1. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
脚本の面白さももちろんだが、ストーリーテリング、構成が上手い。SFとしても破綻せずしっかりと成立してるし見事。こんな優れた題材なら、同じプロットで何本でも傑作人生ドラマを生み出せそうなもんだが続編があんなことになってしまったことは残念 [DVD(字幕)] 9点(2012-09-04 19:07:27) |
2. パラノーマル・アクティビティ
で? [DVD(字幕)] 4点(2012-04-12 15:33:59) |
3. ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える
スマッシュヒットしたコメディの続編はラジー賞モノが多いので全く期待してなかったが、前作と同じ(B級コメディには一風変わった)スタイルを貫いたのが良かった。個人的には予想外に前作よりも楽しめた。ともあれB級コメディ(前作のヒットでもはやB級とも言いがたいが)の1つのフォーマットを確立したことを評価して前作+1。唯一動物の下りはいらない気がするが… [DVD(字幕)] 7点(2012-03-29 11:08:20) |
4. 張り込み(1987)
近々見ない暴走しすぎずウィットに富んだユーモアとラブロマンスとしてもサスペンスとしても通用するしっかりとしたストーリーに支えられたサスペンスコメディ。微妙にクロスさせていくジョークが見もの。90年代までは映画は映画であるという気概があり、こんな作品でもB級臭は漂わせず各シークエンスをしっかり「作品」として作ってありこういうタイプの良作が多い。Are you kidding me!? [DVD(字幕)] 8点(2012-03-28 23:41:07) |
5. ハッピー・ゴー・ラッキー
ブリジットジョーンズの日記やフローズンタイムに続き、英国系のヒューマンコメディはどうも合わないと実感してしまった作品。シュールでナンセンスで主題も共感するとかいう以前によくわからない。とりあえずイギリスには住みたくないな・・・ [DVD(字幕)] 3点(2012-03-24 02:31:41) |
6. ハッピーフライト(2008)
ANAの完全協力による社会見学もといお仕事の裏側密着映画。CAだったり管制官だったり個々の職業にスポットを当てたドラマというものはこれまでも多くあったが、ここまで裏方も含め航空業界の仕事をまとめ上げたものは無かっただろう。それもただの企業宣伝に終わらず、コメディタッチで小気味よくも、航空業界らしく緊張感を保ちつつ進む。唯一、ANAの協力の手前壮大なパニック映画にするわけにもいかず、アクシデントがもの足りない部分はあるが、それでもそういうことに極めてナーバスな業界であることを考えればがんばった方か。興味深く単純に面白い優れたエンターテイメントだ。 [DVD(邦画)] 8点(2012-03-10 04:22:04)(良:1票) |
7. 花とアリス〈劇場版〉
女子高生2人組のたわいも無い日常を装飾無く描いていく方向性自体は非常に面白く、冒頭の電車のシーンなどは期待感を持って楽しく見ることができたのだが、そこから「たわいもない」日常のはずがあまりにも浮世離れしたストーリー展開に。目指すところはアメリだったのだろうか。「え?えっ?ええーーーー!?」「いいの?それでいいの!?」とただただ引きつり笑いで唖然とさせられた。ある意味存在価値のある作品だが個人的には笑えない。 [DVD(邦画)] 4点(2011-12-16 08:52:27) |
8. 阪急電車 片道15分の奇跡
鉄道会社による宅地開発の先駆けであり、確固たる「沿線文化」を確立している阪急電鉄の沿線ノスタルジーを上手く利用した小説の映画化だが、何より大事な車内や駅の風景、車窓などの描写があまりにも足りない。主役は阪急電車ではなく中谷美紀の、ただ阪急電車が出てくるだけのヒューマンドラマに成り下がっている。そりゃ想像力に自分の記憶までリンクする小説の奥行きにはかなわないにしても、そういう阪急の「空気」は大事に描いてほしかったな。そもそも小説から1組のエピソードが抜け落ちてるのもいただけない。原作が良いので悪くはないが、中途半端 [DVD(邦画)] 6点(2011-11-18 07:10:04) |
9. バイオハザードIV アフターライフ
《ネタバレ》 1と2が結構楽しめる娯楽作品だったことがもはや忘却の彼方。冒頭からマトリックス全開の10年遅れの演出、それも2のほうが出来は良かっただろう。途中からはウェントワース・ミラーが登場し刑務所から脱出を目指すというもはやコメディとしか思えない展開に。もはやゾンビなキャラが出てくるだけでターミネーターとマトリックスを足しただけのような映画。もうバイオハザードじゃなくていいだろ、タイトルResident Evil Reloaded: Prison Break Dayとかにしろよ [DVD(字幕)] 4点(2011-10-03 02:05:22) |
10. パブリック・エネミーズ
ALIも退屈な映画だったが、この監督は伝記モノの盛り上げ方がヘタクソすぎるだろう。結局何が書きたいのか。デリンジャーの逃亡劇も深くないし、FBIの追跡劇もウワベだけ、ビリーともあの程度で本当に心が通っているのか分からないおざなりな描写。何でこんな出来損ないのボニー&クライドになってしまうかねえ・・・多少史実から逸れてもエンターテイメントに昇華すればオー・ブラザーにもなったし、社会性を書けば狼たちの午後にもなる題材なのに。マジメすぎるからなのかなんなのかハジけない。役者を飼い殺すならドキュメンタリーでも作ってたほうがいいんじゃないの。デパルマやスコセッシ辺りが撮ったら凄い傑作になってたんだろうな・・・ [DVD(字幕)] 4点(2011-05-27 17:40:12)(良:1票) |
11. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
全米No.1ヒット・・・のはずだが邦題を見ればわかるように制作費の80%タイソンへのギャラやろ!!っていうB級コメディ。なのにシーザーズパレスでロケやってたりアメリカ意味わからん。内容はハズレではないが当たりでもない「B級コメディにしては安定している」コメディ。B級コメディはこうやって作れという点ではヒットも様々な受賞も不思議ではないのかもしれない。しかしう~む、日本人とアメリカ人の笑いのツボの差がよくわかる [DVD(字幕)] 6点(2011-05-27 08:33:30) |
12. 博士の愛した数式
私にとって数学は天敵でありこの世で一番嫌いなものである。数学を愛する者などみな異常者だ。よってこの映画のタイトルは博士の異常な愛情がふさわしい。 [DVD(邦画)] 6点(2010-12-09 01:42:01) |
13. バーン・アフター・リーディング
話としては「知らなすぎた男」や「ザ・マジックアワー」系の軽快なクライムコメディで楽しめるが、シュールすぎて悪ふざけにも見えなくも無い。それにしても3人のアカデミー賞俳優に加え、将来アカデミー賞を受賞するであろうブラッド・ピット、ジョン・マルコビッチという豪華なキャスト。ミートザペアレンツ2もそうだったが、演技派集めておふざけするのが流行ってるのか? [DVD(字幕)] 6点(2009-12-03 20:39:38) |
14. ハート・オブ・ウーマン
女性の心の中が分かってしまうという前半部のコメディ部分は面白かったが、後半ただのラブストーリーになってしまったのが残念。似たプロットが得意なジム・キャリー映画のように(多少下品でも)コメディでグイグイ押してくれたらもっと高評価なのに [DVD(字幕)] 7点(2009-10-30 18:32:41) |
15. パッチギ!
未見映画を酷評できる監督に敬意を示し、「見たから0点」 [DVD(邦画)] 0点(2009-07-09 22:40:37)(良:1票) |
16. バイオハザードIII
前作までは悪くなかったよ。だんだんとバイオハザードというプロットを買った意味は薄れたがホラーアクション映画として面白かった。しかしいくらヒットしたからって「同じもの」を作るのは酷すぎるんじゃないか。バイオハザードの権利高かったし前作評判良かったからやっつけ仕事でもう1本作っとけってか。ハリウッドのヒット作続編主義を悪い意味で象徴してしまっている1本。 [DVD(字幕)] 4点(2009-05-11 19:24:00) |
17. 犯人に告ぐ
「話題のベストセラーの映画化」らしいが、話題のベストセラーってこんなものか。こんなどっかで見たようなよくある刑事ドラマサスペンスでいいのか。こんなテレビドラマの延長でいいのか。名探偵コナンやデスノートなんかのほうがよっぽど面白い。つくづく漫画ってのは馬鹿にできないもんだなと思う。 [地上波(邦画)] 6点(2008-11-17 22:40:02) |
18. バックドラフト
パニックアクションの先駆けであるポセイドンアドベンチャー、水と火という全く相反する題材だがそれと同類の出来のよさ。数々の映画が狙って失敗していった二匹目の鰌を見事に釣り上げ、そしてそれだけに終わらないよく出来たサスペンスの伏線とサイドストーリー。名作ではないが映画の教科書のような傑作である。デニーロいいね~ [DVD(字幕)] 8点(2007-07-23 11:04:40) |
19. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ONE PIECEは面白い、じゃあ他に海賊モノが見たくても何かあるのか、何も無い。文献すらさほど充実はしていない。話を作ろうとすればいくらでも壮大に出来る海賊モノは、まずどのような海賊団か、目的は何か、敵は何かなどストーリーテリングだけで1本終わってしまいそうなほど難しいだろう。盛り込みすぎて逆に陳腐になってしまったり、単純すぎてクライマックスが無かったり。ONE PIECEのような連載漫画ならともかく、映画として纏めるには苦労がいっただろう。何と言ってもジャック・スパロー(ジョニー・デップ)という強烈な個性を背景にストーリー単位ではなく個人単位で話が進めたのがよかった。それにディズニーの潔いエンターテイメントに専念した味付け。ディズニーと海賊といえば「宝島」という珍作のイメージしかなかったが、さすがに同じ徹は踏まない、素晴らしい内容に仕上がっている。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-19 12:20:00) |
20. 波止場(1954)
権力を崩すためには司法取引も良しとし、証人保護プログラムなどというものが整備されているギャング社会アメリカを象徴するかのように1人反発する人間を英雄的に描いている。傘の下の集団秩序と団結が最重要視され、牛肉偽装を内部告発した冷蔵会社が倒産に追い込まれた事件に象徴されるように、告発者は英雄ではなく裏切り者と捉えられる日本社会とは相容れないため、日本人にはいかにも臭いヒーロー映画と映ってしまう。ギャング映画や社会派映画が好きな自分にとっては良い出来の映画であったと思うが、単なる英雄映画に終わってる辺り、まだアメリカン・ニューシネマの時代へは遠い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-19 18:14:25) |