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コメント数 43

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1.  バーティカル・リミット
この映画、映像とかは確かにスゴイと思います。それは認めます。雪山を上空から撮っているところなんか、壮大さを感じますよね。まさに、大自然(笑)。けれども、ストーリーは美味しくなかった。好きな俳優が数名、出演してらっしゃいますが、明らかに損してます。ビル・パクストンは絶対おいしくないし、ミスキャストでしょう。ずる賢い役なら、ビルの十八番でしょうけども、ここまでの冷酷さな男の役はビルには合わない。彼は、「エイリアン2」や「トゥルーライズ」のような、飄々とした情けない男の方が合ってる。あと、編集が下手クソです。気になったのは、冒頭で親子3人が登山中に落ちそうになるところ。(ほかに二人いたけど、そいつらはたぶん友人かなんかでしょうね)そこで、親父のスチュアート・ウィルソンがクリス・オドネルに「俺のロープを切れ!」と命じるわけです。自分の命を投げ打って我が子ふたりを助けようというハイライトシーンですね。そこで、場面が切り替わって、いきなり親父が落ちてるんです。何なんでしょうか、これは。「クリフハンガー」のパクリにならないように、オリジナリティーのある編集の展開を見せようとしたんでしょうか?そうでなくとも、絶対違うでしょ。このカットの仕方は。僕が監督なら、オドネルが親父のロープを切ってしまうところを見せて、緊迫感と絶望感の両方を表現すると思います。似たような編集の個所が、ラストでもあります。とにかく、ストーリー、キャスト、編集において、ちょっと及第点は上げられないなぁーと思える出来。自然の恐怖は確かに怖いと思わせてはくれますけどね。
3点(2002-09-24 11:08:51)
2.  バニラ・スカイ
この映画は、一言で言うと「分からねぇ」(笑)オリジナルの「オープン・ユア・アイズ」が未見の身で言うのもなんですが。見た人は分かると思うんですが、主役のトム・クルーズに対するペネロペ・クルスの接し方の態度が場面場面で違うんです。邪険に扱ったかと思ったら、次に会った時には優しくなる。ああ、どちらかの彼女は幻なんだ、とボクは思いました。けど、そのうち、どっちが現実世界なのか分からなくなってしまう。多分、これは意図的にやってる事なんだろうけど。竹本健治の「ウロボロスの偽書」を彷彿とさせますね。好みの問題で言うと、ボクはこういう迷宮タイプのストーリーは苦手です。ミステリー好きとしてはストーリーの中でハッキリとした結論が出ないと納得いかないんです。ひとつの答えが出た後で『実はまだ解き明かされてない謎があるんだよ』っていう終わり方なら良いんですが、「バニラ・スカイ」は全部謎だらけですもん。解答集のない問題をやらされてる気分でした。答えは自分で考えるものっていう言い逃れは、この映画の場合はダメだと思う。良かったのは、キャメロン・ディアスの演技力ですね。彼女はメキメキと力を発揮してる。もう二度と「マスク」のような映画には出ないでしょう(笑)
4点(2002-08-30 13:10:11)
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224.65%
3511.63%
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