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プロフィール
コメント数 849
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

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1.  BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント 《ネタバレ》 
「ブリッジ・オブ・スパイ」で難しいスパイの役どころを見事に演じたマーク・ライランスのコミカルな一面が観られて良かったです。 こういうファンタジックな映画はティム・バートンあたりが監督するともっとコテコテの演出しそうなところを、スピルバーグは絶妙な夢と現実のはざ間を描いたと思います。もともと気の優しい大男が連れ去った女の子と共に悪い巨人達を倒すという設定ですので、あまりその世界観にあれこれ言っても仕方ないと思いますし、泡が下におちるメロンソーダのようなジュースを飲んだらオナラで犬までがくるくる飛んでいくコミカルな演出などは良くも悪くもスピルバーグぽくなくて私は面白かったと思います。実際子供を食べるシーンが1度も出てこないのも彼の映画らしさですかね。ただ「E.T」を引き合いに出す宣伝の失敗は「A.I」のときのようでいささか滑稽です。
[映画館(字幕)] 7点(2016-09-24 14:48:12)
2.  ひぐらしのなく頃に 誓 《ネタバレ》 
相変わらず実写版しか観ていない人間の感想です。前作は閉ざされたコミュニティで起きる連続殺人事件(オヤシロサマという日本人なら馴染みのある、古来から奉られた神の存在を絡ませながら)をきっかけに、主人公の男性が徐々に疑心暗鬼になっていきましたが、今回は前作を(夢か幻か)一旦リセットし、ほぼ同じ設定のなか、ヒロイン側の目線で進行するので、前作から立て続けに観ると更に面白いと思います(前作の映像が使われている部分も結構あります)。また前作は主人公の男性が徐々に信頼してた仲間を疑うようになり、孤独の恐怖も相まって自暴自棄になるホラーチックな設定でしたが、本作は実際自分で犯してしまった殺人と、その秘密を握り合うグループの1人のヒロインの女性が、些細な事をきっかけに仲間を疑うようになり暴走する部分を助ける友情モノに感じ、随分捉える印象は異なっていました。どちらが好みかは人それぞれだと思いますが、2作の基本設定が同じなので、前作を補完する部分もあり、ツッコミどころが満載とはいえ、大枠のドラマとしてスッキリする部分もありました。出演者も前作より滑舌が良くなり演技も上手くなってました。  ただラストの火山性ガスで1人の少年以外村人全滅って設定は敢えて出さなくても良かったんじゃないですかね?川原亜矢子さんの役は幽霊?巫女役の子が「前原圭一が気付いたようです」と言ってたように、前作の件が実際の事件であったかのようなにおわせ方の発言をしたり、少しの謎を残したまま終わる辺りもまた、この作品のミステリアスな良さなのかもしれません。結局は仲間を信じれるか、信じられないと幻覚に犯されていくというオチも単なる幽霊モノより好きです。大甘ですが6点です。
[DVD(邦画)] 6点(2009-11-15 01:09:27)
3.  ひぐらしのなく頃に 《ネタバレ》 
コミックもゲームも未経験です。確かに主要キャストの演技力は不足していますし、わざとらしい演出などが気になる部分もありますが、閉鎖的な村というコミュニティの中での秘密の共有や、外部の人間が狙われていくというシチュエーションは非常に怖いなと思いました。そこに神的なものが絡んでくるので、まさに日本的なホラーに仕上がっていると思います。主役の森山未来似の男の子も、過去にいじめられていた経験から村に越し、再び外部の人間として自らが首を突っ込んだことにより孤立してゆく恐怖を絡めて、なかなか頑張っていたと思います。しかし下に書いてる方もいるように色気のある美少女が沢山出ていて、いい雰囲気になる所でお預けくってばかりなので実に悶々としますね(笑)オチも含めてシナリオとして破綻している部分も多く、観終わっても「結局何が事実で誰が犯人?」というのも分からず終い。霊的なものも絡むのか人的なものだけなのか、そこらへんは次作で明らかになるのでしょうか?ロケーション、OPの映像共に雰囲気があり、この1作だけでは評価しずらい部分も多いのですが、次作への期待を込めて、7点をつけます。誰にも聞かれてませんが個人的には巫女役の子が好きです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-09-12 13:21:22)(良:1票)
