1. ピンクパンサー
《ネタバレ》 言われ尽くされていることだけど、やっぱり異国のコメディって難しい。ドタバタで笑ってしまえば底の浅さを見透かされるし、観客と違うところで笑うのもなんだかインテリぶってて(言葉がわかってるぞ的な)なんかイヤーな感じだし。それでもなんでも、やっぱりスティーブ・マーチンはもっと日本で評価されて然るべきだと思うんだよね。ピーター・セラーズの色を、観ている間はすっかり消してみせたところはやっぱりスゴイ。ビヨンセが可愛かったのと、ジャン・レノの珍妙な踊りだけで、モトは取ったかな。あと、クルーソー警部が、なんであんなにまでクドいフランス語訛りの英語を使うんだろ?と思うかもしれませんが、それはしっかり伏線になってますのでご注目w [映画館(字幕)] 5点(2006-06-01 23:36:33) |
2. Be Cool/ビー・クール
《ネタバレ》 ゲット・ショーティの続編とはいえ、カネとマフィアと女が絡むハナシで、トラボルタとユマを使うというキャスティングは、いったい何を考えているんだ???どうしてもあの作品と比べてしまうわけでしょ、やっぱり。それを思わせるダンスシーンまである始末で。なんでこんなカネをかけて、例の作品の二番煎じを見なければならないのか。シャレで済ますには、開き直りすぎなんでねーの? ロック様とスティーブン・タイラーが出ていたことで、この点数にしておきますけどね。。。 [DVD(字幕)] 4点(2006-05-02 20:43:28) |
3. HINOKIO ヒノキオ
資源のムダ使いとしか思えないような邦画が乱立するなか、キラリと光った1本。子供はヒノキオの一挙手一投足にワクワクし、大人はジュンとサトルの友情とも愛情ともつかない淡い人間模様に心打たれる。違和感のないCG、しっかりした子役の演技という土台に支えられ、見終わった後心地よい感触に包まれた。親子の関係と友情が上手くリンクできていない点がちょっと残念だが、もっともっと色んな人に見てもらいたい佳作です。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-29 11:32:28) |
4. ビヨンド
好きだけど、他人に奨められない映画のトップランカー的作品。グロさの中に美しさを見出すにはそれ相応の覚悟と鍛錬を必要としますからね。。。中学の頃に見て意味が分からず腹を立て、今になって見返して、やっぱ意味がなかったのかとほくそえんだ。そんなフルチが大好きさ。 5点(2004-08-27 15:24:27) |
5. HERO(2002)
限りなく6に近い7。ドニーとジェットの最初の対決だけで満足してしまった。あとはマギー・チャンがキレイだったことくらい? 湖の上のワイヤーは精神戦と断ってたから、あれはあれでいいと思いますよ。あと、パートごとに色彩分けるのって好きだから、そのあたりも好印象。話は寝ない程度に興味もてたので、点数的にはこんなもんかと。 7点(2004-02-17 20:27:11) |
6. 光の旅人 K-PAX
ジェフ・ブリッジスが同じような役をやっているだけあり、思いっきりフィッシャー・キングとカブっている印象。皆が絶賛するほどスペイシーを評価していないので、このあたりの点数です。映画館で観たら、きっと怒っていただろうな。 4点(2003-12-08 20:58:54) |
7. ピストルオペラ
主役が江角というのが致命傷。あの棒読みで雰囲気ブチ壊し。鈴木作品をまともに見たのは初めてですが、色の使い方が上手いっすね。編集はイマイチでしたが。あと演技はしょっぱいが、山口小夜子さまがウツクシイ!音を消して映像だけで楽しみたい。あ、でもエゴ・ラッピンの音楽は聴きたいからなぁ。痛し痒し。 5点(2003-12-06 23:13:41) |
8. ビューティフル・マインド
《ネタバレ》 確かLOTRが混んでてこっち観たんだよなー。アカデミー獲った作品という予備知識のみで。“うわ、ワシの好きなスパイモノ?”と思ったら妄想オチかよ!と意外な展開にかなり面くらいました。これがアカデミー獲るなんて、ねぇ。1度観てオチを知ったら2度と見る気にならない。別にオチ以外印象にないから。ならまだファイト・クラブ見たほうがいいや。 6点(2003-12-06 22:17:11) |
9. ヒート
本当はふたり一緒のシーンはないんじゃないか?って話題になりましたよね、これ。それを聞いて映画館に行かなかった。それが映画人生最大の汚点、と思えるくらい良かった。2大スターの存在感はいわずもがな。脇を固めるのがヴァル・キルマーにダニー・トレホにトム・サイズモア!もう失神しそうになりました(笑)。銃弾を浴びた車の弾痕が異様にめくれ上がっていたり、異様に乾いた銃声など、銃マニアを唸らせる戦闘シーンも出色。私にとってはデ・ニーロとパチーノ、キルマーのそれぞれの女性との絡みがいらなかったくらいで、あとは素晴らしかった。ああ、映画館で観たかった…。 8点(2003-12-03 23:24:18) |
10. ヒマラヤ杉に降る雪
地味。だからといってつまらないわけではない。それは、舞台(どこなんだろ?)の美しさ、その美しさを切り取った撮影技術によるところが大きい。そのため、メインである屋内で展開される裁判部分がつまらなく感じてしまう。ここでの工夫がほしかった。工藤夕貴も悪くないが、鈴木杏の目の力のほうが圧倒的に勝利。彼女が出てくる幼少時代のエピソードのほうが魅力的に映るのは監督としてはどう思うのだろう? 4点(2003-12-01 18:34:35) |