1. 昼顔(2017)
《ネタバレ》 終始制作者の「不倫なんかしちゃ駄目だよ!ろくな事にならないからね!」という声が聞こえてくるかの様な追い詰められ方だ。誰も幸せになる気配が無い。しかし後半やたらと順調に事が進み始め、そんなバカなと脳裏に猜疑心が過り始める。だからオチが早々に読めてしまった。てかもうこれはホラー映画だ。見てる間ずっと緊張しっぱなし。ホラーは好きだがしかしこれは俺が期待するホラーとは違う。なぜなら敵はエイリアンでも幽霊でもなく「自業自得」なのだから逃れ様が無いのだ。良く出来た映画だとは思うが、得るものが何もない。強いて言うなら、別れると決めたら情けなんか掛けないで徹底的に突き放すべきだと再認識したとそれくらい。俺が映画に求めるものは娯楽であって、教訓を押し付けられたくて観る訳ではないのだ。終始辛い映画で疲れた…主人公二人の演技は評価したいので気持ち加点して半々の5点。 [地上波(邦画)] 5点(2018-07-12 07:28:45) |
2. ヒストリー・オブ・バイオレンス
《ネタバレ》 追い詰められて本気出した時に負傷しながらもきっちり勝つというカタルシスは得られるんだけど、壊れた絆はきちんと修復して欲しいと願う口なもんで、そういった意味イマイチでした。 [地上波(吹替)] 5点(2016-10-14 00:18:16) |
3. 必殺仕掛人
《ネタバレ》 田宮二郎も森次晃嗣もカッコいい。でもね…これはいかん。いかんよ。何がいかんって、仕掛人である事がこうもあっさりバレちゃうって…しかもあんな大勢の前で晒されちゃもう江戸にいられないでしょうに何サラッと助かってんの。てかどうやってバレたの。叔父がバラしたにしても叔父は依頼人ではないかと的に疑われてるし、どういう事よ。さらに的の二人は仕掛人に命を狙わてると知ったにもかかわらずその晩にのんびりおっぱじめて、護衛も付けずに枕並べてのんびり寝ちゃってるし、ちょっと隙だらけ過ぎる。命が惜しくないんですか。なんか色々とのどかなシナリオでした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-09-20 12:31:37) |
4. ビッグ・バグズ・パニック
《ネタバレ》 結構真面目なホラー映画だった。虫はさほど怖くないが、今まで普通に会話していた人物が怪物になって襲ってくるというゾンビ的な怖さを堪能出来る。突然脇腹から長い足が生えてきて、かなりのインパクト。目が見えないというのも個性的で、白目がまた怖い。この虫人間との戦いを軸に展開すればもっと凄い映画になったかも知れない。最後お父さんとの戦いを期待してたんだけどなぁ。バリバリの低予算でセットの安っぽさもコント並だが、虫の安っぽさに目が慣れているのであまり気にならない。 [地上波(吹替)] 6点(2015-09-01 08:15:58)(良:1票) |
5. ピースメーカー
ジョージクルーニー&ニコールキッドマンの共演、垢抜けない小山力也と大いに見どころ有りですが内容は至って普通。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2015-05-10 14:47:53) |
6. 光る眼
《ネタバレ》 怖い。子供強い。感情を持たない、生まれながらにして優秀な民族が人間社会を支配するという概念に痛烈な社会風刺が見え隠れ。最後の対決で、頑張れスーパーマン!と応援したくなった。後味も悪くない。支配階級の者も心があれば同じ立場で共存出来るのではという希望を持たせたラストはなかなか秀逸。デイビッドが友情パワーに目覚めてリーダーの子と超能力バトルでもおっぱじめたりすればさらに盛り上がったかも知れないが、カーペンターにそんなSF的なヒーロー像は似合わないですかね。とにもかくにもクリストファー・リーヴの勇姿が見られる事に価値がある映画。 [地上波(吹替)] 6点(2014-07-06 23:33:48)(良:1票) |
7. 秒速5センチメートル(2007)
