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プロフィール
コメント数 2608
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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1.  病院坂の首縊りの家
本シリーズは積極的に見てるわけではないが、人間関係が複雑すぎて原作を読む等かなり予習をしないと展開についていくのが困難という印象で、ひとつの映像作品としては少々難があるように思われる。原作未読者にとってはネットで家系図確認しながら見てようやく理解できるレベル。ここまで血縁関係が入り組んでいるのも当時としてはありえたのかどうかも疑問でかなり現実離れしているし。桜田淳子を始めとし、出演者の演技は総じて悪くはないんだが、原作者の棒読みはいいとしても、中井貴恵はちょとヒドイね。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2023-07-13 12:37:55)
2.  光の旅人 K-PAX
段々とリアルな事実が解明されていくというミステリーの謎解きの過程でドンドンテンションが下がっていくという、ファンタジーとミステリーが組み合わさった失敗例というか悪い見本のような作品。テーマ的に訴えたいことはわからないでもないし、ある種の「理性批判」ではあるんだろうけどね。
[地上波(字幕)] 6点(2023-07-12 01:02:00)
3.  引っ越し大名!
「国替え」という折角の題材が活かしきれてないように思える。アチコチ飛ばされ続けた松平直矩主役で政治ドラマとして見てみたい気がした。星野源の演技はイマイチで、時代劇向きではないし主役の器でもないので少々退屈するが、脇役陣の活躍でどうにか最後まで見られる。ただし、オチは悪くないので後味はよい。
[地上波(邦画)] 5点(2023-06-19 00:48:07)
4.  ひとごろし
『探偵物語』を彷彿とさせる、ある意味松田優作らしい作品ではあるが、オチの付け方が弱い。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2022-12-03 14:01:59)
5.  ピエロがお前を嘲笑う
承認欲求なのか単なる愉快犯なのか、動機が少々わかりにくいが「青春映画」としてみれば、現代性もあってそれなりのデキだとは思う。ただし、ハッカーがリアルな破壊活動をするのは映画的には必要だとしても違和感があるし、サスペンス色も出そうとしたせいか、ラスト2回どんでん返しには無理を感じる。そこまでして捜査官を騙す必要があったのかどうかも疑問だが、グループ全体で「透明人間」になるためには必要だったということか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-03 11:38:14)
6.  ビューティー・インサイド
外見(顔)というのは、自己のアイデンティティーに関わる問題だが、男?の方はどうやらそれを克服している。他方で、顔は他者のためにあるとも言えるわけで、相方である女の方に精神的な問題が出てくるのは当然ではある。という意味では顔とは本人よりも他者にとって重要だと言えるのかもしれない。とはいえ、事故や病気や老い等々で外見は変化するし、時間と共に中身も変化することもある。そういった変化が伴う中で自己をどう保ち、他者とどう関わっていくべきなのか。年齢・性別・民族等々をどう乗り越えるのか。ファンタジーという設定を使いながら単なる恋愛映画に留まらず非常に普遍的で哲学的なテーマを扱っている。韓国映画のパワーを痛感させられた。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2022-09-24 09:36:56)(良:1票)
7.  Be With You 〜いま、会いにゆきます
オリジナルは未見。いくつかの疑問を感じながらもダラダラと話は進み退屈だなあと思っていたが、最後にどんでん返し的な種明かしという、視聴者をバカにしたような展開は好みではないパターン。ちょっと期待しすぎたか。女優の雰囲気は悪くはなかったが。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-07-26 12:24:09)
8.  127時間
コロナによるステイホームで引きこもり生活が続いて過去を思い出す人が増えているらしい。ステイホームで死ぬわけではないが、このままどうなってしまうんだろうという不安感が閉鎖空間では増幅され、これまでの人生を振り返るようになるのかもしれない。また、いずれは経験するであろう余命宣告後の病室での孤独な時間においては必ず過去を振り返り自分の人生についてアレコレ考えるに違いない。ましてや、食料もなく身動きも取れず、ただ数日後の死を待つだけの閉鎖空間での孤独な状況では幻覚等を見てしまうのも当然であろう。本作は確かに映像作品として幻覚等の描写には成功しているようにも思えるが、基本的に主人公というか物語的に進行や動きがなく「内省」が中心なので退屈に感じる人がいるのは理解できるし映像化には不向きな作品ではあるとは思う。また極限状況での「軽い感じ」にも違和感があり、総じて悲壮感が足りないようにも思えた。原作は未読だが、この手の物語は文字による音声なしの独白形式の方が「人生を見つめなおす」という意味で向いているように思える。
[地上波(吹替)] 5点(2020-11-30 14:02:13)
9.  ビバリーヒルズ・コップ
80年代テイスト満載で中高年が懐かしむ分にはいいのだろうが、若い人が今見てもあまり面白くはないかも。音楽は今でも使われる事があるし現代的ではあるのかもしれないが。尚、ある意味エディーマフィーらしさが伝わる富山敬の吹き替えで見る事をススメる。それが日本人が受容したエディーマフィーの歴史なので。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2020-11-17 11:07:16)
10.  昼下りの情事 《ネタバレ》 
パパ活が本気になって、父親もOKしちゃうのかよ!
