1. パーフェクト・ワールド
《ネタバレ》 手紙を取り出そうとしたのを銃と勘違いして撃ち殺すなんて何100年前の演出だ? 安易なハッピーエンディングと同じで、主人公を殺して手っ取り早く映画を終わらすのも最低なエンディング。 ケヴィン・コスナーも好演。子役の子も最高。ラストの演出が最低。 蹴りをいれたぐらいじゃ納得出来ない。いい映画だっただけに残念。でもいい映画。 [地上波(吹替)] 8点(2013-11-23 23:32:21) |
2. 博奕打ち 総長賭博
任侠映画である。任侠映画、ヤクザ映画に詳しい訳ではないが、 これは任侠映画であってそれ以上でもそれ以下でもないでしょう。 男の意地の張り合い。兄弟分や親分子分との思惑のすれ違いにより 多くのヤクザが死んでいく。 だがあくまで任侠映画のフォーマットの中で送る出来事であり、 そこには取り立てて哀しさや悲壮感はない。 鶴田浩二がウルトラマンのように電車から飛んだのは驚いたが、 それ以外は退屈を感じるほど想定内の物語でした。 この映画の神話化に疑問を感じつつこの得点です。 [DVD(邦画)] 5点(2009-12-05 23:29:51)(良:1票) |
3. 張り込み(1987)
よく出来たラブコメディ。 適度なアクションと恋愛とお笑い。 週末恋人や家族と肩を張らずにお気軽に楽しく見れる素晴らしい映画です。 だってこういう狙いでどれほどつまらない映画を今まで見させられてみたでしょう。 楽しませてくれるならこれぐらいちゃんとして欲しいものです。 芸術性、メッセージ性が強い作品ではありませんがよく出来た娯楽映画。 それだけで結構! [DVD(字幕)] 7点(2009-02-22 22:31:13) |
4. 灰とダイヤモンド
《ネタバレ》 この映画を始めて見た時の衝撃は相当なものでした。 それはこの映画をメッセージ色の強い政治的な映画として見なかったかもしれません。 私にとってこの映画はどきどきはらはらのサスペンスであり、 恋愛映画であり、もしかしたら青春映画かもしれません。 主人公のマチェックやクリスティーナも抜群に魅力的で、 この2人が出演してなければこれほど感情移入はしなかったでしょう。 どのシーンも飽きることがなく私にとっては最高の娯楽作品です。 そして映画の終盤、「マチェックはどうなるんだ??」とハラハラしながら見ていた 私が見たのはあの鮮烈なラストシーンでした。呻き、すすり泣きながらゴミにまみれて死んでいくマチェックを見てしばし呆然でした。映画では本当に沢山の人がどんどん死んで行きますが、これほど感情が揺さぶられるシーンは、ゴッドファーザーのソニーの射殺シーンぐらいでしょうか?私の生涯ベスト3に入る映画です。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-11-01 17:55:11) |
5. 幕末残酷物語
《ネタバレ》 20年以上前にテレビで見て強烈な印象を受けた映画。 DVDで見直しました。加藤泰という監督さんもよく知らないし、 この映画の知名度も高くありませんがやはり傑作です。 最初から最後まで中だるみ無し。 江波とさととのラブシーンは名シーンだと思います。 正直大川橋蔵はあまりインパクトはないが、 河原崎長一郎の沖田総司、 西村晃の土方歳三ははまっている。 なにより藤純子が可憐!! ラストシーンの悲哀は鮮烈です。 ぜひ多くの人に見て欲しい作品です。 [ビデオ(邦画)] 10点(2008-05-18 16:15:09) |
6. ハンニバル・ライジング
ハンニバルシリーズは今まで全て原作を読み、それから映画を見てきましたが、 真に傑作は「羊たちの沈黙」だけでした(次点はレッドドラゴン)。 このシリーズも4作目のハンニバル・ライジングでついにアクションムービーになってしまったようです。 原作はそれなりに読み応えがあったのですが、ハンニバルの成長の過程でかかせない重要な場面がばっさり切られています。 今回脚本は原作者のトマス・ハリスが書いたようですが、要は敵がピストルで何百発玉を撃とうが主人公には絶対当たらない、というアクションヒーロー物映画と変わりません。 トマス・ハリスには今後、ハンニバル以外の小説を書いてほしいと思うし、定番化したベストセラー小説の映画化はもう十分でしょう。 [映画館(邦画)] 3点(2007-05-24 16:04:29) |