1. 氷点
帰宅した夫に夏枝が甘えるシーンは愛しすぎます、若尾文子うますぎます。(心底憧れた。爆) 「氷点」は観る側の心をとことん潰してドMにさせてくれねば、と自分が思い込んでいるせいか、本作はズームでこちらを身構えさせる割にはおとなしい感じがします。脚本家まで「ようこちゃん」ですね。私は昔からこの水木洋子氏に絶対の信頼を置いてますので、これは洋子氏を擁護(ふぅぅ、、)したい。原題のように凍らせるような温度ではないけれど、しっかりまとまってて私は好きです(ひいきやぁー)。 やっぱりどっちかというと(というかズバリ!)義兄妹の蒼い演技だとか、元気ハツラツな安田道代の陽子ちゃんに私は違和感ありアリあり。 (今や大女優=大楠さん ごめんなさいーー)。 それに私、どうも夏枝=TV版の小山明子 陽子=「続・氷点」の島田陽子 のイメージを頑固にインプットしてしまってるようです。TVのルンナ版(←ほんさっきまで大沢樹生クンの義母だったかた。喜多嶋舞の母上。=内藤洋子←回りくどい書きかた ごめんね)も見たかった、と大沢クン離婚ニュースを見て思い出しました、失礼しました。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-20 18:01:01) |
2. HERO(2002)
もう大泣き。無名と秦王の心理合戦は何度見ても気が引き締まりますよね。映像はプラズマTVのCMみたいなシーンが多いので、序盤の雨中の対戦がぐんと見事に映えます(あとの長空さん、出番がない。哀)。 でもやっぱりこの映画は色香も品も兼ね持つトニーとマギーのお姿に尽きる(と、思う、思いたい)。マギーは常盤貴子・結城美枝子・生田悦子、、もう何人にも見えてきますが、特に水色のべべコーナーは胸キュキュ~ンの絶頂となりまして(私はね。)、トニーちゃんとのクライマックスで彼女(このときは小百合さんかな?)の顔を映す角度がベストだと私は信じております。二人が動くとさらに美しい衣装の数々。でもこの色分けなしではストーリーがわかりづらく、言い換えればこの色の持つ役割が大きいってことでしょう。強・喪・クロさわ、書・熱情・嫉妬、清、郷、真実、死、、もういろいろ考えられて嬉しいなぁ。今作は無地だったので受賞は難しかったでしょうけど、この次の「LOVERS」では獲ってほしいな。京呉服の良さ、わかっておくれよアメリカさん。 8点(2005-01-17 17:37:57) |
3. 陽のあたる場所
《ネタバレ》 『’思う’は’行った’に同じ・・ってイエス様は言ってなかったかしら?』この映画のことを指しているのではないのですが、ダイアン・レインのこのコメントを思い出しました。彼の気持ちは女にもよーくわかります。ピンチに追い込まれるクリフト、名演技。TVで放映すると解説者がクリフトの事故のことをおっしゃるのでさらに胸が痛んだものです。唇が映らない名キスシーンが見れますね。クレオパトラやいそしぎを先に見たせいか、この時代のリズは少々物足りないのですが、美貌だけではないよ、というところをラストに見せてくれるので嬉しいです、、ていうか、美人女優といえばこの人だとまだ信じてる私、ファンなの。 8点(2004-09-03 00:29:07)(良:1票) |
4. ピアニスト
《ネタバレ》 見下ろす鍵盤のいと美しいことよ・・って言うてる場合ちゃいます。R-abnormal? そう言ってしまえばそうなんですが、観てる方はユベールに引き寄せられ、わやくちゃにされ、とことん放置されますね。父親の遺伝子と芸術母子カプセルでこうなっちゃうのでしょうか? 歪んで渇いた女と未熟な青年の性は、見苦しいけど良かったです、まぁオーバーやけど。脱がさずのHは女の私でも納得よ。でも1つ疑問点→教え子に対するシーンですが、涙量流出自在女優がわずかに涙ぐんでるように思えたので、これは過去の自分たちを見るような教え子親子に嫉妬して・・という気はするのですが、あの教え子さんの演奏は上手かったんでしょうか? バイエル黄色の私、よくわからん。下手だから怒ったのかと最初思った私・・どなたか(BBSへぜひ)お教え下さいませ。一筋の光も与えてくれない結末は仏・豪製作両国の自信でしょうか。エンドロールは演奏に背を向けた彼女を指してると取ったのですが、とことんやってくれて印象深い、やーね作り手の思うツボかな。でもやはり45にして初めて観た諸シーンにお腹痛くなったのでー2点。年とっても普通の女は演じないアニー・ジラルド(母親役)に微笑、おっさん顔がええね。 8点(2004-07-13 21:29:12) |