4.  光る眼 《ネタバレ》 
処女でもとりあえず子供産みますか・・・。どんな種かもわからないのによく両親や彼氏が了承したもんですね。しかも皆が皆銀髪なのに、あんな小学生になるまでほっとくなんて現実離れしすぎでしょう。最初の集団失神までは本当に雰囲気あったんですけどね、どう終わらせるかがすごく難しい展開でしたね。見所を無理やり探せば、目が光る少年少女隊のリーダーの女の子がおすまし美人さんでした。相方のいなかった男の子も可愛い顔してました。スーパーマンもルーク・スカイウォーカーも出てましたね。でもシナリオが弱いのでさほど面白くも怖くもないです。結局一番怖いのはビデオのジャケットですね。最後のスーパーマンの爆死は切なかったです。余談ですが、子供の目が光るというと稲川淳二先生の「メリーさんの館」という話を思い出します。
[地上波(吹替)] 4点(2008-08-23 16:23:47)
5.  ヒート
余計なエピソードも多く感じて長いけど、刑事とマフィアのボスという『立場』に深みを持たせる意味で、敢えてこう撮ったのだろうと理解しています。銃撃戦も大迫力で、男のドラマを上手く撮るマイケル・マン監督らしくて素晴らしかったです。パチーノとデニーロという2大スターの共演てだけで客が呼べるのに、直球の男のドラマなのがいい。最後の握手は、お互いを理解しながら戦わざるを得ない男の立場そのものを物語っている気がしました。本当にカッコいいです。「24」で砂漠に突っ込んで死んだ彼、ちょい役でしかも情けない役でしたねえ…。
[ビデオ(吹替)] 7点(2007-10-09 11:16:10)
6.  ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 
セックスシーンと、銃で頭部を打ちぬかれた人間描写のグロさはまさにクローネンバーグ。ただちょっと期待しすぎました。個人的にはジョーイ⇒トムになった背景をもう少し見せて欲しかったですね。外周だけ見せられた感じで観た側としては一種の疎外感があり、映画に深みが出ない、消化不良、1週間後に映画を忘れてそう・・・。それ故にトムが家族と共に戸惑う姿も、全容を知った後に何だかあざとさみたいなものを感じてしまった・・・。人間てそんな簡単に過去を忘れられる程、記憶を封印できるんですかね?ただ自分自身に葛藤するヴィゴの演技(特にラストの家族で卓を囲んでる時のあの目と表情)は素晴らしかったと思うのでそこに4点。クローネンバーグは前作「スパイダー」が興行収入でコケたから、観客の涙をそそるのを目的としたようなコテコテな作品は作りたくなかったのでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-05-12 16:42:26)
7.  ピエロの赤い鼻 《ネタバレ》 
戦争中でも人々には心の交流がある。確かに敵味方に分かれるし、無残にも助かるものと助からないものがいるが、そんな背景の中から拾って得た命があってこそ、自分がここにいるという事を子供は理解して涙する。そのラストに全てが集約された人間ドラマの秀作だと思った。二人の男が起こした行動が、正しかったのかどうかなんてどうでもよく思えてくる。回想の一部始終を知る前と後で、あのドイツ兵の意志を継いでピエロになった姿を観た時、こんなに感じるものが変わってくるとは、映画って本当に素晴らしいと思った。
[DVD(字幕)] 8点(2007-01-04 00:24:05)
8.  ピアノを弾く大統領 《ネタバレ》 
