1. パリところどころ
どの作品も短編として非常によくまとまっている。15分前後の作品郡で取り上げる題材の規模がちょうどいい。やっぱりヌーヴェルヴァーグの作品はなんといっても男女の描き方が素晴らしいと個人的には思っているのだけど、6編の男女のやりとりもすごくよかった。「北駅」の手持ちでの長回しも、人物が場所を変える場面でわざと暗い場所を通らせ、観客を退屈させない工夫があったように思う。 [DVD(字幕)] 8点(2008-01-11 02:07:55) |
2. パーマネント・バケーション
雰囲気はすごく自主映画っぽいから、自主映画だってことはわかるんだけど、卒業製作でこの完成度って、やっぱすごいです。 [DVD(字幕)] 5点(2007-05-08 05:55:54) |
3. パンチドランク・ラブ
シュールでファンキー。好き。 [地上波(字幕)] 7点(2007-02-11 04:55:54) |
4. 裸のランチ
なんとも言いがたい [DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 20:46:37) |
5. バルカン超特急(1938)
序盤のコメディタッチな感じとラストがまさにヒッチコック味って感じで見ててニヤニヤしちゃいます。ほんとに脚本がいいなぁ。勉強になります。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-20 22:01:29) |
6. 幕末太陽傳
《ネタバレ》 こういう雰囲気の邦画は見たことがなかった。最初から最後まで、テンポとパワーに圧倒されて、全く時間を忘れてしまった。鼻緒が切れた瞬間に、誰もが佐平次になにか災難が起こると思うはず。自分もその一人で、息を呑んで見つめていた。(コメディをこんなに緊張して見ていいのかと自問自答しながら)それでも最後あっさり逃げて、完璧に川島監督にやられたと思いました。監督が望むラストも見てみたかったけど、それでもこの映画の価値は変わらないと思います。裕次郎に関しても、彼は時代が求めたスターだったわけだし、どうこう言えません。こういういい邦画に出会うと、日本人でよかったと心から思います。 [DVD(字幕)] 10点(2006-03-07 04:10:23) |
7. 晩菊
違う場所で開かれてる晩酌が3人の元芸者の今がはっきりとわかるし、観てる側もどちらが幸せかっていうのを明確になる。三味線を弾いているのにバックで流れるピアノとか、モンローウォークで笑いあう2人とか、すごく好きです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-02-21 14:54:36) |
8. バッファロー'66
《ネタバレ》 人それぞれなんでね、嫌いな人もいるだろうけど、僕は楽しめましたよ。撮り方が目新しかったってのもあるけど、ビリーの情けなさ加減が憎めなかったです。拉致ってるから犯罪者なんだけどさ。音楽もよかったしハッピーエンドでよかったです。 [DVD(字幕)] 8点(2006-01-31 21:59:25) |
9. ハムレット(2000)
原作読んでるからなぁ。くだらないとしか言い様がないっす。舞台が現代ならやっぱ台詞も変えなきゃぁ。オフィーリアもキレイじゃないし。これを見てシェイクスピアを敬遠する人が出ないのを祈るばかりです。見るのにはかなり覚悟がいります。まだまだ人生長いと気づいたので0から1にします。 [ビデオ(字幕)] 1点(2006-01-31 20:28:23) |
10. 裸足で散歩
なんだかわいらしい映画。こういうの嫌いじゃないんだなぁ。たしか姉ちゃんと一緒に見てたんだけど、やっぱり兄弟だなぁとおもった。(関係ないけど) [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-31 20:16:17) |
11. バリー・リンドン
溜息ものの美しさ。正直いって長かった。ラスト数分が一番おもしろかった。最後の言葉がまさにキューブリック。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-28 23:22:03) |
12. 麦秋(1951)
