1. ピクセル(2015)
《ネタバレ》 TVゲーム黎明期といえる80年代のゲームキャラ達が襲って来るまでの舞台設定は悪くないですね。少年時代にTVゲームにのめり込んだため、現代ではバツイチ配線工、『月刊ムー』が似合いそうなニート陰謀論者、詐欺で服役中の受刑者に落ちぶれている。そんなダメな彼らが得意だったゲームで宇宙人の侵略に立ち向かうって話ですが、なかなか面白かったです。『ギャラガ』『センチピード』『パックマン』『ドンキーコング』なんかが最新の映像で当時のままドット絵を立体にした姿で暴れまくるのでニヤニヤしちゃいました。相手にヤラれるとピクセル状になるというのも当時のゲームらしくスマートな発想で見やすかったです。 宇宙人がメッセージを送ってくるのに使う映像や80年代ポップカルチャーも多くあるので当時を知る人にはより楽しめると思います。特に音楽が好きだった人にはネタが豊富で『マックス・ヘッドルーム』は見た瞬間に電波ジャック事件を思い出して笑えました。マーサ・スチュワートとセリーナ・ウィリアムズが本人役で出てたのもウケますが、終盤の大乱闘では数多くのゲームキャラが出ていて「お!アレは!」の連続だったので、思い入れのある人はたまらないんじゃないでしょうか。気楽に観られるポップコーン・ムービーですね。 [映画館(字幕)] 7点(2015-09-16 23:29:53) |
2. ピラニア リターンズ
ゴアシーンには定評のあるアジャが撮った、エログロ馬鹿スプラッターとして傑作といえる前作。アレを期待して見ると脱力感が半端ないと思います。脇のキャラが割とツボな人選ではあるものの、やる事なす事すべてが大幅スケールダウンで可哀想になるくらいセンスが無い。脳天気に出ていたハッセルホフのしょうもないPVや肝心のエロもグロも、「どうだ、おもしれーだろ?(笑)」というような自己満足の悪ノリテイストなだけで寒々しく全力で空回り。よくこんな人に監督を任せたもんですね。 [映画館(字幕)] 0点(2012-12-25 22:54:26) |
3. ピラニア 3D
全く観る気はなかったんですが口直しがしたくなり鑑賞。CGのピラニアは微妙だったけど、もう80年代イケイケ時代のようなエログロ馬鹿スプラッター風味で良いですね。本作の3Dに関してキャメロンが苦言を唱えてたらしいですが、確かにこの作品のエログロ3Dには第一人者として言いたくもなるのかなという気もしますが、自分の初監督作と比べて負けた、と思ったのかも? センスの良いゴアが得意なアジャらしく冒頭からカメラワークも演出も良いし、能天気な若者が数々の死のバリエーションを見せてくれるのでコレ系が好きな方なら間違いなく楽しめます。夏の終わりにちょうど良いんじゃないでしょうか。 [映画館(字幕)] 7点(2011-09-01 23:38:08)(良:1票) |
4. ヒア アフター
《ネタバレ》 リゾート地を襲った大津波や地下鉄爆破テロなど実際に起こった事例を織り込み、「死者と交信できる霊能力者」「臨死体験をしたジャーナリスト」「双子の兄を亡くした少年」の、死に触れたコトのある3人のストーリーが1つにまとまっていくストーリー展開は悪くないし余韻の残る音楽も良い。ただ冒頭の大津波でいつものイーストウッド映画とは違う?と思わせたものの、以後は相変わらず抑えに抑え観る者に委ねる様な演出ばかりなので霊を扱った内容共々観る人を選びそう。死に触れたコトにより、ソレに囚われた感のある3人が解き放たれるような開放感のあるラストは良かった。最後のアレは「え?」と思ったけど(笑)。 日本にも「川を渡りかけたが向う岸にいたお爺ちゃんにまだ来るな!と言われて帰ったら目が覚めた」とか「寝ている自分を上の方からもう一人の自分が見ている」など臨死やら幽体離脱やらの体験談も多く、諸説様々ありますね。興味深い話でハッキリ知りたい気もしつつも、UMAなんかと同じで曖昧なままが一番な気がします。科学も発達して来ているからいつかスピリチュアル的なモノも解明されちゃうのかな。 この作品でも嘘の霊能者が多数出てますが、本物の強い力を持っている霊能者はマーカスのように霊と交信を願っている者や、生者へのコンタクトを願っている霊などの救済を行っているのだろうか。