1. ヒート
あれだけの顔ぶれであれだけの人間模様を描くなんて、心底すごいと思った。銃撃戦のシーンも総毛立つくらいの迫力。女性の様々な悲しみには、共感なんてできない…言葉を失った。たて続けには見たくないが、折に触れ、「見たい」と思わせてくれる作品だろう。 10点(2003-12-23 22:00:00) |
2. 評決のとき
ひょろい男の口からあんな最終弁論が飛び出すとは…自分が問い詰められているかのような緊迫感だった。暴力シーンは残虐だが、でも、それが全体とのバランスがとれている…それくらい深刻な事件に対する、とどめの一言。スゴイ。…ちょっとぽっちゃりのアシュレイ・ジャドがかわいかった…ケビン・スペイシーのイヤ~な感じも生きてた。 9点(2003-12-23 21:50:32) |
3. ピースメーカー
クルーニーは、頭が揺れる。力説したり走ったりする度にガクガクと。それを発見したのがこの映画。…バカっぽく見えて男前が台無し。ストーリーも、そのガクガクの前には説得力ゼロ。 3点(2003-12-22 23:25:06) |
4. 羊たちの沈黙
犯人が女装して踊るシーン…あの犯人の声も印象的でした。「ヒート」で、アル・パチーノの同僚をやっていたのを声で気づいたくらい。 常に曇天。回想シーンがきれいな青空。クラリスの精神状態を示しているようで、事件を取り巻く人間たちの状況を表しているようだった。そんな中、クロフォードだけが楽天的に見えた。これも一種の演出だったのだろうか。犯人の目的と、娘を誘拐された議員に投げかけるレクターの言葉…鳥肌ものでした。ビバ精神科医!!ホプキンスとフォスターには文句のつけようが無かったです。 10点(2003-12-21 19:00:37) |