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プロフィール
コメント数 1725
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自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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1.  百円の恋 《ネタバレ》 
安藤サクラに尽きる。本当にいい女優だ。『愛のむきだし』で独特の存在感に注目するようになったが、やっぱり他に替えられない存在感。 冒頭は、あれ?安藤サクラってこんなブスで女っ気がなかったっけ?と思うほど酷い有り様。漂う閉塞感、底辺感もすごい。32歳にして引きこもりの処女。実家から追い出され、バイトで入った百円ショップは底辺ダメ人間の吹き溜まり。そこの同僚に処女をレイプで奪われるが、バナナ男とはようやく良い関係に。かと思えば逃げられしまうという、『嫌われ松子』みたいな悲惨な人生。 それがボクシングに打ちこんで変わってくる。決して美人ではないけれど、ふとした表情に色気があってチャーミング。死んだような顔が活きてくる。ボクシングの動きもシャープで本格的。 これで努力が実って勝ってしまえば実に映画的なのだが、そうならないのがいいところ。ボコボコにやられて、負け犬から脱せない。でも、これまでの底辺にうごめく虫けらのような人生とは確実に違っている。ビューティフル・ルーザー。そのボロボロになった姿が愛おしくて感動的。 この役を安藤サクラ以上に表現できる女優はいない。  相手役の新井浩文も適役。それ以外も登場人物のキャラが立っているし、印象的なシーンが幾つも散りばめられている。 ヤンキーっぽい姉妹ゲンカ、バナナ男の乳首プレイ、泣き笑いで食べる巨大肉、同僚ゲス男のレイプ、強盗に入るやきそば弁当女。いたるところにセンスの良さが感じられ、見終わった後は温かい気持ちになれる。 趣味の違う友人が薦めていたが、これには共感。『ボーイズ・オン・ザ・ラン』と同タイプの観ていて痛くて楽しい映画。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2015-09-11 01:12:26)
2.  陽のあたる教室 《ネタバレ》 
滑り止めで音楽教師になったホランドが、次第に教師という職業にのめりこんでいくさまに、生徒と共に成長している姿が認められる。 ホランドの家庭も並行して描かれるが、難聴の息子との葛藤が夫婦の成長にも関わっている。 ホランドは美しく才能ある教え子と惹かれあうが、一緒にニューヨークにとの誘いにも家庭を捨てない。 ジョン・レノンの死など世相を映し出すことで、ホランドの人生の軌跡がリアルに浮き彫りにされる。  誠実に生徒と向き合う姿勢が、音楽家としてよりも教師としての人生を歩ませた。 それは平凡な人生のように見えるかもしれないが、ラストのお別れ会が示すように多くの人生を変えた聖職を勤めあげたということ。 この映画は教師や教師志望者にこそ観て欲しい。 描かれているのはヒーローのように活躍するような特別な教師像ではないので、感じとるべきものがあるはずだ。
[ビデオ(邦画)] 8点(2013-06-01 00:46:04)(良:1票)
3.  ひとよ 《ネタバレ》 
殺人犯の子として生きていかねばならない悲哀。 雄二(佐藤健)は堂下(佐々木蔵之介)に実父を投影し、堂下は逆に雄二たちに我が子を投影し、互いの思いのたけをぶつける。 投影によって抑えられていた感情が露わになる展開がうまい。 ただ、雄二には好感が持てず、母(田中裕子)の気持ちの方に寄り添ってしまう。 いくらそれしか書く才能がないからといっても、母を売るような記事を書く息子は許せない。 でも、それを我が子のために喜んで許せるのが母性なのだろう。 家族の崩壊と再生はよくあるものだけれど普遍的テーマなので共感はしやすい。 俳優陣がみな達者でそれぞれ持ち味を発揮していて良い。 特に田中裕子には改めて感心させられる。 タイトルは「人よ」の意味かと思っていたが「一夜」と掛けてのひらがな表記だったのか。