普通の人の生活を送りたいと願い死者と交信できるコトを「呪われた力」と忌わしく思っているジョージは疲れ果てていましたが、あそこまで出来てしまう強い霊能力は「選ばれし者の力」というイメージがあるし、ある意味宿命を背負ったと思いますけどね。双子の兄を亡くしその兄との交信を切望していたマーカスを救済し兄依存体質からも脱却する道を示した。その流れから分かり合える臨死体験をしアッチ側を覗いた女性とも知り合えたのもその「力」のおかげだけどもジョージはどう生きていくんだろうな。まぁ「大いなる力には大いなる責任が伴う」って有名な台詞が浮かびましたね。そういえば、最近あまり話を聞かなくなった『恐山のイタコさん』は健在なんだろうか?とか、お婆ちゃんばっかで後継者いるんだろうか?などと心配になってしまったのは私だけだろうか。 [映画館(字幕)] 7点(2011-02-25 00:52:42) |
5. P2
《ネタバレ》 ビルや地下駐車場の施設を見る限り、あの規模だと犯人がたった一人じゃ厳しいだろ、というのがまず浮かびますね。クリスマスやハロウィーン、感謝祭などで街に人がいなくなるってのは分かりますが、説得力を持たすためにもうちょっと小じんまりしたトコで良かったと思う。高層ビルなのに駐車場の出入り口が妙に狭苦しかったり、小奇麗な上階と地下のギャップの差、携帯を見逃した上、車で轢いて帰って行く警官が大間抜けだったり気になったな。まぁ無粋ですので考えないで楽しんだ方が勝ちです。 ゴア・シーンの描写が多少無駄にキツめなので最後もえげつないコトを期待したんですが、主人公達がやられたコトを考えるといまいちスッキリしませんでした。 館内各所に設置された防犯カメラによりターゲットをいつも見る事が出来る警備員。一人で残業している主人公の車を壊し、出入り口を封鎖し、暗闇の中から彼女を捕え監禁に成功するわけですが、女性はいつどこで誰に見られ、狙われているか分かりませんね。知り合いも「毎日駅に変なのがいて後をつけて来る」と言ってました。相手にしなけりゃ冷たいと言われ、かと言ってちょっとした親切をすれば過剰に取られる。怖い世の中です。 まぁ私なんかを狙うのは血を吸いに来る「蚊」とよっぽどのマニアくらいなので平和な日々を過ごしてますけども。 [映画館(字幕)] 5点(2008-12-06 00:06:30) |
6. 百万円と苦虫女
《ネタバレ》 蒼井優のためだけの映画といえますが脇を固めてる役者陣もそつが無かった。ピエールは肥えたなぁ。 鈴子と弟拓也が心を通わせるシーンは切なくなりましたね。最初は文句を言いつつ、服を掴んで、手を握って…。 終盤の中嶋の心情は理解できるけど、お金を借りた理由を言わないのは不器用ってのとは違う変な潔さを感じたな。中島視点の描写がちょっとあればもっと合点がいくんですが後輩のバイトの娘のフォローは唐突過ぎた感がある。100万円貯まったら鈴子は中島を捨てて出て行ったのかな?結局最後のシーンがやりたかっただけかなと思いましたね。くっ付かない方がイイ感じでしたけども。 しかし蒼井優は凛としてて良い雰囲気もってますねぇ。 [映画館(邦画)] 6点(2008-07-29 01:02:29) |
7. ヒストリー・オブ・バイオレンス
《ネタバレ》 暴力と狂気の歴史。一見ハートウォーミング風に攻めておきながら、突如バイオレンスの嵐が吹き荒れる。クローネンバーグらしく人体破壊はリアル。何の武術を体得しているのか知らんが、掌低や蹴りは強烈ですな。ヴィゴは疵面と凄みがあるので堅気には見えませんね。昔はヤンキー、今はサラリーマンのグレードアップ版。なんにせよ帰れる場所や迎えてくれる家族がいるって良い事だ。 [映画館(字幕)] 7点(2006-03-18 23:14:14) |
8. 秘密のかけら
《ネタバレ》 無駄な脱ぎシーンが多かった。淡々と進み終わりもあっけなく盛り上がりに欠ける。もうちょっとミステリアスに攻めて欲しかったな。ショウビズの世界ではこの話に限らず、裏との繋がりでもみ消した事件なんか山のようにあるんでしょうね。ありがちなお話(ありそうな話か)。両刀使いは恐れ入りましたが(笑) [映画館(字幕)] 5点(2006-02-28 22:37:06) |