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-12 11:26:49)
11.  ひみつの花園
カネのために惜しみなくカネを使い、目的達成のためにまっしぐらで努力も惜しまないという、あっけらかんとしたドライな潔さに何とも言えない爽快感がある。男性助手のスタンス・ポジションがよくわからなかったのだが、そういった主人公の魅力に次第に惹きこまれていったという事だろうか。
[地上波(邦画)] 7点(2020-08-21 13:40:20)
12.  ピースメーカー 《ネタバレ》 
内容的にはイスラム教徒がNYをテロで爆破するという話だが、アクションはそれなりに楽しめるものの、現実に4年後に起こった事件と比較するとスケールがやや見劣りする。しかも動機が家族が殺されたという小市民的な理由で、それで国連を核爆破しようとするのも手段と目的の整合性の点でちょっと理解できない。 尚、吹き替えで見たので主人公は「24-TWENTY FOUR-」のジャック・バウアーそのものだった。
[地上波(吹替)] 5点(2020-08-19 11:55:47)
13.  ひろしま(1953) 《ネタバレ》 
まずは冷静にこの時期に、この映画が製作された背景・経緯を理解するべきだろう。作品中にも出てくるが、朝鮮戦争特需があり、警察予備隊の結成があり、そして日教組が反対の意思表示として製作された非常に政治的作品である事に留意する必要がある。また、本作品は反米的であるとして、お蔵入りになったようであるが、純粋に作品としても出来がよいとは思えない。しかしながら、戦後8年で当事者が多数参加して制作された事を考えると、臨場感というか意気込みや気迫が伝わってくる。それにしても宮島で頭蓋骨が土産物として売られていたというのは本当なんだろうか?今日的感覚では信じられないが。
[地上波(邦画)] 6点(2019-09-12 01:43:43)(良:1票)
14.  ヒミズ 《ネタバレ》 
「普通でありたい!」と反発する。教師や父親という権威への葛藤。思春期のエネルギーが爆発している印象だが、これは所謂「中二病」の作品なんだろうか?311という破壊からスタートし、そこから生まれる「夢や希望」といった偽善。「愛」を歌い上げるシンガー。正義を声高に叫ぶ学者(宮台はよく出演OKしたなと)。それらをあざ笑い、対抗するかのようなカネと暴力。真実を求める少年にとっては全てが悪党だ。少年の怒りはエスカレートし、それら全てに対し病的に刃向かう。これが少年の正義だから。少年を支持してきた少女だが、茶沢さんは盲目的ではなく正気を失ってなかった。未来に向けて再生するかのようなラストだが、フラフラ走っている所に中学生的危うさも感じる。ここから2人は大人への道を歩んでいけるのだろうか?
[インターネット(邦画)] 7点(2017-04-07 10:25:47)(良:1票)
15.  秘密 THE SECRET 《ネタバレ》 
原作未読だが、映画版は10年以上前に見て、ドラマ版も数年前に見た。が、リメイクされていたとは。(仏)とあるのでフランスバージョンなのかと思ったら、コテコテのアメリカ映画。オリジナルよりもセックス&ドラッグ度で生々しさが増してはいるが、逆に終わり方はあっけなかった。ここが日米家族の湿度の違いか。あらためて見ると、この作品はいろんな見方が出来る事に気が付く。精神と肉体の分離と関係性といった哲学性や、夫婦・父娘・母娘関係といった家族の関係性から、妻への嫉妬に狂う夫や結局専業主婦よりも女子高生の方が楽しいのかよ!といった下世話な見方もできる。「娘が戻ってくる」という前提をどの程度信じるかで各々の行動も変わるわけだが、その信念がちょっと曖昧だったので、良くも悪くも多様な見方ができたのかと。
[地上波(字幕)] 6点(2017-03-07 13:05:51)
16.  ピンチクリフ・グランプリ
これはアニメなのか?人形劇なのか?サンダーバードとも違うし。作りが細かくて独特の趣がある。群集が手を抜きすぎだが、仕方ないのか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-02-16 12:12:18)
17.  ピノッキオ
こっちの方が原作に忠実なようだが、せっかくなら大人向けにもっとブラック化してもよかったような。
[地上波(吹替)] 4点(2016-12-18 15:55:28)
18.  ピノキオ(1940)
賞罰教育には問題もあるし、さすがに内容的に時代にはマッチしていない。そもそも何も知らない赤ん坊のようなピノキオに善悪の判断などできるわけもない。保身でウソついたのはマズイが。アニメ化で原作を改変しているようなので展開が矛盾しているというか破綻しているように思える。映像的にはよくできていると思う。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2016-12-18 15:44:17)
19.  秒速5センチメートル(2007)
過去の奴隷になると今を生きる事ができない。初恋の相手が最高のままだとそうなってしまう。ただし、3話目が話が飛んでいるので、高卒後からの約10年間主人公がどのような人生を歩んで来たのかを描いてくれないと、物語として評価のしようがない。元々そういう作品ではなく、美化された過去を映像化しただけなのかもしれないが。なら3話目の存在が謎なんだよな。希望としては、もっと丁寧に20代を描いて欲しいし、そしてこういうどこにでもある人生の一例として30代~40代の主人公がどうなってしまうか見てみたいという余韻の残る作品ではある。公開から10年弱。その後を描いてみてもよいのでは。
[地上波(邦画)] 6点(2016-08-23 10:37:50)
20.  ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
ビートルズって小中学生が背伸びして聞く音楽という印象で、そういう世代が見れば楽しめるのだろうが、大人になるとPVモドキのアイドル映画はちょっとキツイな。小中学生の頃はよく聞いていたなという、懐かしさだけはあるが。あたらめて聞くと、地味でシンプルな楽曲だなって思う。いろいろと時代の変化や時の流れを感じさせてくれる作品ではある。ちなみに、この邦題って昔は使っていたが、今では使われないんですかね?
[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-06-21 08:22:09)
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