「猟奇的な彼女」「ラブストーリー」等、笑いも涙も散りばめたシナリオの書けるクァク・ジェヨンの作品らしく、色々な所に細かい笑いがあり、またラブコメの王道という感じで仲良くなったり、邪魔されたり、距離を置いたりという展開が続くので飽きさせません。新米教師の受け持った問題児の父親が大統領という物凄い話ですが、SPも周りの人も非常に寛容でいい人ばかり。93分という短い映画ですがその分中だるみがなく、良かったと思います。大統領役のアン・ソンギは「シルミド」「黒水仙」といった重厚な役とは一転、子供想いで紳士的な大統領役も品を感じさせ好印象。チェ・ジウは正義感で怖いもの知らずな教師役をこれまた好演。主役2人の魅力で非常に安心して観られるラブコメになったと思います。残念と言えば相変わらず韓国ラブコメには不要な部分が多い事。チェ・ジウの親友が性転換手術したとか、全く不要なエピソードでは?きっとシナリオ段階では意味を持たせているのでしょうが、編集の段階でカットした部分の名残からか、違和感を感じるのだと思います(猟奇的な彼女でも感じた部分ですが)。ここさえ大目に見れば、中々良く出来た作品ではないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-08-02 10:36:44)(良:1票)
9.  HINOKIO ヒノキオ 《ネタバレ》 
ヒノキオのVFXとロボット共全く違和感が無く、素晴らしかったですね。観ている内にヒノキオに表情があるような気がしてきて、いじめを受けるシーンや(軍事ロボット云々のフォローは最後まで無しかい!)、ジュンを助けようと思って水に飛び込むシーンは感情移入してしまいました。シナリオ的には突っ込み所満載の映画なんですが(ゲームお現実がリンクしてるとかって展開は不要だったのでは?)親子愛、友情、愛情共に尤もな事を言っている部分も多く、引っ越してしまう友人との別れや、生死を彷徨っている時の母子の対面のシーン等で確かな感動もあり、全てを観終えるといい映画だったなあという印象を持ちました。個人的には憧れの相手を演じた堀北ちゃんの出番が少なかったのは個人的には少し残念・・・。あとジュンがずっと男だと思ってましたが、ラストのロングの時には可愛いなあとか思ってしまいました。メインを張った子供達の頑張り、ヒノキオの自然さに7点。エンディングテーマでYUIの名曲「Tomorrow's way」の選曲センスを持つスタッフに1点で8点です。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-07-15 14:53:48)
10.  ビッグ
トム・ハンクスの名役者ぶりを最初に認識した映画です。凄くノビノビと演じているし、これを観ると幼心を忘れないで生きていきたいなあとか思ってしまう。子供って大人に憧れるけど、実際になってみるとそれほどでもないんですよね。出来ればそう感じないもっと子供の頃に観たかった作品です。あとやはり鍵盤の上で踊るシーンは秀逸。髪の毛モコモコの当時のハンクスもいい!是非この映画のリメイクは、コリン・ハンクスにお願いしたいです!
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-19 15:19:35)
11.  羊たちの沈黙
これを初めて観たのは中学生の時でしたが、クラリスは完全にレクターの掌の上で動かされているだけだなって感じがしちゃって、先がどうなってしまうのかというサイコホラーの真髄を楽しめる事が出来ました。ホプキンスって役者さんもこの映画で初めて観たのですが、あの目の強さと、とり付かれたような演技に身震いしたのをはっきり憶えています。ジョディ・フォスターも自身知的な彼女が演じたのは適役。最初に観た事も相まってレクターシリーズではこれが1番怖いです。ジョナサン・デミ監督の演出も凄い。
[地上波(吹替)] 8点(2006-02-03 16:11:36)
12.  ピース・フォース 《ネタバレ》 
トム・ハンクスが奥さん(リタ・ウィルソン)と知り合った映画ですね。ただ「スプラッシュ」でも共演したジョン・キャンディの良さがあまり出ていないような・・・。トム・ハンクス演じる主人公がギャンブルの借金取りから逃れるために仲間と替わって平和部隊の一員となってタイに行って橋を架けるのですが、あまりにてんやわんやで途中からこの映画の目的が何だったのか分からなくなります(苦笑)数々の映画のパロディシーンも出てくるのですがイマイチ・・・。最後の橋爆破のシーンにお金をかけてますが、今のトムでは絶対に出演しないようなB級テイストがたまりません。でもDVDを買う程ではないかな?