東京物語続いて二本目に見た小津作品です。東京物語のときも思ったんですけど、いくら町は復興しても、人の中に残った戦争の傷跡は消えないのだなぁと感じました。それから、私たちはまだましな方だというセリフ、このセリフによって表される家族の崩壊の必然性とそれを達観し受け入れる奥ゆかしさのようなもの感じました。 紀子の結婚について家族が反対しますけど、そこに、生涯独身を通したという小津監督の、老夫婦の持つ絆のようなものを美しく描きながらも、家柄や世間体のにとらわれる結婚というものに対する見方が表されていたんじゃないかと思います。最後祝福されているようで、良かったです。あの状況じゃ反対する方が当たり前ですから。家族と離れて暮らして3年になりますけど、家族と一緒に暮らしたいと思わされます。 それにしても、いつの時代も偉い人は下ネタ言うんですね。ねぇ~。笑 もっと大人になったら違う見方ができそうなので、また見たいです。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-04 05:59:32) |
13. 8 1/2
初めて見たフェリーニ作品です。決してつまらなくはなかったけど、自分の中に伝わってくるものがまったく言葉では表現できなくて、もどかしいです。映像の魔術師と呼ばれる所以はわかりました。正直言ってはっきり理解できませんでした。けど作品として素晴らしいのは理解できます。後で見返したいし、他の作品も見てみたいです。まだ点数つけられないので、5点にします。映像表現はもちろん10点です。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-02 21:58:39) |
14. バトル・ロワイアルⅡ 【鎮魂歌】レクイエム
欣二がだめなの?健太がだめなの?どっちもか。トラーーーーーイ!!は今でも友達とたまに思い出して笑っちまいます。 [DVD(字幕)] 2点(2005-11-25 00:52:07) |
15. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 ずっと見たいと思っていてやっと見れたこの1本!期待以上のおもしろさでした。キューブリックがまともじゃない人間描いたら誰も太刀打ちできませんね。ピーター・セラーズ最高ですね。一気にファンになっちゃいました。 描かれている内容っていうのは、実際こんなことになってたらホントしゃれになんないって話なんだけど、ブラックユーモアで見る人の注意をうまく散らしてるっていうか、核の恐怖っていう観点だけに捉われさせないっていうか。そのあたりがやっぱりうまいところなんだと思います。オチがわかればタイトル最高!ってなりますね。戦闘機が飛んでるシーンは少々しょぼかったですが・・・w ところどころ笑わせてもらって、ラスト、博士が立ち上がったシーンは、同時に脳内で「クララが立った!!」って映像が流れたんですけど、僕だけですかね?笑。みなさん仰るように「また会いましょう」もいいですね。核爆弾に文字書いてあるのを見て、広島に落とされた核爆弾にも「little boy」って名前がついてたって聞いたことがあるのを思い出しました。キューブリックはそのへん意識したのかどうなのか。元ネタが定かじゃないんでなんとも言えませんが。 [DVD(字幕)] 10点(2005-11-22 15:21:40)(笑:1票) (良:1票) |
16. パッション(2004)
面白いか面白くないかでいったら判断できない映画なのかなぁって思います。だからって低い点数つけられるかと言ったら、僕にはできません。映画はやっぱりエンターテイメイトだからより多くの人が楽しめるものをつくるべきなのでしょう。でも、はっきり言ってこの映画は万人にうけるものではないと思います。(実際、僕の友達はこんな映画なら観なきゃよかったと言っていました。)この映画における暴力の描写はあまりにも残酷です。目を覆いたくなるようなシーンも多いです。それでも、全編を通じて見る者に何かを強烈に訴えかけてきます。それが何なのか正直わかりません。自分達と違う少数を迫害する人間の残酷さか、金のために人を売る人間の醜さ、そんな簡単なことではないと思います。無宗教者の僕にはわからない主題なのかもしれません。それでも、ものすごく沈んだ気持ちにさせられながら、いろんなことを考えずにはいられない。できることなら、暴力の嫌悪感だけに目を向けずにこの映画を観てほしいと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2005-11-17 21:48:54) |