1. ハリウッド的殺人事件
アメリカにはハワイにしか行ったことが無いが、「ハリウッド」に何を思うかと考えると、豪華・傲慢・ごちゃごちゃ…である。この作品で、やっぱり「ごちゃごちゃ」なのね~と思ったのだが、物語が進むにつれて、殺人事件に絡む「ごちゃごちゃ」が一本の線につながることよりも&登場人物の私生活がごちゃごちゃなことよりも、画像の背景・セットまでがごちゃごちゃであることが、気になって気になって…セットが不細工なおかげで、ハリソンの影が薄くなったような気がしたくらいだ。あ、ハリソン自身の影が薄くなったのか? ジョッシュ・ハートネットは、若手の中では期待しているのだが、この役では、女性関係がごちゃごちゃしている割に、強烈な個性が無い。そういう役柄だったと言えばそれまでだが、ハリソンともども、ぼんやりした存在にしてしまっていいのか!?笑わせたかったらしい場面では笑えないしよぉ~。1+1が2以上の威力を発揮する作品もある中、この作品は、主役二人を、お互いを相殺しちゃってる。ハリソンもジョッシュも、どちらかと言えば優等生的俳優だと思う。だから、不良じみた相手を合わせた方が…とも想像してみたが、特にハリソンの場合、その優等生ぶりで、相方を潰すかも…結局、ハリソンをキャスティングしたのが蟻の一穴か。 2点(2004-09-23 09:36:47) |
2. パーフェクト・ワールド
突っ込みどころ満載のような気がしていたのに、静かな感動に浸ったままラストを迎えることができた。人は、時代に流されていく。米国映画には、時代の価値観に流されていく人たちを描く作品が多い。もしくは、その価値観を拒絶する人たちの作品が。または、その時代独自の、個人の生き様を美化するような作品。しかし、この作品は、時代が移り変わっていく狭間に生きる人たちを描いていると思う。時代や価値観や自我に左右されることの無い、あるがままに生きている人たちの姿だ。この世に生まれ、そして、消えていく…変えられぬ宿命の中でのぬくもりを、静かに語りかけてくれる作品だ。 9点(2004-06-10 14:46:24) |
3. バッドボーイズ2バッド
《ネタバレ》 黒人刑事の二人組みの主役に対して、KKKだかラテン系だかを、何の臆面もなくぶつけるって…もう、それだけで「うす~い」感が充満。 こんな銃撃シーンってすごいでしょ! こんな追跡シーンもすごいでしょ! って見せつけながら、合間合間では ここが笑えるでしょ!! …みたいな…「みたいな」なんて言ってる自分も恥ずかしいけどさ。主役二人と上司の刑事と悪役の4人が、好きなように演じた方が面白かったんじゃないの~と言いたい。監督の自己満映画としか思えない。 4点(2004-05-03 19:02:23) |
4. ハイ・フィデリティ
映画の台詞は例え翻訳したものでも逐一理解したい私としては、音楽ネタがなんともきつかった。恋愛モノという観点でみても、作り手側の表面しかわからなかった印象は拭えない。この映画に出てきたアーティストをいちいち調べる気にもなれん。そんな根性は私にゃー無い。 4点(2004-01-19 09:56:13) |
5. 薔薇の素顔
全体的にチグハグな印象。中でも、オチが最大のズレを醸し出している。 3点(2004-01-02 18:27:56) |
6. バンディッツ(2001)
ビリー・ボブとケイト・ブランシェットが、一気に好きになりました♪ストーリーも小気味良かったし…唯一、ブルース・ウィリスの頭髪が…何とかならなかったのかな~(笑) 8点(2004-01-02 01:06:43) |
7. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ジョニデの渋い演技を見られるのかな、と思ったら大間違い。でも、あのオカマっぽい身振りがなんともハマッてしまいました。大人も子供も楽しめるって感じですかね。 8点(2003-12-24 17:38:56) |
8. パーフェクト ストーム
実話の映画化って、改めて、難しいのね~と思った。それ以外に特筆すべきことは無い作品。 3点(2003-12-24 11:47:08) |
9. ハイ・クライムズ
フリーマンとジャドの組み合わせに期待していたんだけど、作品自体はあまり面白くなかったです。軍事法廷のシーンも…「あーそうなんだー」とは思ったけど、ジャドの焦りや怒りに共感できなかった。ジム・カヴィーゼルにとっては、演技の幅を披露する機会になったかも。 4点(2003-12-23 21:31:51) |
10. パニック・ルーム
映像が暗くて観難くて、かなり苛々した。ちょっとした光を探すのに集中してしまって、何がどうパニックルームなのか分からずじまい。この映画にライトが当たる事は無いと確信した。 3点(2003-12-23 21:16:12)(良:1票) |
11. パトリオット
「ニキータ」では渋い中年男を演じてくれたチェッキリー・カリョのダブダブ感…キツぅ~。子沢山で妻に先立たれ、戦争で子を奪われ、亡き妻の妹に愛され…ぬるい。戦闘シーンも当時を再現したのだろうが、かったるい。笑える。「おもちゃのマーチ」が流れそう。 4点(2003-12-23 20:59:20) |
12. ハンニバル(2001)
どうしようもなくてジュリアン・ムーアだったのだろうが、抑え切れない『単なる』色気が非常に邪魔。あれだけの特殊メイクなら、G・オールドマンでなくても良かったろうに。原作のメイスンの残虐性を表現するためにはオールドマンの名前が必要だったのかな。 …兄貴がレイ・リオッタにそっくりなので、不愉快さが倍増したのかもしれないが。 4点(2003-12-21 19:08:44) |
13. バグダッド・カフェ
倦怠を感じつつも引き込まれている自分。不思議な感覚でした。あの色合いも視覚的に訴える効果を持っていたような気がします。外見的にも生活風景を見ても、決して魅力的でない人々が、どんどん愛しくなっていく・・・「素敵だな」と言わざるを得ないです。 8点(2003-12-20 20:05:28) |