなんだか影が薄いから…一体誰を頼りにこんな映画楽しめってのよ!?ってなもんで。 ってか自分の目的のためなら仲間を裏切りまくるエリザベスとかターナーを美化しちゃっていいわけ?? エリザベスが船上で演説ブチかますとこなんか、アタシがあそこにいたらコッソリ撃ってたわね。 お前が偉そうに言うなー!って。 ホホ。 …こんなに見るのが苦痛だった映画も久しぶりだわ。 [DVD(字幕)] 4点(2011-11-23 15:26:27) |
12. パリで一緒に
《ネタバレ》 なんか…ノミネート作品を片っ端からパロディして作った2011年のアカデミー賞オープニングみたいな映画ね。 トニー・カーティスの三枚目っぷりもカワイイし、マレーネ・ディートリッヒやメル・ファーラーがちょこっと登場したり、フランク・シナトラの歌声が聞けたりでお得感満載! いろんな映画からの小ネタもクスって感じで楽しいし、全然ダメってわけでもないんだけど、一本の映画として成立するかって話になると…正直微妙よね。 ジバンシィを華やかに着こなすオードリーの可憐さと、ウィリアム・ホールデンのお茶目親父っぷりをもってしても…この映画はちょっとキツかったかなー。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-22 17:04:00) |
13. バス停留所
《ネタバレ》 とびっきりセクシーだけどちょっぴりおバカでコケティッシュ!っていう役柄ばっかりだったマリリン・モンローが演技派に転身しようと頑張ってた頃の映画なのね。 基本的なキャラクターは変わってないけど、ちゃんと女優してるマリリンを見るのははじめてだったんで、最初はちょっと戸惑っちゃったわよ。 頭カラッポな金髪美女をやらせたらピカイチなマリリンはそれだけで唯一無二の存在なはずなのに、彼女自身は演技派女優になるためにもがいてたなんてなんだか皮肉ね。 アタシはこの映画のマリリンも悪くないと思うけど、世間のイメージはやっぱり前者だろうしねえ。 映画自体は全体的にお気楽っていうか微笑ましくって、これでもかってくらいのハッピーエンドにはアタシもなんだか幸せな気分になっちゃったわ。 ボー役の俳優さんは終始ジム・キャリーにしか見えなかったけど。 ホホ。 ところで、ヴァージはあの後どうしたのかしらね? ボーに触発されてあの女主人を口説きにかかるのかしら??なーんて。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-10-21 22:56:54)(良:1票) |
14. パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
《ネタバレ》 アラ、皆さん辛口なのね。 アタシはそんなに悪いとは思わなかったわよ。 序盤の人喰い族から逃げるクダリなんて結構笑ったし。 でも今回もムダに長かった感は否めないわねー。 ハムスター状態のジャックとウィルとノリントンの三人が突っつき合うシーンなんて、1/3くらいの時間で良かったんじゃないかしら。 そして! なんなのー、あのオンナ!? 色仕掛けでジャックを犠牲にした割にラストでは涙流したりして…あの娘、そんなキャラだった?? 単純なアタシは一気にエリザベスが嫌いになっちゃったわよ。 ホホ。 …そんなに面白いってわけでもないんだけど、シリーズものだから一応次も見とこうかしらってウッカリ思っちゃうのがツライとこよね。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-10 21:14:32) |
15. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
《ネタバレ》 見たわよ、遅ればせながら。 お子様からお年寄りまで誰もが安心して見れるディズニーらしい映画ってとこかしら。 ストーリーに深みはまったくない割にけっこう長いんで、正直アタシは途中でもうお腹一杯!って感じだったけど…まあジョニー・デップのクセのある演技と存在感で乗り切ったって感じね。 まんま「カリブの海賊」みたいなシーンもあって、なんだかまたディズニーランド行きたくなっちゃったわー。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-15 21:30:01) |
16. 裸で御免なさい
