1. バトル・ロワイアル 特別編
テロリストにバスごとさらわれて、乗客同士で殺し合いをさせられて生き残った人を使い捨ての殺し屋にするという実際に起きている事件もあるので、この映画の内容も、ある意味唐突とも言い切れないものがあります。非現実的ではあるけど。 非現実的な状況下において、リアルにブラックユーモアとして昇華する俳優といえばビートたけし。性格俳優としても、すごいなぁ。 リアリティに欠ける殺し合いだったのがよかったのか悪かったのか。 真夏の世の悪夢と思えば、これもありかもしれません。 表現は悪趣味ですが、人類の持つ負の部分として、見ぬふりをして逃げることは出来ない内容でもあります。 なお、4点という低い点数は、映画としての評価です。 この映画は、映画という枠組みとはまた別のところで評価される必要があるような気がします。 [DVD(邦画)] 4点(2011-07-15 18:42:45) |
2. HANA-BI
ソナチネを見て、よかったのでこれも見てみた。 さらに洗練されてるし絵もすごい。 見せない見せ方、沈黙に語らせる映像、タケシ独特のユーモラス。 テンポもいい。 お笑い芸人の作った映画でもないし、映画監督が作る映画でもない。 タケシの映画。タケシ、というジャンルの映画。北野さんは、天才。 [DVD(邦画)] 7点(2011-07-15 17:47:53) |
3. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
《ネタバレ》 設定が近過去へのタイムマシンと言うトンデモだから、脚本がトンデモであっても当然。 その当然を当然と、ばかばかしさをばかばかしさと引き受けることができれば、 コメディ学芸会をみるつもりでみれば、それなりによくできた作品。 単純にニヤリとできるし、あちらこちらでの小さな時差ネタも効いている。 設定がありえない割には、役者さんは良くこなしてる。 脇役もみんな芸達者なんで、退屈しません。 それに、年配者には懐かしい。 そういえばそんな時代だったなあ、とか感慨にもふけれる。 レンタル店で借りようかどうしようか迷ったけど、結局テレビで拝見。 無料なら良作。100円レンタルでもいいかも。 こんな肩から力を抜いてみることのできる映画は、もっとあってもいいと思う。 特に今回は、深夜に視聴。 週末の深夜向けとしては、うってつけの作品だったと思います。 [地上波(邦画)] 6点(2010-11-07 02:16:20) |
4. HACHI/約束の犬
地味なんだけど、本当に、じわあってきます。 犬への愛情とモデルとなったハチへの尊敬の念がすごく伝わってきます。 なんというか、こういう映画をもっともっと見たいなあと思いました。 一時間半が、あっという間でした。 鑑賞後 ほっぺたが涙でべたべたになってました。 犬の表情がすばらしかった。 地味に労作。 犬好きじゃなくても感動するし、犬を飼ってる人ならもうたまらないだろうなと 思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-20 17:00:01) |
5. パコと魔法の絵本
面白かった。だが、阿部さだおのハイテンションギャグにはついていけなかった。 あと最初の方はややもたついている。 下妻物語の交通事故、嫌われ松子の笙の海への飛び込みなど、今までは早めに 映画の中に連れて行ってくれた中島監督だったが、今回はもたついていた。 原作のせいもあるんだろうけど。 あと、そのために映画館でガキがうざかった。 映画に飽きていたずらキッズになってる。 しょうがないよなあ、これ、一見児童向けのようでいて、大人向けの映画だもん。 とってもよかったんだが、映画館の環境や、阿部さだおのギャグ、イントロのもたつきを考慮加味してこの点数です。 追記:久し振りに見たら、薄っぺらさを以前より強く感じた。 ので、一点減点して7点にします。 若い人には無条件で薦めます。 意外とデートムービーとしてもいいかも。 追記:久し振りに見たら、薄っぺらさを以前より強く感じた。 ので、2点減点して5点にします。 [映画館(邦画)] 5点(2008-10-14 23:48:31) |
6. バック・トゥ・ザ・フューチャー
脚本、伏線、かっちり決まってる。 役者の演技も、演技のテンポもすばらしい。 小物へのこだわりも、いい。ダレ場が無く、イヤミもない。 まさに古典というにふさわしいすばらしい作品。 だけど、不思議と何回も見直したいとは思わない作品でもある。 なんでかな。なんとなく見て「あー面白かった」という感じの作品なんだな。 たぶん、作り方が娯楽に徹しているからかも。 それはそれで正しいんだろうけど、自分はもう少しいろいろずしんと来るほうが 好きなので、満点系には評価できなかった。申し訳ない。 [DVD(字幕)] 7点(2007-11-07 05:42:22) |