5. 日の名残り
♪芸の為なら女房も泣かす・・ではないが忠誠の為なら女を断つ・・。仕事と女、両方愛せないの?なんで無理なん?と正直なところちょっとイラついてしまいましたわん。レクター氏より執事がいいねっ!と思う私がお子様だからでしょう。でも終盤の二人にはホロホロ来ます、ここだけはよくわかる。女は昔の男に『半分だけ』見栄を張りたいもの。メイクや衣装の手助けは要らぬくらい、エマの老け演技がうまかったと思います。でも再見するなら、前半は観るのが辛いほど、格調高さとじれったい痛しんどさに圧されてしまう作品。いったいいつになったら私は大人になれるのでしょうか。 7点(2004-06-28 21:58:11) |
6. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 こういう人を傷つけるネタは大嫌いです。オトすにしても一気にやってほしい、観客は良ぉく観てるんだから。アリソン嬢がとても彼女・に似ているし、出番少ないのに相変わらず上手かった。息子役ビリーの思いやりにはもちろん共感できますが、、やっぱり私は冷血人間かもしれない。観客ほとんどが女性だったせいか、2割は涙、しかし半数は凍ってました。大阪湾にならシャチも鯨もいます。 2点(2004-05-19 14:52:28) |
7. ひとひらの雪
ラストの津川さんがすべて。あれがなけりゃ淳ちゃんファンの女性はおこるわさ。おいたばっかりしちゃダメダメ。でも和服の秋吉さんはたしかに…。 3点(2004-01-18 16:36:28) |
8. ひかりのまち
「ノッティングヒルの恋人」で、ジュリアより車椅子の女性ばかり観ていた私は、そのジナ・マッキー目当てでのみコレをレンタルしたのですが・・・いやーー得したァ~~! ありふれた日常にこんなに心動かされるとは。。キッドマンの庶民版のような彼女の顔に、ミッキー頭はあまり似合わぬようでいてとてもチャーミング。モリーは、私が今までみた出産シーンの中で、もっとも上手い(現実に近い)気がしました、お子さんいるのかな。この作品、観終わってからジワジワジワジワ来ますんよ。これに感動する友人がほしい、周囲にはなかなかない。 8点(2003-11-12 11:33:53) |
9. ビッグ
息子が6年生になったら、土曜の午後に一緒に観ようと思う。子どものトムと、終始オトナのエリザベス・パーキンス(こういう役、ピッタリなんだよねー。「28DAYS」サンドラの姉も良かった。)がうまいこと描かれていた。 仕事に必死こくトムが好きでした、そうよ、現実はそううまいこといかんのよ、ってね。今を大事に生きようと思う作品でした。 7点(2003-11-08 08:25:13) |
10. 昼顔(1967)
ここのドヌーヴより美しい女優、いますでしょうか!。髪から靴のつま先まで、もう惚れ惚れ、、。 (シェルブールにもあったけれど)まるで停止画面のように思える車中での表情シーンもあります。 女性から見ると、下着姿よりも、お洋服着ている彼女に好意的な羨望を持ちます、品良く美しすぎる。娼館のおかみさん(?)が、彼女にこの名前を提案したときはなぜか泣けました、、なんでそんなことをせなあかんんねんやめときやめとき、といった情けなさか。色魔の有閑夫人、と取らず、いくらかわかるのも女の性か。 先輩主婦娼婦?のコートの着こなし、景観の美、BGM一切なくFIN文字を見ると、おフランス~の気分に浸ってしまう懐古趣味の私にはにたまりません、シャンシャンシャンシャン。 7点(2003-11-05 23:24:10) |
11. ひきしお
《ネタバレ》 変わったシュミの契約愛人?役のドヌーブは、美しさ(記憶正しければ、残念ながらヌードはなし、背中だけ)に加え、役柄ゆえ意外なワイルドさも見れた。 マストロヤンニに愛されたい奥さんの気持ちが哀しゅうて、かわいそー。 ラストも空しさが尾を引きますが、どんよりした雰囲気が嫌でない70年代仏映画ファンには懐かしい限り、ハ~ッ。 6点(2003-10-15 00:15:37) |
12. 日蔭のふたり
《ネタバレ》 誰も悪くないのに、誰もが不幸でした。繊細さと時代のせいなの? ☆いくらか衝撃的なシーンは、生きていることの現実を知らしめてくれて感動でした(あ、でもちょと一瞬気持ち悪い)。 ☆ベッドシーンもとても感じいーです、飾る必要はない。 ♪哀しいメロディーは数小節で泣かせもの(T_T)。 ◎ケイトはタイタニックよりずーーーっと魅力的、ぽっちゃりだけど長いこういうドレス似合うね。前半、仲良しの二人が微笑ましい。 ◎レイチェルの悪妻振りが微妙で、憎めないのが救いだった気がする。 ほんとに痛い作品です、でもケイトの出演作ではこれが一番好きです。 7点(2003-10-10 13:27:45) |
