1. 響 HIBIKI
欅坂46の楽曲を聴いている者として、「平手友梨奈である」という基礎点5点からスタートして充分満足。ただそれ以上でもそれ以下でもなし、申し訳ないけれどもそんなところ。原作未読だけになんともいえないが、きっといろいろなところが略されてしまっていての話の急展開は、鮎喰響の何万分の一規模でも同分野の仕事をしていると「いくらなんでも……」との思いがどうしても先に立つ。うなずける言葉も多い(特にラス前の山本春平=小栗旬とのやりとりは秀逸)だけにそこが残念でした。 名優たちが平手の周りを支える中でもアヤカ・ウィルソンと野間口徹に心の1点を、響がパイプ椅子を折りたたむシーンにも同じく心の1点を、それぞれ差し上げます。 [映画館(邦画)] 5点(2018-09-17 11:18:06) |
2. 白夜行
《ネタバレ》 時間の関係からカットされた部分の選択も見事なところで、原作に近い味わいだったと思います。個人的には(比較をしてもしょうがないですが)ドラマ版よりはこちら、です。 堀北真希、高良健吾の活躍はもちろん(あ、船越英一郎さんも)ですが、川島江利子を演じた緑友利恵、そして栗原典子の粟田麗。このふたりの存在が、よりこの映画を『白夜行』にしてくれたのだと思います。内容としても、映画化ものとしても、満足の7点。栗原典子がワインを飲むシーンの全編(バックで笹垣毒殺未遂のニュースが流れているところから)に、心の2点を差し上げます。 [映画館(邦画)] 7点(2011-04-28 17:34:58)(良:1票) |
3. ピアニスト
「好きなら変態でもなんでも受け入れろよな」とかなんとか、いろいろと考えを巡らせてみましたが、理屈よりも目の前に現れる嫌悪感に勝てませんでした。ラストに出たエリカの表情の変化に4点。それだけでご勘弁ください。 [DVD(字幕)] 4点(2009-03-07 14:07:39) |
4. ビーン
うーん、「“Mr.ビーン”とはまた違う」と考えるべきなんでしょうか。DVDの“おまけ”にチラッと入っていた“Mr.ビーン”のシーンの方が笑えてしまいました。ところどころ吹いてしまうところはあったものの、ちょっと残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2005-09-25 17:57:49) |
5. ピノッキオ
うーん……。「ファンタジーである」という観点から、“ピノッキオがおじさんであり、かつみんなはちゃんと木の人形に見えている”などの発想の妙は感じますが……肝心のピノッキオの行動に(おもしろさや悲しさなどの)興味をあまり感じませんでした。なんかぶつ切りな感じ、と言うのでしょうか。「オモチャの国」の風景や町並みなどは心に残っているんですけどね。それと妖精さん、ありゃもう許してあげすぎだと思います。 4点(2004-01-07 23:12:31) |