1. ヒットマン(2007)
《ネタバレ》 もうこの手のアクションは流石にネタ切れのようだ。「レオン」+「マトリックス」を2で割って「プリズン・ブレイク」の色を付け加えたという感じ。バーコド付きの坊主の殺し屋なのだが”私が殺し屋です!”と言っているようなものではないのか?外国人の感性はよく分からん。組織に追われるというパターンはいい加減飽きた、組織は映画ぐらい見て学習しろと言いたい。あとフランスが関っているからだろうな、唐突に日本刀でチャンバラが始まるのは。ロシアの特殊部隊・護衛のマスクが印象的。今回のねえさんぐらい堂々と脱いでくれると、返ってエロさは感じない。ボンドガールにも選ばれたみたいだし、今後に期待。 [DVD(字幕)] 5点(2008-09-08 11:16:22) |
2. ヒトラー 最期の12日間
当事者ドイツが制作した「ヒトラー」ということで期待したのだが、当然終始破滅に向かっているだけなので起伏が乏しく、観ている此方も最後までテンションが上がらなかった。ヒトラーの役者は出てきた時、その雰囲気・喋り方が想像通りでニヤリとさせられた。実際もこれぐらい、臆病な老人だったのかもしれない。終盤の自害していくシーンは日本人が一番理解出来るのではないだろうか。自国が占領されたことが無いアメリカには絶対に分からないような気がする。もしまたヒトラーが描かれるとするならば、何故ナチが生まれたか・ヨーロッパ征服・虐殺ときっちりと描いて欲しい。 [DVD(字幕)] 7点(2006-03-11 02:42:29) |
3. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 ティム・バートンの魅力全開映画。アメリカの古き良き田舎にファンタジーと先ず視覚と感覚にうったえて来る。窮屈な日本で育ったからか、無いものを求めるからか良くは分からないがとにかくすべてが和む感じがした。最高潮は分かってはいても、親父のホラ話が実は全くの嘘では無かったと分かるシーン。親父の威厳が戻り、率直に幸せな気分にさせられる。また一番印象に残ったのは巨人の俳優で、ああいう名脇役がいることで一気に引き込まれる。恋人を強引に奪うのはすべてきれい事で済ませてしまうのもあれなので許せるが、流石にいい大人がホラ話がきっかけで長年仲違いといのはどうだろうかとは感じる。 9点(2005-03-05 08:11:05) |
4. ヒューマン・キャッチャー/JEEPERS CREEPERS 2
”人間クレーンゲーム”とでも言いたいのだろうが、そのふざけた題名通りどうしようもない作品であった。前作は、あれでも終盤以外は楽しめたが、今回は冒頭の案山子のシーンだけである。ハリウッドは悪魔や怪物を出すとどうしてこうもB級感が漂うのだろうか。現実離れし過ぎており、全く恐怖など感じない。95円レンタルで借りたのがせめてもの救い。 1点(2005-01-27 02:30:35) |
5. HERO(2002)
残虐非道のトラウマ漫画「史記」,「墨攻」を読んで、当時の戦や始皇帝の悪行を知っているので、この美化されしすぎたオチについては違和感しか残らなかった。私にとっては、当時の大軍勢を再現してくれたことが一番嬉しく、弓のシーンが最高であった。映像は確かに素晴らしが、それもストーリー、アクションあってのものである。流石に3度も同じ様なシーンを見せられれば人間退くもので、戦いがファンタジーになるため迫力が感じられない。スローで無防備に突っ込んでいく様は如何なものか。本格派の役者がいるのだから、昔の「阿羅漢」のように普通に戦って欲しいと思うファンは少なく無いと思う。水の上も歩いたことだし、ワイヤーの最高の境地に達したということで、いい加減満足して原点に戻ってはどうだろうか。 7点(2004-01-25 14:11:21) |