1. パール・ハーバー
《ネタバレ》 日本人として評価が難しい映画です。 エンタメとしての映画では高い評価に値する映画ではないと思います。 アメリカ映画なので、アメリカヒーロー、日本が悪役になるのも仕方ないかと。 ですがパールハーバーのシーンは考えさせられました。 戦史で言えば、たとえばアリゾナが撃沈したといわれますが、その船に乗っていた無名の人達。 その人達が泣き叫んで亡くなっていく。戦争に希望はなく、悲しみと絶望に溢れてる。 戦争がもたらす幸せはひとつもない。 それが描かれていると思える映画です。 残念なのはエンタメに偏って、アメリカ万歳にしてしまったこと。 パールハーバーのシーンは、戦争という手段しか選択肢が無くなってしまった日米それぞれの悲しみや絶像と、 それに巻き込まれて行く人たちがしっかりと描かれていたのに。 久しぶりの視聴でしたが、パールハーバーのシーンだけなら10点。 でも、前後を再見する気がしないので、でも、パールハーバーの無名戦士に8点です。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-07-20 09:02:49)(良:1票) |
2. 運び屋
《ネタバレ》 イーストウッド映画に共通する、 孤独、贖罪、優しさ。 そのままの映画でした。 剣呑としてたマフィアも、いつの間にか慕う人柄。 お前を殺す、殺す、のマフィアにさえ向ける優しさ。 捜査官への言葉。 そのすべてが、自分への後悔の言葉。 法廷の、すべて有罪だという言葉は、 運び屋としてではなく、自分の人生への言葉。 あと、イーストウッド作品は音楽が素晴らしい。 しっとりと、じんわりと。 そんな映画でした。 [インターネット(字幕)] 9点(2020-08-07 20:10:23) |
3. バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生
《ネタバレ》 ごっちゃごちゃの、わっちゃわっちゃわちゃ。 あ、レックスルーサの坊主って、こんなん??w でも、バッドマンのガシェット感いっぱいのバトルは好き。 もう、ガシェットに萌え萌えw あと、アルフレッドはやっぱりイギリス英語がいいね。 Jアイアインズむちゃ、カッコイイ。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-03-05 23:33:37) |
4. 蝿の王
《ネタバレ》 人類が築き上げてきた文明というものが、いかに虚しいものか。 人として文明と理性を保ち続けるべきだというラルフの言葉は、欲や暴力といった本能の前には無力。 ジャックが体現した本能に、次々とラルフのもとを離れる子供たち。 文明こそが人間にとって必要なのだ、と訴えるピギーを殺したところで、この島の文明は消滅した。 無用となった理性を、ジャックたちは「自分たちの意思で完全に消し去る」ことを選ぶ。 ラストに現れた大人の「お前たちは何をしてるんだ?」と、間抜けな顔で問いかける姿は、 人間としての文明と理性がは迂回することを想像さえしていない、のんきで平和な一般的な人間。 小さな島で起きた子供たちの変化は、大きくとらえれば地球上のすべてのイデオロギーを表しているように思えてならない。 自らと異なる思想を持つものを狩ることをためらわない。それこそが戦争や紛争の本質なのだから。 [DVD(字幕)] 7点(2019-04-11 11:26:07) |
5. バルジ大作戦
《ネタバレ》 職場で会話していたら 幼いころにTVで見たのをちょっと思い出して懐かしくレビュー。 とにかくヘスラー大佐がかっこよくて、 ヘスラー大佐に、こいつらに戦いが出来るのか、と言われたときの 兵隊たちの勇壮な歌声にしびれたのを思い出しました。 それにくらべてのアメリカ軍のグダグダ具合。 歴史はともかく、映画としてはヘスラー大佐に勝利して欲しかったwww [地上波(吹替)] 6点(2019-04-01 13:42:43) |
6. パーフェクト・ワールド