13. 陽だまりのグラウンド
《ネタバレ》 「誰をも信じない子どもたちが、貴方を信頼するからよ!」ダイアン・レインが最初のデートで怒って言ったセリフ、その通りのドラマでした。この後、教室ドアでの仲直りシーンもいいねー。 キアヌの手振りアクション・チームの急速な強さ・死・お涙・・・とツッコミたいけど、全体的な あっさりすがすが内容に好感持てるので。。 6点(2003-10-02 21:22:14) |
14. ひとりぼっちの青春
原題、邦題を見るだけで左胸の痛みが蘇ります。何度見ても辛い。内容は皆さんが書かれているその通りです。60年代のJフォンダは、ロマコメでの愛くるしさ、夫バディム監督仏作品でのセクシーさが最高潮なのですが、そのすぐ後この辺から、私たち女性観客をぐいぐい惹き込んでくれます。この作品をはじめ諸名作出演+彼女の実力発揮30才代+70年代の風潮、そしてビデオデッキなどない、各場面への執着→と重なって、どうしようもなく切なくさせられる大女優。(フラ語の影響か)ぶっきら棒にまくし立てるかと思えば、一語一語ゆっくりセリフを吐いて泣かれると、もう見てる方はお手上げ、涙腺は溶け出すばかり。最後のダンス会場と揺れるCAST文字を冷静に見れたためしがありません、ごめんなさい。 9点(2003-07-13 09:28:09)(良:1票) |
15. ピクチャー・パーフェクト/彼女が彼に決めた理由(わけ)
日本では出世にまだまだ不利な場合が多い女性の「既婚」・・アメリカってすごいな~野心でGOGOの彼女に、フンフンと引き込まれた。ポスト・メグは彼女か?とも思ったわ。でも↓尊敬する[おばちゃん]様がおっしゃるように後半がちょっと・・最近のラブコメはこのパターン多い(現在ポスト・メグかも、のリース「メラニーは行く!」も前半が◎でした)、古いと言われようが「グッバイガール」みたいに終盤グイグイっと行って嬉し泣きしたいのですが、、わがままですかね。 6点(2003-07-06 21:08:58) |
16. 昼下りの情事
「早よ、あげちゃってーー」観る度ウルウル、心で叫ぶ。ラブコメのマイベスト3から外れない。レンタルしたらオードリー作品は一番あとに観る、そうしないと他作品の美人女優さんが、ごっつくてエロくて品なく見えるのデス。シャンプーしてよが、スーツケースへ乗ろうが、なんでこんなにさりげなーくキュートなの? クーパーもWスコアでもやはりスマートなプレイボーイ、男遍歴テープを繰り返しききながら、楽団とやけ酒のシーンは笑える。娘を終身刑!にしたパパ振り、探偵振り共に素敵、この3人こそ”魅惑の三拍子”よ! 10点(2003-06-22 15:02:47) |
17. ひまわり(1970)
《ネタバレ》 ローレンを見て、片言のイタリア語で挨拶するロシアの女の子。こわーい顔のローレンが一変、「ボンジョルノ・・」と精一杯応える。この後、顔を洗うローレンが可哀想で、で、その後、さらに可哀想で可哀想で、。 名画座の劇場内で、後半は常に四方八方から鼻をすする音が聞こえてきたのが忘れられません。♪ラララ~ラ ラ~ララ この哀しいメロディを私が口ずさむとウチの中2娘は、♪「ゆゥめ見ィるチョコレイトォ~」と続けます(何ヶ月かはほんとにロッテのCM曲と信じていたらしい)、こいつにこの映画がわかるにはあと30年かかるわ。この作品、リュドミラ側についておられる男性の方が多いので、落胆しつつ、なるほどなー、とも思ったりしてます、がっくり。 10点(2003-05-19 10:34:44)(良:1票) |
18. ピアノ・レッスン
ヒロインにとても共感できます!ってコメント、遠慮なさってる女性の方、いらっしゃるかなと思うので、女の立場から思いきって、と言うかかなり単純ですけど、、「大事なピアノを無断売買し、自分に愛をぶつけてくれない夫(なぜに嫁に近づかないの?純真無垢婿?)」よりも 「ピアノを与えてくれて、野蛮だけど自分を求めてきて、のちに内面も愛してくれる男」。後者の選択理由です。でも旦那さんの不器用さも憎めず、、ちょっと接近・・わかるなー・でも勝手です。当然ながら残酷な代償という結果と、いくらかの救いをラストに下さって、私たちは感動の極みに。。 9点(2003-05-17 01:45:18)(良:1票) |