1. パラノイドパーク
《ネタバレ》 殺す気のなかった殺人、そして遠いところで起きている戦争。表の世界が日々の社会生活だとしたら、それは裏の闇の世界。何日かすれば忘れてしまい、きっと無かったことのようになる。そんな裏の世界に対するリアリティの欠如を表すように、少年の世界は無気力で空虚でふわふわとしている。でも、こんなリアリティの無さが、現代のリアリティなのかもしれない。と、思うとなんか不思議な怖さを感じる。映像の雰囲気、音楽の乗せ方は最高にかっこいい。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-09 17:49:02) |
2. パルプ・フィクション
タランティーノの映画を観る=タランティーノのお遊びにつきあう ・・・あんまりつきあいたくない方だが、これは脚本が相当いいのだろうか、たまたまやっていたりするとついつい観てしまう。初めて観たころはコミック的で斬新だとは思ったけど、アメリカってそうとう病んでるのね、と思ったのも事実。タイトルが良い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-11-17 16:31:00) |
3. バッファロー'66
自己愛強め、ちょっとマニアック、ちょっとひきこもり、繊細で、気弱で、そんな自分が許せない。う~ん「わかるよ~わかるよ~」って、恥ずかしながらギャロと同い年のせいか悲しいほどよ~くわかる気がする(女だけど)。そしてそんなダメ男がいとおしい私は、たぶん男運が悪い。こんな「気分」を海外の人が描いていることにびっくりしたけれど、この人のセンスあってこそ成立しているんだろうなと思う。クリスティーナ・リッチがボーリング場で踊るシーンが、子豚ちゃんみたいなのにとってもキュート! 8点(2004-06-23 21:00:52) |
4. BARに灯ともる頃
マッシモ・トロイージとマルチェロ。地味~な映画なのに、なにげにしぶい幻の共演です。親子には見えないけど。これは私事ですが、子供のころから家族と食事したりする団欒の時間にふっと感じたなにかせつない気持ち、これは何だろうとずーっと思っていたのだけど、いつか自分が別の世界を持ち、別の家庭を持っていく寂しさと期待の入り交じった感情だったのかな、と思いました。そんな言葉に言い表わしにくい微妙な気持ちを異国の人が描いているようで、静かに感動したのでした。 7点(2004-03-10 17:13:57) |
5. ハンニバル(2001)
気持ちわるさを上回るような「品」も「美意識」も感じられず。 2点(2004-01-21 15:38:36) |
6. ハイヒール(1991)
全体としては印象が薄かったけれど、女性が歌う曲(ファドっぽい感じ)とシーンが良かったのでプラス1点。 6点(2004-01-09 20:43:07) |
7. 橋の上の娘
官能的。フランスの女性って、こういうごつごつっとした農夫っぽい男のひと好きですよね。ワタシも大人になったのか最近うなづけるようになりました。 9点(2003-12-27 19:00:00) |