《ネタバレ》 古い邦画に、逃がれの街、という映画があります 本作は、そのリメイクだと、信じて疑っておりません 盗作という意味ではないです C.イーストウッドという名監督が 逃がれの街で描かれた、世俗に汚れた大人の傲慢や 理不尽さや、虚しさと悲しさを再構成して 新たに作り上げた映画だと思ってます お化けのお面と、横並びになって 眠っているようなブッチ これでやっとパーフェクトワールドに着いたんだな、って 暴力と理不尽さの中に、せめてもの安らぎを残すのは さすがイーストウッド監督です [映画館(字幕)] 9点(2016-08-04 05:45:49) |
7. パーフェクト ストーム
《ネタバレ》 あの環境で、あの状況で 人を助けるために自ら海に身を投じることができるか 自分に問いかけても、無理だという答えしか出ない でも、それを実際に行い、命を失った人さえもいる なんてすごいんだろう、と思う アンドレアゲイル船内の物語は 生存者がいないから全て創作なのだろうが 事実に焦点を当てるなら事実を重く 創作に物語も求めるなら創作を重く どっちかに決め打ちで作品にして欲しかったなぁ 個人的には事実のパートは10点です [映画館(字幕)] 7点(2016-05-29 23:30:49) |
8. 花宵道中
《ネタバレ》 映画の評価よりも 違うことが話題になってしまった映画ですが きちんとした物語です そして邦画ならではの様式美 濡れ場うんぬんでなしに 評価されるべき映画ですねー [ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-02-15 20:15:55) |
9. パーフェクト・センス
《ネタバレ》 イギリスBBCっぽい映像だなー、というのが正直な感想です。 物語の落としどころは、早い段階で見当がついてしまい、 まんまと、そこに落とされた感じで、 意外性もドラマ性も感じられませんでした。 まぁ、独特の映像美でしょうか。 BBCって、こんな感じの映像が好きですよね~。 もしかしたらBBCが生んだ映像美の巨人、 ケン・ラッセルの世界の呪縛から抜け出せずにいるのか??? それとも、モンティ・パイソンの世界の呪縛か? なんてことを言っているワシは ケン・ラッセルもモンティパイソンも大好きなんですwわはは [DVD(字幕)] 6点(2015-08-26 21:08:21) |
10. バトルシップ(2012)
《ネタバレ》 ロマンスやら友情、傷病軍人や退役軍人のカムバック。ライバルの友情とアメリカンヒーロー。戦う女にダメ男の突発的なヒーロー行動。生態的にも技術的にも元祖スタートレック時代のようなレトロエイリアン。 エイリアンの船も武器も、およそ地球までたどり着く技術力があるとは思えないショボさ&もろさ。なんといっても駆逐艦の急速旋回で避けられる無誘導の実態弾に、ライフルで割れるガラスにトマホーク2本で轟沈する装甲の脆さはには、映画は娯楽だってわかっていてもビックリw リムパックが舞台なのも、ポツダム宣言が調印されたミズーリで日米の指揮官が共に戦う姿をシナリオに入れたかったんでしょうねぇ。 爺さん版アルマゲドンのコメディもあります。エンディングは、もはやラブコメ漫画。なんだあのポーズはwww 船頭多くして、船山に登る。テーブルの上はいっぱいの料理で埋まっていても、何ひとつ印象に残ることのない、トホホなフルコース料理のような映画でした。 でも僕は艦船好きなので、CGであったとせよ第二次世界大戦時代の艦船が動いている姿やらファランクスが元気に頑張ってる姿に+1点して、ようやくこの点数でお願いします。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-01-06 18:16:55) |
11. パシフィック・リム
《ネタバレ》 理屈はいりません。 スーパーロボットが出て、怪獣相手に、ドカーン・ギャオー・スドーン!! パイルダーオンにロケットパンチ!その辺にあるものを武器にして怪獣をぶん殴り! タンカーの持ち主から苦情が来るってw 一度でもガンプラや超合金を手に取った人なら、水に濡れるロボットの質感だけで悶絶。 逆にガンプラを子供っぽいと一笑する人には微塵の見どころもないでしょうw 幼いころガンプラを作り、超合金を戦わせて遊んでいた僕にとっては、夢のような映像のオンパレードでした! [映画館(字幕)] 8点(2014-12-14 21:33:38)(良:2票) |