1. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
《ネタバレ》 本当にご苦労様。これだけの大作をほぼ同一キャストで成し遂げた偉業には拍手を送らざるを得ません。確かにシリーズ中には面白くないと思ってしまうパートもありました。しかしシリーズを通し、一本の作品と考えるとこれほどの名作は少ないと思います。今回特筆すべき部分はやはりスネイプ先生の存在。パート1から常にハリーを目の敵にしていたその意味があんな儚い想いにあったとは・・・。ホグワーツでの戦闘シーンではあんな小さかった子供たちがたくましく育ち、果敢に闇の魔法使い達に立ち向う姿に感動してしまいましたね。原作を読んでないので、ところどころ良く分からない部分があったのは、「読めよ」という製作側の意図でしょうか。分かりました読みます。あと可笑しかったのはダニエルラドクリフは学生の役をしてるより、ラストの十数年後の役をしてる時のほうがしっくりきてましたねw [映画館(字幕)] 9点(2011-08-02 14:28:42)(良:2票) |
2. パピヨン(1973)
この映画のメッセージ、それは「自由への挑戦」だと思った。人は「生きる」ために生きてない。「自由」になるために生きている。どんな困難にも屈せず、友情を守り、自由を目指すパピヨンのひたむきな姿が社会に雁字搦めに囚われた僕の心に深く突き刺さる。 [映画館(字幕)] 10点(2010-09-17 01:57:04)(良:2票) |
3. バッド・ボーイズ(1983)
《ネタバレ》 若きショーン・ペンの佳作。悪が悪を誘う、そんな社会で大人になりきれない少年たちの心情がとても痛々しく感じ取れた。恋人を守れず、復讐も果たせなかったラストはハッピーエンドではないけど、決してバッドエンドではないでしょう。彼らの前にはまだまだ明るい未来があるのだと、ラストの哀愁ある音楽がそんな風に思わせてくれた気がします。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-18 18:55:11) |
4. パラノーマル・アクティビティ
《ネタバレ》 いやー、ひきつけられましたね。はじめはリア充カップルのノロ気を撮影してる忌々しい映画と思ってましたが、全然違いました。徐々に変わっていく豪邸の空気、カップルの感情。この見せ方が上手い。きっとあの二人の演技力のおかげでもあるでしょう。既に挙げてる方もいるでしょうが、夜中に彼女がベッドの前で何時間も立ち尽くしてる姿は不気味さの骨頂です。ただ問題はこの怪奇現象の原因が悪魔だという事。この悪魔という存在が日本人にどう受け入れられるか?多分キリスト教国家であるアメリカではその存在に何らかの意義があって国民に恐怖を与える事ができるんだろうけど、我々日本人にとっては映画や漫画、小説などで出てくるものであって全くリアルに感じ取れず、あまり恐怖感を抱かないんです。まぁこれは致し方無い事なんですが、恐らく日本でそれほど絶賛されない理由はそこにあると思いますね。ただそれ以外は本当に不気味で恐怖感がありました。特に上映後の暗闇の沈黙。あの演出は一本取られたって感じですね。 [映画館(字幕)] 6点(2010-02-10 14:57:45) |
5. パルプ・フィクション
特に見どころのあるシーンがあるというわけじゃなく、むしろ無駄だと思うシーンが目立つ。しかし、総合してこの映画にはなんともいえない面白さがある。時間軸の狂わせ方、無駄話の面白さ、そういうタランティーノの天性の遊び心が目立っている映画。2時間半の長丁場も一切気になりませんでしたね。 [DVD(字幕)] 7点(2009-12-18 03:35:48) |