9. 必殺!Ⅲ 裏か表か
《ネタバレ》 人気キャラの竜、政、秀の御三家揃い踏み。しかし主水と比べると、まだまだ貫目が足りませんね。裏家業の仲間が次々と殺されていく壮絶な作品。あの主水も絶対絶命の史上最大のピンチに陥ります。劇場版の中では際立ってる傑作。 8点(2004-08-14 01:09:13)(良:1票) |
10. ヒューマン・キャッチャー/JEEPERS CREEPERS 2
《ネタバレ》 この邦題は前作には無かったクリーパーの脚の設定のせいだとしたら、短絡過ぎというかセンス無いなぁ。序盤はスリラーっぽい前作と違い、今回は初っ端からクリーパーが出てきて暴れ回ります。怪物モノが好きな人にはオススメ。ハンティングに命をかける親父と霊能力のコはとってつけた様に見えたけど、親父のあの終わり方は存在感があった。それにしてもこのクリーパー、串刺しにされても頭を取っても生きているのは、細胞レベルで生きているって事なんだろうか?心臓は右側にあるとか、弱点はアキレス腱とか? 6点(2004-05-22 21:51:15) |
11. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 虚言や妄想あるけれど、今作の親父さんはみんなを楽しく幸せにさせるお伽噺を語る。空想と事実、現実と過去を織り交ぜ融合させつつ、バートン得意のファンタジーな世界が美しく描かれている。最後のお葬式での総出のシーンにいろんな想像が膨らみますね。親父と息子の関わり方は野郎の方がよく分かるかなぁ。父親を亡くし、子供が生まれ父親になったバートン。作風も若干変わってきた気がします。 9点(2004-05-16 00:48:03) |
12. ピーター・パン(2003)
《ネタバレ》 主役から脇役に到るまでキャスティングがバッチリ合っていて、ストレス無く非常に楽しめました(タイガー・リリーが忍者ハットリくんに見えてしまいましたが)。「キス」のやり取りは、めっちゃキュートだったなぁ。パンとウェンディは当然として、パンとフック、フックとウェンディ、フックとスミーの関係も良い雰囲気を出していましたね。ビジュアルも良いし笑いどころも多数あり、久しぶりに大人から子供まで楽しめる良質なファンタジー映画を見た気がします。宣伝コピーの「僕を残して、キミは大人になる」はイヤだけど。 8点(2004-04-22 21:29:54) |
13. 必殺! THE HISSATSU
中村主水主演第一弾。仕事人壊滅計画って設定は良いんだけど、テレビシリーズの延長レベルといった感じ。でも主水はカッコいいなぁ。 6点(2003-12-01 21:10:09) |
14. ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌
実写映画版のビーバップでは、この作品が一番かな。テル役の方の暴走ブリが最高です。 7点(2003-11-22 01:35:50) |
15. 必殺! 主水死す
これが主水の最後だとは、断じて認めん!「主水は二度死ぬ」「帰って来た主水」はまだ? 5点(2003-11-13 17:55:47)(笑:1票) |
16. 漂流教室
原作は名作だが、映画はアレだな。 1点(2003-11-01 19:58:28) |
17. ビヨンド
フルチのノリはどうも合わない。 4点(2003-10-31 00:45:04) |
18. ビヨンド・ザ・マット
アメプロの内幕を暴露っつうか、カミングアウト。もはやプロレスは、エンターテインメント宣言してもいいのか? 5点(2003-10-23 18:36:38) |
19. ビー・バップ・ハイスクール(1985)
こんなもんかな?清水宏次朗は適役。 5点(2003-10-22 02:28:54) |
20. 必殺4 恨みはらします
真田はたそがれで再評価(というか、JAC時代を知らない人が多いからか?)されていたんで、たまにはこっち系でやってもらいたいですね。バカ殿とやられっぷりは良かった。 5点(2003-10-18 20:56:37) |