1. 花咲ける騎士道(1952)
『隠し砦の三悪人』にも相通ずる興奮を覚えた。極めて痛快で品の良い活劇。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-02-11 20:19:09) |
2. 挽歌(1957)
越路吹雪の主題歌から始まり、霧の街並みも幻想的で美しく撮られている。久我美子の迫真ぶりに惹かれ、相対する森雅之、高峰三枝子も好演。みんながそれぞれ愛し、傷つける過程が繊細に描いた秀作。 [ビデオ(邦画)] 8点(2007-09-22 17:22:07) |
3. 初恋のきた道
《ネタバレ》 「さぁ、これからどうなる」と盛り上がった途端に終幕する呆気なさ。割合にすれば《チャン・ツィイーの魅力=66%》《情景の美しさ=33%》《ストーリー=1%》という程に内容は薄く、ほとんどチャン・ツィイーの可愛さだけで支えられている。まぁ、それでも爽やかで結構ですけどね。それにしても若い頃の旦那は、何となく地球人に化けた宇宙人に見えてしまう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-08-13 16:05:49) |
4. パール・ハーバー
駄作界の大横綱。誤った歴史観以前の問題で、ストーリーの稚拙さに唖然。冒頭の視力検査から虫酸が走るが、以降延々と間抜けな恋愛劇を繰り出し、過剰な音楽も耳障りで仕方がない。無為な三時間を過ごした徒労感だけが重くのし掛かること必至である。 [ビデオ(吹替)] 1点(2007-06-10 19:50:38) |
5. パリ空港の人々
《ネタバレ》 洋画のマイベスト10に入る作品。様々な事情で入国拒否され、空港に長逗留されている人々を描くという着眼点もさながら、臨場感、可笑しさ、そして言うに言われぬ郷愁…、特に、大晦日の夜の美しさと切なさは夢心地の極致である。何度も観たが、そのたびに好きになってゆく大傑作。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-01-19 19:05:54) |
6. ハッピー・アクシデント
実に新鮮なコメディ。最後の最後まで展開が読みにくくて楽しい。マリサ・トメイのハイテンションな芝居も素晴らしい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-13 19:56:36) |
7. PARTY7
狙いすぎでクドい。『鮫肌』より数段レベルが落ちました。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-01-03 19:10:50) |
8. 晩菊
元芸者たちが辿ってきた様々な歴史がありありと浮かんでくる芝居に感嘆。鼻毛を抜く望月優子は可笑しかった。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-12-31 22:17:08) |
9. 白昼堂々
野村芳太郎監督の隠れた大傑作。倍賞千恵子の美貌も特筆もの。この万引き映画、ハリウッドリメイクするなら主演はウィノナ・ライダーだな。 [ビデオ(邦画)] 9点(2006-12-25 20:15:43) |
10. 拝啓天皇陛下様
極めて純粋な男の軍隊生活と戦後の人生を、笑いとペーソスを交えて描いた一大風刺劇。野村芳太郎監督の最高傑作に思います。戦争映画はやたら悲惨さをアピールするものよりも、こういう重喜劇的作品の方がより痛切です。 [映画館(邦画)] 10点(2006-12-25 19:55:30)(良:1票) |