1. バルジ大作戦
《ネタバレ》 小学校時代、戦車に凝っていた時代、ワクワクして見た作品を、約40年後に改めて見たという環境です。さすがに最近の戦争映画の描き方と対比すると、ゆったりとし、勧善懲悪的で、今では粗も見え隠れ。当時規格としては勿論桁外れだったのでしょうが。(キングタイガーは確度によってはそれっぽく見えます。シャーマンはきついですが。)史実のバルジの闘いをうまく描いているのは、「PATTON」「バンド・オブ・ブラザーズ」だと思います。部分的にですが。せめて雪中での戦闘再現はしておいて欲しかった。 [DVD(字幕)] 4点(2011-02-06 22:28:01) |
2. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 随分前、吹き替えで見たんですが、その時は内容把握がイマイチだったのでしょうか。今回は吹き替えて見ました。単純に面白かった。B52の機内緊迫感とペンタゴン(?)でのまじめで間抜けな政治家と軍人の遣り取り。子供の頃、まだソ連の活きが良かったとき、友達と「馬鹿な奴が、核ミサイルのボタンを押して第三次世界大戦が起きる」なーんてことをまじめに話していました。この映画が元だったのでしょうか。非常にブラックなのですが、最近のCGだらけのパニック映画や下品なホラー映画に比べるとなんと品の良い、そしてコメディなのでしょう。 [ビデオ(吹替)] 8点(2009-11-18 21:37:19) |
3. ハンコック
《ネタバレ》 アメコミヒーローものは見てきましたが、見てて楽しい一方で、既に差別化が限界かなと感じます。「ハンコック」は味付けとして「クズな」ヒーローな上、元かみさんとの「ルール化」がなされています。前者は面白い設定でしたが、後者は消化不良。お月様への落書きは、前半の伏線の結論でしょうが、少々引いてしまいました。 [映画館(字幕)] 5点(2008-09-07 18:16:49) |
4. 犯人に告ぐ
《ネタバレ》 原作を読んでの鑑賞です。原作の良さをコンパクトに、改悪なしに収めきった内容となっていました。が、緊迫感がやや伝わらなかった。というのも、刑事、サスペンスものですが、犯人が知能犯でも、トリックを用いるでもないストーリーだけに、原作でも中心に描いていた「劇場型捜査」を取り巻く人間模様を描ききれていない感じがしました。 [映画館(邦画)] 6点(2007-12-02 15:39:28) |
5. パットン大戦車軍団
《ネタバレ》 パットンという「頑固一徹の一軍人」の栄光と挫折の物語をベストのキャスティング、脚本で素晴らしい作品に仕上がっている。ただ、昨今の戦争映画のスタンダード、たとえば「プライベートライアン」なんかに比べると時代を感じる。戦闘シーンが見所ではない作品と割り切ることが大事か。(あまりにも戦闘車両の選択が酷すぎる。なんとかならなかったか。M4ぐらいは。)その分が「-1点」。邦題も物申したいが、当時の風潮とパットンの存在やその偉大さを知らない日本人にとっては「戦車軍団」の付け足しをする必要性を感じたのか。DVDにあるパットン将軍の実像を語るおまけは、ミリタリーファンにとってはうれしいかも。 [DVD(字幕)] 9点(2007-08-14 20:59:05) |