1. パンズ・ラビリンス
基本的に退屈な作品だったが、所々に顔を出すきらりと光る映像が強く目を引いた。ラストも秀逸。ただし映像技術とラストがなければ、宣伝ほどの幻想感やワクワク感は大いに期待を裏切られていたと思う。もっともっとファンタジーに突出していても良かったかなと思う。ファンタジー色には期待し過ぎない方がよい。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-23 22:51:00) |
2. バロン
悪くはないけど何かが馴染まない、変なんだけどどこか目を引く、そんな作品。映像自体はとても味のあるものだと思う。やはり話がチグハグな感が否めない。とはいえ何か見てしまう。古さの中に不思議な良さを感じた作品だった。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-23 22:44:32) |
3. 花田少年史 幽霊と秘密のトンネル
駄作。原作の魅力が見事なまでにぶち壊し。あの素晴らしい原作『花田少年史』をどういじるとこうなってしまうのか?というよりも、なぜあそこまで変える必要があったのか疑問でならない。原作の中からそのまま抜き出すだけ傑作を約束された素材を、よくもここまでくだらない作品にできたなと、ある意味脱帽。花田少年史フリークとしては、観賞後しばし呆然としてしまった。花田少年史という部分をタイトルから抜いてほしい。 [DVD(邦画)] 3点(2007-08-11 11:20:04) |
4. ハウルの動く城
映像はすごく綺麗。でもそれだけ。その映像も、もののけあたりから培った技術の使い回し感が強く目新しさはない。話作りはどんどんひどくなっている。何が言いたいのか、何を見せたいのかまったく意味不明。ジブリ作品の中でもかなりの失敗作。絵の技術だけでこの先いつまでもつだろう。疑問である。 [DVD(吹替)] 3点(2006-06-22 02:05:32) |
5. ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
ありきたりではあるがけしてひどくはない。豪華なキャストも、作品のクオリティを助けている。ダコタの演技もさすが。苦しい点は多々あるものの、へんに期待せずに見ればそれなりに観れると思う。ホラーやサスペンスがジャンル的に好きなのであれば普通に楽しめる。キャスト等考えれば観てもいいと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-06 22:52:13) |
6. 初恋のきた道
ストーリーやキャラ云々よりも、この映画全体を貫いている空気感がとても気持ちのいい作品。いろいろギャップを感じる場面もあるがそれを補う心地よさがあった。映像、音楽に随所でノスタルジーが感じられ、妙にリラックスさせられる。この心地よさがこの映画の最大の魅力ではないだろうか。 [ビデオ(吹替)] 8点(2006-06-05 20:54:45) |