1. バード・オン・ワイヤー
メル・ギブソンとゴールディ・ホーンのお茶目な逃走劇が、とにかく馬鹿っぽくて面白い。車、船、バイク、飛行機、あちこち走り回ったり、ビルから落ちそうになったり、ショットガンでお尻を撃たれたり、動物に追いかけられたり、冷や冷やしながら、でも、おかしい。ただ、おかしさの「ツボ」を押さえていないので、いまいち消化不良な感じがしました。お目目パッチリの2人だから、表情豊かでナイスコンビな感じはしましたね。撮影中にインタビューに行った場面をテレビで観ましたが、ギャグの連続でスタジオの雰囲気は、すごくよかったみたいで、本編を観た時、そういう暖かさは伝わって来ました。メル・ギブソンも”一度は共演したい女優は、ゴールディ・ホーンだ”と言っていましたし、その気持ちも伝わって来ました。丁度「リーサル・ウェポン2」の撮影後に、この「バード・オン・ワイヤー」だったようで、独特な、あのリッグススタイル(「リーサル・ウェポン」1・2・3の髪型で、アメリカで大流行した髪型)を、ちょんまげにしたり、ほどいたり、キャラクターも良かったです。音楽も、特にエンディングと挿入歌(エンディングと同様の歌)で使われたものが、最高によかったですね。 8点(2001-12-13 00:48:10) |
2. パラダイス(1982)
誤解されているのが、フィービー・ケイツは確かに全裸でシャワーするシーンなどがあって、ややこしいのですが、他の絡みの性描写シーンは全て、代役がやっていたと言う事ですね。これを知ってしまうと、この映画の魅力は減ってしまいますが、知らないより知った方がいいですね。主題歌は、本当によくて、内容は面白いと言うより、魅力的か、どうかと言う点で、評価したいですね。フィービー・ケイツの全盛期ですから、魅力は充分にありますね。でもストーリーが面白くないのが残念です。しかも先ほど言った通り、本人ではない裸のシーン、多数あるとなると、騙されたような気がして(実際、騙されましたが)あまり気分のいいものではないですね。3点くらいがいいでしょう。 3点(2001-11-21 00:00:34) |
3. ハリーとヘンダスン一家
アンブリン・エンターテイメント(S・スピルバーグ監督の)の作品でも、なかなかの佳作だと思います。単純に面白いです。ジョン・リスゴーが平和な家庭のご主人だと言うのも、キャスティングをした人はセンスありますね。家族4人とビッグフット(ハリー)の関係が、おもしろおかしく描かれていて、一気に観るのも、ゆっくり観るにも、どちらでも良く、ラストのエンドクレジットでは、回想シーンのように、絵で本編の想い出のシーンを一生懸命描いている姿は非常によかったです。 PS「作品年数が、1997年になっていますが、1987年(?)の間違いかと思います」 7点(2001-11-02 22:21:48) |
4. ハイランダー/悪魔の戦士
最初は、ほとんど無名のクリストファー・ランバートや、宣伝などでも意味がよくわからない単純なアクション映画と思っていましたが、とんでもない。開けてみたら、唖然驚愕!ここまで、緻密に作られた映画も珍しいのではないでしょうか?不老不死と言う運命の元、身近な人間の死や、出会い、素晴らしいです。主役のクリストファー・ランバートの表情が実にいい。続編も作られましたが、この一作で充分です。監督が、MTV(テレビ番組)出身者だと言う事で、映像には、もう完璧なこだわりがあり、バックにかかっているクィーンの音楽も最高にいい所を突いてきますし、深く考えないで観ると実にいい作品ですね。不老不死の苦しみ、何故闘わなければいけないのか、人生を描いた作品で、私は10点です。 10点(2001-11-02 20:39:26) |