《ネタバレ》 映像特典で監督がなぜこんな構成にしたかを語っていたが、構成上の事情はともかくこのストーリーは何だ。あえて観る者を不快にさせるメカニズムを研究して作ったのではないかと思わされる見事な暗転。一章で心暖まる長距離恋愛、二章で応援したくなる片思い、最終章でこれまで積み重ねてきたものを全く結実させずバラバラにして終える。せめて二章の子と主人公の再会くらいまでは描いてもいいだろう。それをしなかったのは「絶対に報われてはいけない」と決めてかかって作ったからとしか言い様がない。最後により高い位置から落とすために用意された一、二章だった。もしこの作品を気分害する事なく観たいのであれば、一章目のみで視聴をやめる事をお勧めする。私は二章目の女の子が好きなので、二章目のみを観るのも良いだろう。なぜこの作品が賛否両論巻き起こす事になったのか、その理由を知りたいのであれば全編通しでどうぞ。クリエイター・作家もしくはそれを目指す人達に対し、物語を作る上で「やってはいけない事」とは何かを示し、「やらねばいけない事」は何かを考えさせてくれる、教材のような作品だなと思ったりもした。そういった意味で一見の価値有り。見終わってしばらく経つが、思い出すだに不快になる。自分の中でどんどん評価が下がっていくので、0点にならないうちに3点献上しておく。なぜか「4点以上は付けなければいけない」という強迫観念に駆られる不思議な作品なのだ。大変危険である。 [DVD(邦画)] 3点(2014-02-02 14:30:16)(良:1票) |
8. ピッチブラック
《ネタバレ》 怖かったし、よく出来た映画だと思ったけど、何かこう、やるせないんだな。生き残らなきゃいけない人が死ぬってのは、やっぱ釈然としない。ホラー映画ってのはかように意外性で驚かそうとする傾向が強いが、怖いのと釈然としないのはちょっと違うと思うんだ。やはり納得して終わりたい。 [DVD(吹替)] 6点(2011-03-30 07:22:35)(良:1票) |
9. 漂流教室
《ネタバレ》 鑑賞中にツッコミ所をメモりまくるなんて初めてだ。それほどツッコミ所満載の映画。全部羅列して投稿したら容量を倍以上オーバーしてるって弾かれましたよwしょうがないのでなるべく簡潔に。まず、こんなにリアリティを感じない映画も珍しい。普通こういう状況でそんな行動取らんだろってのばっか。リアリティどころかセンスも感じない。この監督の悪い部分全てにブースターをかけて滅茶苦茶にした映画。ダサい、臭い、チャチい、唐突、意味不明。グランドスラムを越える痛さ。地震が起こってパニクるシーンは無駄に長く意味不明だし…外と電話が通じるか確認するだけなのに誰がどこに電話かけるか揉めたり。黙って110番しろよ…こんな状況で色恋を口にし始めるおめでたい奴はいるし…口から砂吐いてバッタリ倒れるオバサンはどうしたんだあれ。CMにも使われてたけど、単なるインパクト狙いか?…テレビのレポーターが「タイムスリップでは」とか唐突過ぎだろ。名優高橋悦史におかしな台詞ばかり言わせるなよwそこに現れた翔の母親が「私のせいです!」ってあんたは神か!…アホ女教師は貴重な食料を関谷に投げ付けるし。みんなが化物と戦ってる最中になぜかピアノを弾き始めるし…ピアノの音が化物退治に有効なら、なぜピアノを弾いていた女教師は化け物に喰われるの??…腹減ったから飯食いましょうってアンタら、給食室に子供を入れるな!無秩序にデブがモサモサ食い始めてるじゃねーか!ちゃんと分配しろよ!…母から息子へ謎のバット渡し。そのバットはなぜ給食室の床から現れた?…とにかく暗くて何が行われているかよく分からないパニックシーン。稚拙なセットを誤魔化してるようにしか見えない。ドリフのコントの方がまだ緊迫感あるぞ。…化物をやっと追い払ったと思ったら何も対策せずに寝るな!寝てる間に襲ってきたらどうするんだ!…失恋したくらいで蒸発すんなよ男教師!大事な生徒達を置いてどこ行くの!…リーダーに着任した翔、貴重な水を勝手に拝借してるヒロインを見逃す。って…パンティ洗ってるしwここは貴重な加点ポイント。んで、不正を見逃された礼にキス。そこから芽生える恋愛ってオイ……で、最大にして唯一の見せ場が砂のシャワーシーン。微乳バッチリ。何の意味もないシーンだが貴重な加点ポイント。てな訳で官能映画だと思う事にした。でなきゃ2点も差し上げられない。歴史に残る駄目映画である事は言うまでも無し。 [ビデオ(邦画)] 2点(2009-10-25 11:21:48)(笑:1票) |