[DVD(邦画)] 7点(2024-06-27 11:27:01)《新規》
4.  ひゃくはち 《ネタバレ》 
甲子園常連強豪校の補欠を軸にした青春もの。苦しいことばかりで試合にも出られない。なのになぜ続けているのか? 前半はたわいないライトな野球コメディかと思っていたら、後半にわかにシリアス青春路線になってくる。 煙草を吸ったり、女子大生とコンパしたり。野球強豪校にもこうした部員は実際にいるのだろうと思わせるリアルさ。新人女性記者はそうしたいい加減でふざけた姿に憤りを覚えるも、部員たちの真摯な面も知っていく。皆が寝ている朝早くからバットを振ったり、泥にまみれヘドを吐くまで練習しているのも事実。 甲子園でベンチ入りできるかどうかというのは、当事者にとっては一生を左右するくらいの重大事に思えるだろう。レギュラーになれなかった試合での応援席ではチームの敗退を内心喜んだり、レギュラーの怪我でメンバー入りできたのを喜びもする。テレビの高校野球では決して描かれない球児の本音がここにはある。 ラストは試合の結果が描かれていないが、この映画にふさわしい良い終わり方だと思う。
[DVD(邦画)] 7点(2016-10-21 21:15:02)(良:1票)
5.  ヒドゥン(1987)
異星体が人間に次々と乗り渡って極悪非道を繰り広げるパラサイトもの。 30年ほど前の作品で、今見ても面白いが、当時としてはもっとインパクトがあったと思う。 ラストのまさかの入れ替わりも意外性があって良かった。 細かい設定が雑で、B級映画の印象を拭えないのが惜しい。
[DVD(字幕)] 7点(2016-07-25 01:44:10)
6.  ビッグ
シンプルで深みはないものの、理屈抜きで楽しめるファンタジー。 スーザンが大人のアプローチをしようとするのに、子どもっぽくあれこれ車内をいじくり回すジョッシュ。 スーザンの戸惑う姿がクスリと笑える。
[ビデオ(吹替)] 7点(2014-03-13 00:43:13)
7.  秘密(1999) 《ネタバレ》 
『転校生』の二番煎じかと思ったが、ストーリーテラー東野圭吾の原作だけあって究極の選択を迫られる展開がおもしろい。 魂は妻とはいえ娘の体と交わるわけにはいかない夫の戸惑い。 ついに藻奈美として生きていくことを決意した直子の判断は一番賢明なのだろう。 電話の盗聴までされるようになっては仕方がない。 それでも平介の心情を思うと切ない。 夫に抱いてもらえない直子も切ない。 直子に体を乗っ取られた藻奈美も切ない。 娘になりきった元妻を平介はどんな思いで送り出したのだろう。 運命のいたずらに苦悩しながらも前を向いて精一杯生きようとする姿が救いで、コミカルなシーンも交えているのも重苦しくならずに好感が持てる。 全盛期の広末のかわいさが光る作品。
[ビデオ(邦画)] 7点(2014-03-03 18:46:36)
8.  羊たちの沈黙
クラリスとレクター博士の会話に漂う奇妙な緊張感。 サスペンス性が高く、レクター博士が不気味で何をするのか予測がつかない面白さ。
[地上波(吹替)] 7点(2013-07-09 21:52:48)
9.  百万円と苦虫女 《ネタバレ》 