[ビデオ(字幕)] 4点(2006-01-01 13:41:29)
13.  陽はまた昇る(2002)
ツタヤで中古ビデオが100円で売られていた時「時代はDVDにうつっているんだなあ」と思ったが、同時にこの映画の事を思い出しました。VHSビデオが誕生するまでの実話ですが、勿論脚色もされていると思います。それでも技術者のビデオデッキ製作にかける情熱みたいなものがひしひしと伝わってきて感動しました。西田敏行、渡辺謙をはじめとしたキャスティングも皆見事だったと思います。企業に入るといかに上の堅い考え方を曲げるのが大変な事かが分かりました。改めて敬意を評したい。佐々部監督の作品はヒューマン物が多いが、これが1番好きです。カシオのデジカメ誕生秘話の映画も観てみたい!
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-30 14:31:53)(良:1票)
14.  ピアノ・レッスン
16歳の時、自分の中で恐らく初めて観たR指定の映画が「ピアノ・レッスン」でした(苦笑)しかし、そういったレートは無関係にこの映画は男の私からしても大傑作だと思います。先日部屋を片付けていたらこの映画のビデオが出てきました。そして16の時に観て傑作だと思ったこの映画を、今観たらどう思うだろうかと思って12年ぶりに観てみました。昔はマイケル・ナイマンの美しい音楽(サントラも買いました)と陰鬱でありながら幻想的な映像。16の私には刺激的だったストーリーなどに目を奪われましたが、28になって観ても、その映像や音楽の美しさ等、当時惹かれたものはそのままやはり「美しい」と感じました。ストーリーに関しても官能的なピアノのレッスンは描き方が女性監督の視点からしてやはり美しく(ハーヴェイ・カイテルはあんまり美しくないけど 笑)、魅力的にうつりました。ただ12年前と違って、サム・ニール演じるスチュワートは、せっかくお嫁さんに貰ったのに心を閉ざしたままあまり感情を表に出さないエイダに不倫をされて、可哀相だよとか同情してしまいました(苦笑)多分人のいいサム・ニールに12年前より感情移入してしまったのも要因ですけどね。でもやはりこれは女性の映画。目だけで感情を全て演じきったホリー・ハンター。そして天才的な演技力を見せつけた娘役のアンナ・パキン。2人の存在感に尽きますね。やはり名作でした。この映画には物語以外の部分にも不思議な魅力が沢山感じられます。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-08 15:47:55)(良:2票)
15.  ビッグ・フィッシュ
オヤジを結構若くして亡くしてる俺としては、例えそれがオヤジのホラ話だったとしても信じてやりたいなあと自分の体験と重なって、より強く再認識した映画です。独特のティム・バートンのファンタジー色もあり、笑える部分も切ない部分も詰まっていて。もう一泣きしたい気もしたけど、それは欲張りですかね。親は子に常に尊敬の念を抱いていて欲しいのかもしれませんね。そしてまた子供も、親を大切に思うべきなんですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-31 18:38:03)
16.  非情の罠 《ネタバレ》 
67分の物語。日本初公開時は43分。切られたであろうおそらく暴力的なシーンはどこだか検討がつきますが、オリジナル完全版しか知らない私にとって、どうせ43分にするならもっとテンポ良く全体を進めた方がいいのでは?というくらい、ある意味キューブリックらしくゆっくりな展開です。  しかしながら目を見張るシーンも非常に多い。ボクサーが悪夢にうなされるシーン(ネガ反転映像が、高速で街中を直進するシーン)は、「2001年宇宙の旅」に出てきたスターゲイト突入のシークエンスを思い出すし、光と影のコントラストも、カメラマン出身のキューブリックならではの芸術的センス。ボクシングシーンも、スコセッシの「レイジングブル」や、タランティーノ作品に影響を与えた事は必至で、翌年の「現金に体を張れ」でより浮き彫りにされる事となります。最後の格闘シーンは、ビルの上を噂では許可を得ずに撮影したとか?マネキンのあるラストの格闘も実に大胆な構図でカッコいい!  「金が無いならアクションかサスペンスを撮影しろ」という時代に、今までに無かった大胆な撮影法で映画界に挑戦状を叩きつけたとまで言われた「非情の罠」。キューブリックの原点たるこの野心あふれる作品を、お時間がある方にはお薦めします。
[DVD(字幕)] 6点(2004-09-22 17:57:53)
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