《ネタバレ》 ブリジット・バルドーが最強にカワイイ!!! とにかくこの映画はそれに尽きるわね。 内容は大したことないハチャメチャラブコメディかもしれないけど、そんなことどうでもいいってくらいブリジット・バルドーがカワイイのー。 この時代のセクシー女優って、現代で言うとちょっとポッチャリなマリリン・モンローみたいなのが多いけど、その点ブリジット・バルドーは現代でも満点! 足なんかメチャクチャ長くてキレイだし、ボインちゃんだし、ウエストなんてチョー細いし! 驚異的なスタイルの良さにコケティッシュな童顔、ほんっとたまんないわ。 さすが一時代を築いた伝説の女優よねー。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-20 15:49:46) |
17. バーレスク
《ネタバレ》 これは…クリスティーナ・アギレラとシェール姐さんの歌はとっても素晴らしかったんだけど、ストーリーがねえ…。 田舎から出てすぐにショークラブでの働き口を見つけて、ちょっとしたハプニングからあれよあれよという間に大スター! クラブの女主人からも可愛がられ、他の女の子たちからもすぐに一目置かれるようになって、大金持ちと友達系っていうまったく違ったタイプのいい男2人に言い寄られて、クラブが抱えてた資金繰りの問題もちょっとした思いつきで鮮やかに解決!ってねえ…。 いまどき少女マンガでもさすがにボツでしょ…。 とか言いながらアタシも「待って!幕をあげて!」ってテスが言うとこは鳥肌ゾワワワーで、あとから何度も見直しちゃったんだけどさ(←安いオンナ)。 ところで、不動産王マーカス役の人ってレオナルド・ディカプリオにそっくりじゃない?? 出てくるたびに「(レオに)似てるー」って言っちゃってたんだけど、アタシ。 [DVD(字幕)] 6点(2011-05-28 17:16:59)(良:1票) |
18. パリの恋人
《ネタバレ》 とにかくオードリーがめちゃくちゃステキ!! この映画はそれに尽きるわね。 あんな奇妙なダンス踊ってても魅力的ってある意味スゴイことよー。 ホホ。 ジバンシーの衣裳も品がよくてウットリって感じだし。 でも…ストーリーはけっこう駆け足かしら。 たかが一回キスされたくらいで、共感主義がどうこう言ってた堅物女が、あんな一気に心開いちゃうもんかしらね?? フレッド・アステアは魅力的ではあるけど、一目惚れしちゃうような人でもないし…。 まあでもオードリーの驚異的なかわいさだけで十分ね。 アタシもルーブル美術館のサモトラケのニケ前の大階段を、赤いドレスでウォーキングしたいわー。 [DVD(字幕)] 8点(2008-11-18 11:20:18) |
19. ハウルの動く城
《ネタバレ》 とにかく映像の素晴らしさに圧倒されたわー。 景色とか建物とか乗り物なんかの描写に関しては、宮崎駿ってやっぱり群を抜いたすごさがあると思うわ。 サブキャラたちもそれぞれ個性的でかわいいし、毎度のことながら独創的なアイデアには脱帽よね。 ただ…まとまりがないっていうか主題が安定してないっていうか…。 それぞれの断片が素晴らしいだけにホント残念。 アイデアが次から次へと溢れ出すせいで収拾がつかなくなるのかしら?? 個人的には美輪サマ演じる魔女が階段を上るとこがかなりツボよ。 美しかった美輪サマがあんなに醜くなっちゃうなんて! イヤ、美輪サマ本人はお美しいままのはずなんだけどさ、なーんか見てはいけないものを見てるようでドキドキしちゃったわ。ホホ。 声優キムタクには正直まったく期待してなかったんだけど、ってかどっちかっていうと不安だったんだけど、思ってたよりは全然自然でよかったわ。 神木くんのマルクルもかわいかったし。 …見終わったあとに残るものが美輪サマの醜態だけってのもどうかとは思うけど、やっぱり宮崎駿にしか創造できない世界観はスゴイので…7点かしらねー。 [地上波(邦画)] 7点(2008-06-29 21:06:14) |
20. はだしのゲン(1976)
…見ててつらかったわ。 たった60年くらい前の日本ではこんなことが実際に起きてたってのが…ほんといたたまれないわね。 日本中が天皇陛下万歳!鬼畜米兵を殺せ!とわきあがっていた中で、戦争の残酷さや理不尽さを家族に教えるお父さんは確かにとっても立派なんだけど、それよりもすばらしいのはやっぱりそんな夫を心から尊敬し支えるお母さんよね。 演じる左幸子がまたすばらしくって…彼女の迫真の演技にアタシは何度も泣かされたわ。 …本当に悲しい過去ではあるんだけど、戦争世代がどんどん亡くなってる今、こういう形で後世に残す(=風化させない)ってのはとっても大事なことよね。 [地上波(字幕)] 6点(2006-05-21 05:32:01) |