蒼井優が人付き合いの苦手な女の子を好演。 トラブルを避けるために本心を隠して人と距離を置く。 それが嫌な目に遭って来た体験から得た処世術。 そんな中で出会った彼氏や、弟との文通が鈴子の気持ちを動かす。  姉弟の絆は微笑ましく感動的でもあった。 ところが、誠実そうに見えた彼氏のほうは、次第にお金をアテにされるように。 そんな男とは別れて正解。 と思っていたら、まさかのどんでん返し。 口下手で不器用な二人のラストがなんとも切ない。 何やってんだよ、じれったい。  でも、後からちょっと冷静に振り返るとかなり無理のあるところがチラホラ。 鈴子を引き止める手段としてお金を借りて百万溜めさせないというのが浅はかすぎる。 金を借りたら軽蔑されるリスクがあることくらいわかるだろうに。 問い詰められたときも、嫌われたくないなら真相を言うはずだし。 それができないほどのダメ男には、飲み会での対処とかを見るかぎり思えなかった。 それに割と早めに自分から好きだとちゃんと告白もしていたし、それを考えると好きだからここに居てほしいとくらい言えなきゃおかしい。 キャラがブレてる。 そもそも百万円溜まったら引越しという設定に違和感を感じていたが、要するに金を借りて葛藤を生むためのストーリー上の都合でしかなかったのか。  携帯電話のある時代にこんなすれ違いドラマって本当に久しぶりに見た気がする。 携帯電話のおかげで、日常でのすれ違いはほぼありえなくなってしまったから、そこから生まれるドラマもなくなってることを実感。 鈴子の場合は、人と関わりたくなくて持ってなかったということで説得力を保ってはいるが。 幾つかの矛盾点を打ち消しにするほど、蒼井優の魅力が出ていた。 蒼井優じゃなければ、ストーリーにリアリティがないので凡作になっていたかも。
[DVD(邦画)] 7点(2013-07-06 22:56:29)(良:1票)
10.  ビューティフル・マインド 《ネタバレ》 
「君に何を言えばセックスしてくれるかわからないので、すでに言ったことにしてくれないか? 君も体液の交換がしたいんだろう?」 ぶっ飛んだ口説き文句が笑わせてくれる。 エリート学生たちの女目当ての会話は、経済学者アダム・スミスの理論を絡めているのがおもしろい。 コメディテイストで始まったので、後半の超シリアスな展開は予想外だった。  大学院のルームメイトや政府の仕事の依頼者が、妄想の中の人物だったとわかってビックリ。 統合失調症患者の目線で物語が進行していたので、そこに感情移入することができ、インパクトが強かった。 こうした患者にはなんだか近寄りがたくて怖いイメージも正直あったが、主人公に感情移入してその苦しみが伝わってくる。 副作用で仕事も性生活もできなくなることを嫌って、薬を飲まずに再発したのは責められない。 だが、側でサポートし続ける妻の心労と苦悩は想像を絶する。  万年筆を置くシーンや最後のスピーチは感動とまではいかない。 伝記ものは2時間に詰めると、どうしてもダイジェスト的なところもあって話の流れに乗りにくい。 なので、傑作と呼ぶには少しだけ足りない印象。 暴れん坊のイメージのあるラッセル・クロウが、違った一面を見せてくれた。
[ビデオ(吹替)] 7点(2013-06-10 00:26:26)
11.  ヒミズ 《ネタバレ》 
園子温監督の描くいつものバイオレンスと狂気がここにもある。 おもしろい。おもしろいが、傑作とまではいかない感じ。 原作にはない震災を絡めたのは、狙いはわかるがあざとさが気になった。 ストーリーの中でリンクしきれていない印象が残る。  一番信頼するべき親から見捨てられ死までも望まれた子供達のやり場のない悲しみ。 「がんばれ!」「死ぬな!」「この世でたった一つの花よ!」「夢を持て!」 住田と併走する少女の叫びは、自分への励ましでもあっただろう。 教室での教師の上っ面の言葉とは重みが違った。
[DVD(邦画)] 7点(2013-05-16 01:24:56)(良:1票)
12.  ひみつの花園 《ネタバレ》 
お金だけをひたむきに追い求める女の子(西田尚美)のキャラがいい。 銀行強盗に拉致され、犯人が逃走する過程で事故に遭い、5億円の入ったケースが樹海の池に沈んでしまう。 犯人は死亡、お金のありかを知っているのは主人公だけ。 その金を手に入れるために必要となるあらゆることに突き進む。 車の免許を取り、スキューバダイビングやロッククライミングをマスターし、大学の研究室にもぐりこみ―― 他人を一切気にすることのない、すさまじいまでの行動力。 そうして、苛酷な障害を乗り越え、ようやく手に入れた5億円。 ところが、使うことなく秘密の場所に埋めてしまう。 ラストの場面、バミューダトライアングルの海で沈んだ豪華客船の金塊を狙って、アマチュア探険家が集まっているとのニュースを聞き、目を輝かせる。 「私、行くとこできちゃった」  お金を使って何をしたいというのが目的でなかったのが、馬鹿がつくほどの純粋さを感じさせてすがすがしい。 かなりぶっとんだスラップスティック・コメディになっており、単純に楽しめる。
