1. 春との旅
《ネタバレ》 演技派俳優の演技が堪能できる作品。特に仲代達也はしつこいロングカットも耐えれる納得の演技でさすがに素晴らしかった。ストーリーは祖父の引き取り手を探すと言うかなりシビアな内容だが、孫と各地を回るロードムービー的な要素もあってなかなか楽しめた。ラストは正直救いが欲しい所だが、家族というものの難しさや、身内としてどこまでの愛情を注げるかなど考えさせられるところも多い映画だった。特に暗い店内でそばをすするシーンは印象的。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-10-29 23:40:17) |
2. ハンコック
《ネタバレ》 ちょっと迷惑なスーパーヒーローって発想は面白いと思う。確かにこんなに堕落した酒びたりヒーローは見たこと無い(笑)。ただ、ほぼギャグ的な流れになりがちで楽しめなくはないけど少しヒーローアクション映画としてのお約束を忘れてる気がします。おそらくほとんどの人は強力な悪が出てきて死闘を繰り広げるのを想像してたと思うし、痴話喧嘩で嵐を巻き起こすのを見せられてもね>< 笑い要素はそこそこ楽しめた、特にエンドロールの間で犯人が言った「ウルヴァリンもどき」にはウケた でも、とてもじゃないけどこんな内容じゃグッドジョブは上げられないね [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-15 12:02:33) |
3. ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
《ネタバレ》 とにかくこの映画の脚本は使い古された内容ばかりで面白みがない。天才子役のダコタとあの天下のデニーロが共演したとしてもこの脚本では良さを殺すようなもの。特に早い段階でチャーリーの正体に気づいてしまえば退屈でしかないだろう。個人的にデニーロはこう言う映画に出るべきじゃないと思う。 [地上波(字幕)] 4点(2008-11-24 02:48:21) |
4. パルメット
《ネタバレ》 今一つ印象に残らない映画でした。おそらくは主人公の善悪が曖昧なキャラ設定が問題でしょう。さらには主人公の妻も死体があっても動揺してなかったり、トランクを開けるのに戸惑う主人公を怪しまない警官、目の前の容疑者一人も逃がしてしまうグダグダな警察官達、現実味がなさすぎる所も原因の一つだと思います。スリリングな展開を期待して見ると間違いなくがっかりする映画でしょう。まぁ、あえて言うならあの液体の威力が一番のスリルですが(笑) [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-12 14:18:26) |
5. バベル
《ネタバレ》 全ての悲しみはあのライフルから始まったと言うが、実際そんなことは重要なことではない。事件の大小はあるものの、ここで出てくる悲しみとは映画の中のものだけでは無く、その国では日常茶飯事なことである。ではこの映画の魅力は何か?それは人種間の環境の違いや生き方の違いを描いている所だと自分は思った。耳と口が使えずのけ者にされ愛に飢えている少女。子供の死で夫婦の絆が薄れ始め旅に出たアメリカ人夫婦。不法労働者としてアメリカで働いている女。みんな初めから悩みを抱えていた人達であり、そしてライフルが齎したのは決して不幸だけでは無い。アメリカ人の夫婦は仲を取り戻し現地の人々の優しさを感じ、日本の少女は結果として父親と和解している。結局は国や文化や暮らし、不自由な体であっても、同じ人間であり同じ愛を持って生きている生物に変わりないと言うことが言いたいわけだ。もちろん違法労働者の女や銃撃事件を起こした少年は不幸になったわけだが、どこかの国で死者が出てもどこかの国では産声が聞こえるわけで、それも人間と言う生物の宿命だと言うこと。この映画は複雑な構成ながら、各地の人種の日常を淡々と描いたに過ぎない単純な映画であり、それでいて人間と言う現実を見直す機会を与えた作品だと自分は感じた。愚かなことを積み重ねていく人類だが、未来を明かるく照らすことも不可能ではないと、この映画に励まされた気もした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-02-25 23:59:10) |
6. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 まさにRPGのマルチエンディングと言う感じの映画です。主人公の選択によって人生がゲームのように変化していくわけです、ただし辿り着くのはバッドエンド、まぁそこがうまくいかないからこの映画は面白いんでしょうけど。どれだけ人生をやり直してもどこかで不幸が起こる、でも人生って実際に上手く行かないことだらけですよ、やっぱりやり直しできる人生だったら真剣に生きないだろうし(またやり直せばいいかって)、なんか結構考えさせられました。主人公も初めはどうにか良いレールに乗ることを望んでいたのだろうけど、結局はそんなことは無意味と気づいた。そして主人公の最後の決断で全てはリセットされたわけですね。最愛の人との別れこそが最大の解決方法だった、なんとも切ないラストです。アイデアが面白いのと脚本がなかなか良かったので7点と言ったところでしょうか。ところで2はどんな話になるんでしょうねー? [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-23 17:04:29) |
7. バットマン ビギンズ
《ネタバレ》 最近のバットマンは本当に面白くなっかたので期待してなかったんですが、これはなかなかの出来でした。渡辺謙はてっきりラスボスかと思ってたんですけど、あっさり死んじゃって残念でした。出演しただけでもすごいことだとは思いますけどね、チョイ役って感じでしたね(かなり海外で評価されてますね渡辺謙は、さすがです、彼は日本の宝ですよ)。それにしてもかなり豪華なキャストですねゲイリー・オールドマンにモーガン・フリーマン、リーアム・ニーソンにルトガー・ハウアー、四人とも大好きな俳優なんで大満足でした。しかもベテラン俳優の個性が違和感無くうまく融合されててなかなか良かったです。やっぱりバットマンを見るとどんな秘密兵器が出るかなと、毎回わくわくするんですが、今回のバットモービルはなかなかウケました。ジャンプするモービルってのは良いですね、今までのシャープな感じではなくてまさに戦車(攻撃モードって面倒ですね毎回姿勢変えないといけないし)。ただあのバットモービルは目立ちすぎですよね(1では反省した?)、しかも町を破壊しまくってるし。 [地上波(吹替)] 7点(2007-10-06 03:56:45) |
8. バーディ
《ネタバレ》 よく言えば見やすい映画とも言えるが、ベトナム戦争の恐怖や苦悩みたいな所をもう少し入れてもいいと思いました。あと、もともと変わりものだったバーディだけに、戦争に行ってどういう変化を受けたかと言う話がないと戦争じゃなくても成り立つ気がします(それがあったら10点でも良かった、惜しいです)。本気で空を飛ぼうとしたり、ハトを捕まえたり、しまいには飛ぶことを妄想しだしたりで、バーディは本当に変わりものですね(友達だったら少し迷惑かな?)。親友に心配をかけてしまうバーディは、それでも何か憎めない純粋な子供のようで、最後は許したくなる存在と言う感じ。アルの「彼は俺の一部だぞ」にはジーンときました。友達ってもの凄く暖かいものだなと改めて感じた。ラストはなかなかセンスがありましたね、自分は確実に死んだと思いました。バーディの「何だ?」で何かスッキリした半面、もうーっ、バーディ最後まで心配させんなよーっと言いたくなりました。 [DVD(字幕)] 8点(2007-09-09 09:54:45) |
9. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ハリーが選ばれた理由が無理やりな感じがした、学校同士の親睦が目的なのに命懸けって言うのがありえないような気がした(すべて伝統だからしょうがないのか?)。このシリーズの特徴だが、最後は何かしら実はこの人がみたいな展開が多くて、アレンジしているのは分かるがここまで多いとまたかといつも思ってしまう。色々と書いたが世界観が継続している所はいいと思うし、全く見れないわけではないので次に期待したいと思います。 [地上波(字幕)] 6点(2007-08-10 17:03:44) |