[ビデオ(邦画)] 7点(2012-12-10 19:10:18)(良:1票)
13.  ヒメアノ~ル 《ネタバレ》 
「ヒミズ」もそうだが、古谷実原作の独特のテイスト。 ギャグ路線の稲中卓球部と同じ作者とは思えないシリアスさ。 どこか闇と狂気、ヒリヒリと乾いて荒廃した世界を感じさせる。  タイトルの意味がわからなかったが、ヒメトカゲという造語で、強者の餌食になる弱者を指すようだ。 強者に虐げられた者は、より弱い者に捌け口を求める。 自分が辛い思いをしたら、他人にはそんな思いはさせない――そんな道徳的な人間ばかりじゃない。 むしろ、より弱い者へと捌け口を求めるケースが目立つ。 同級生のイジメ、親の虐待、先輩の理不尽なしごき等、負のスパイラルが多く見られる。  冴えない童貞男の岡田が、清楚でかわいいユカに一目ぼれされるという思いもかけない幸運。 ところが、そのユカをストーカーしていた安藤が、岡田の高校時代の同級生でシリアルキラーだったという不運。 佐津川愛美と濱田岳のラブシーンがいい。 清楚に見えた女が実は結構経験豊富で、そこに引っかかる男の器の小ささがコミカルでクスッと笑える。 と思えば、一転してシリアルキラーの血生臭い凶行で、緩急めまぐるしい展開。  このシリアルキラーを演じる森田剛に、どうしようもない違和感。 イジメてた側ならわかるが、どう見ても元イジメられっ子には見えない。 さらに致命的なのは、サイコキラーの狂気が感じられないこと。 ここが違えばストーリーは面白かっただけにもったいない。 ミスキャストだと思ったが、だったらこの主役を演じきる役者が誰かというと、探すのがなかなか難しい。 興行ということを考えて、話題性スター性のある俳優の中から主役をとなるとなおさらだ。 この手のものが得意な韓国映画では、本当に気持ちの悪い、身の毛もよだつ狂気を感じさせるのだが、邦画ではそこまでのものは感じない。 日本では演技派で聞こえる役所広司でさえ、「渇き。」では役の上での狂気や不気味さをまったく感じずガッガリしたくらいなので、本業が歌手の森田剛に多くを求めるのも酷な話なんだろう。 いくらフリをしても、その目や顔つきからは、本物の持つ闇の深さとか邪悪なものは滲み出ない。 日本でも実際に事件を起こしてニュースになったサイコキラーが何人もいたが、皆、滲み出る負のオーラが違う。 こいつ本当にサイコキラーの資質があるんじゃないか――と思わせたら勝ちだが、残念ながらそこまでには至らなかった。 嫌悪感を催す不気味な役と子役の演技に関しては、天性の何かがあるのではと疑うほどに韓国との歴然とした差を感じる。韓国だけでなく欧米にも及ばない。 オタク的な気持ち悪さをコミカルに上手く演じる役者は、この映画でのムロツヨシ以外でもいろいろ思い浮かぶのだけれど。
[DVD(邦画)] 6点(2018-01-17 00:44:30)
14.  ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 
家族にも隠した過去を持つ男の正体は何か。マフィアに追い詰められて、一般市民の仮面を脱ぎ捨てるまで、ぐっと引き付けられてしまう。
[DVD(字幕)] 6点(2016-08-01 19:20:09)
15.  ビルマの竪琴(1985) 《ネタバレ》 
音楽や合唱が効果的で心に染みる。 オウムの伝言、大地と同じ赤いルビー、琴の音が物語のキーアイテムとして効いている。 心ならずも戦場に散っていった御魂を悼む気持ちは敵も味方も同じ。 ただ、水島がビルマに残る選択はあまりに立派すぎて共感には至らない。 児童文学が原作のせいか、いろいろ作りすぎてあざとさが感じられ、わかりやすいけれど少し浅くなってしまった嫌いはある。
[DVD(邦画)] 6点(2014-09-14 00:33:52)
16.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》 
精神疾患を装っての徴兵逃れがバレて、極寒のソ連前線へ。 身から出た錆とも思えるが、雪の中でバタバタと倒れていく兵士たちの姿に苛酷な状況が伝わってくる。 生死不明の夫をロシアまで行って懸命に探すジョバンニ。 そこで見たものは、助けてくれたロシア女と家庭を持ったアントニオ。 その衝撃は察するに余りある。 一方、アントニオもジョバンニに他の男との赤ん坊がいると知ったときは同様だろう。 お互いの消えない愛の炎を確認しながらも、もう戻れないと悟る二人が切ない。 シンプルな話ではあるが、飽きずに最後までしっかり見せてくれる。 無数の屍の上に咲いた大輪のひまわりがとても印象的。
[DVD(字幕)] 6点(2014-08-15 23:32:23)
17.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 
ホラ吹き親父が多くの人に慕われたというのがピンと来ない。 そんな親父は普通はバカにされる対象だと思うので、いらつく息子のほうには共感できる。 父子の確執が解消されることになる、病室で息子が親父のためにしてあげる作り話は感動的。 親父のホラ話も全部がウソというわけではなかったことがわかるラストは心地よい余韻が残る。 ファンタジックな要素もあり、親父のホラ話と同じでどこからどこまでが真実かわからない大人向け童話のような物語。
[地上波(吹替)] 6点(2014-04-12 00:31:56)
18.  ピンポン
いかにも漫画原作らしくキャラが立っていて、演出もオーバーアクション。 リアリティはあまりないけど、個性的なキャラでセリフも生き生きしている。 卓球での勝負を描いているが従来のスポ根ではなく、ポップな群像劇のように仕上がっていてなかなかおもしろい。 
[ビデオ(邦画)] 6点(2013-07-18 22:54:54)
19.  ビジターQ 《ネタバレ》 
エログロおバカ映画といえばいいのか、シュールなスプラッターコメディなのか、シニカルな社会派カルト映画なのか、 新機軸のナンセンスホームドラマなのか…。 とにかくとことん突き抜けてた作品で、なかなか見られない類のもの。 壮絶なイジメ、援交している娘と父の近親相姦、家庭内暴力、主婦の覚せい剤と援交、オヤジ狩り、強姦致死、死姦、倫理の欠片もない報道。 あらゆる社会悪を詰め込みながら、ポップでシニカルに描いている。 出てくる人間がネジが完全に外れていてイカれてる。 もうメチャクチャすぎて、こんな映画で笑っちゃいけないみたいな観念はあったが、最後のほうはとうとう笑ってしまった。 心情的には文字通りクソ映画と認定したいところだけど、笑ってしまったら低評価もしにくい。 突っ込みどころが満載で、こういう映画もあるんだということで記憶に残る。 カルト的な賞賛か、クソ映画との酷評かに分かれそうな気がする。
[インターネット(字幕)] 6点(2013-01-11 00:13:00)
20.  ヒトラーの贋札
ユダヤ人収容所での贋札作りというユニークな設定。 ホロコーストの話といえば、何の罪もない犠牲者として一面的に描かれることが多い。 そこに贋札作りの小悪党の視点を入れたことで、より生身の人間臭さが出て良かった。 生き残るためにナチの手伝いをするか、信念をもって拒否するか。 その葛藤と人間模様に、思わず前のめりになる。
[映画館(字幕)] 6点(2012-12-21 21:27:38)
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