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プロフィール
コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1.  ピンクカット 太く愛して深く愛して 《ネタバレ》 
長編映画デビューしたばっかの森田芳光監督が、2作だけ撮ったというロマンポルノの後の方…ですかね(しかも『の・ようなもの』と『家族ゲーム』の間に撮ったって!)。とは言えこの『ピンクカット』てのは、要はエロ理髪店!みたいなコトでして、根本的にはおふざけコメディ・ポルノの方…って系統のロマンポルノでもありますかね。でも、最初は確かにごくチャランポランな感じなのですが、最後まで観ると全く中身が無いってヤツでも決してなくって、若者の生き辛さを(軽めに)体現する寺島まゆみちゃん&伊藤克信くんがいつしか共鳴して恋に落ちて⇒そのままハッピーエンドに雪崩れ込む…みたいな流れは十分に青春ものラブストーリーとして観るコトの出来るモノではありますかね(+監督のユニークな個性も大いに感じられる)。個人的には、尻上りに段々楽しくなっていった…という感覚で観終われて好かったです。  もう一つ、今作は中々どーして女優さんの質が相当に高いと思ったのですね(選り取り見取り)。監督の一作目の方も今回観たのですが、どっちにしろハタチ前後のかなり若い女優さんばっか使ってんな(しかもそのうち一人とはどーにかなっちゃったとかナンとか…この野郎……)という印象なのです、が今作だとまず主役の寺島まゆみさんが相当に可愛い(ルックスのみならず仕草や表情のつくり方が愛嬌全開で超・可愛い)ですし、このコは元々知ってたのですが山口千枝さん(エロ床屋の店員)も似た様なガーリーな感じで可愛い(寺島さんとは打って変わってちょっとやさぐれた翳のある感じがまた可愛い)ですし、渡辺良子さんも(コッチも店員⇒トルコ嬢)この方は『くいこみ海女 乱れ貝』て作品で既に拝見してましたがスーパースタイル好い+ウルトラ美乳で極・眼福でしたし、更にもう一人、今作がロマンポルノデビューって「ポルノ界の百恵ちゃん」こと井上麻衣さんも、噂に違わぬ美貌(確かに似てる)+喋り方なんかも絶妙にマロくってまた素晴らしかったと思うのですね。ポルノシーンの内容自体はライトな方かとは思いますが、ソコも含めて好く纏まってるし楽しいし程好くエッチいし…で結論的には完全なる良作かと。機会が在れば。
[DVD(邦画)] 6点(2023-11-05 00:21:24)
2.  ヒッチャー(1985) 《ネタバレ》 
一見は「在りがちな(無くはない)」サイコ・スリラー系にも見えるのですが、中々どーしてある種の複雑さ・奇想天外を孕むとゆーか、とにかくルトガー・ハウアーが神出鬼没すぎる+状況が主人公側に不条理に展開しすぎる、という2つの「ご都合主義」の所為で結局よくあるスリラーには決してなっていないと感じられるのですね。とは言え全体的には、スリラー・アクション・そして「ホラー」の要素をコンパクトながらバランス好く兼ね備えた良質な娯楽作だとは思えます。特に、思ったよりも派手なアクション、そしてそれ以上に(前述どおり)ご都合主義的に超越的なハウアー演じるサイコが(ハウアー自身のやや常人離れした系統のルックスも相まって)醸し出す「もはや人外」な雰囲気てェのが少なからずも~「ホラー」として立派に結実している部分とゆーのは、この手のジャンル作品としてもかなりユニークな見ドコロだと言って好いかと思うのですね。  しかし、個人的にはどーにも…ご都合主義も「敵が強すぎる」とゆーのはまだ許せるのですが、却って「味方がバカすぎる」とゆーのはド~にもコ~にもやり切れないとゆーか(私がホラーとして不可欠なモノだと思ってる)主人公への感情移入を阻んでしまう様に感じられるのですよね。今作でも、見る限り主人公がのっけから悉く対応を間違えてドツボにハマってゆくの自体は(ソレで苦しむのが自分自身である内は)二百歩譲って好しとしましょーよ。でも、ナッシュの件だけは正直ワタシ許せないのです。大した意味も無く彼女を連れ回した挙句、ハウアーが明らかに彼らを狙っている状況は不変なのにま~た致命的な油断をし、結果…とゆーね。正直オーラスとかだって、お前なんか恰好付けてる隙にハウアーにブチ殺されてしまえ!と思ってたのに、その期待すら叶わず……つくづく、終始不愉快極まりない「極上の」ホラーだったな…とココまで来ると「感心」すらしますですよ。  以上、個人的な事情も非常に大きいのですが、全編まるでカタルシスを感じられなかったコトを加味して評点は低めに倒しておきます。無念。。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-04-23 01:20:27)
3.  人喰族 《ネタバレ》 
私は『食人族』という映画はハッキリ言って生理的に受け付けない。その最大の理由はシンプルに、動物を実際に殺しまくっているからだ。ただ、あの映画は所謂モキュメンタリのはしりというか、意識的になるたけ「つくりもの」感を排除するというコンセプトのもとに纏め上げられている作品で、殺される動物がモノホンなのはその部分に多大な貢献を果たしているのも事実だと思う。だからなんなんだ、と言ってしまえばそれまでなのは確かだけど、そこにはある種の「筋」が通っている映画だとも思えるのだ。  ところがこの『人喰族』というヤツは、恥も外聞も無い『食人族』の丸パクリにしてコンセプトは真逆、つまり質感はつくりものでも何でもよいからグロ描写をよりパワーアップさせてやろう、というあまり志の高くない作品である。なので当然の如く本作でも引き続き動物は(ついでに)殺しまくっているワケなのだが、意外にもその効果は薄い。というか、グロ描写・ストーリーがつくりもの感満載であるが故にキャンプながら気楽な娯楽作品になり得たかもしれないのに、動物は実際に殺されているのでそこだけ無駄に悲痛、という意味では、むしろ逆効果だとも思える。実は個人的にはコッチの方がより許し難いとも感じている(非常に高度な「どっちもどっち」であるのも確かですケド)。  どだいそもそも残虐描写にもやはり「真に迫った」感じが無いので、『食人族』よりグロさを本質的に尖鋭化できてるのかと言われると微妙な気もしている。その意味でも、かの作品の「下」をゆく正真正銘の最低映画と言って過言でないよーに思っている。
[DVD(字幕)] 1点(2021-01-26 00:52:44)
4.  ビヨンド 《ネタバレ》 
前作に引き続き、グロ描写単体の評価としては、有名な「蜘蛛が顔面を喰い散らす」は技術的限界もあってそこまでグロくも感じなかったが、決して悪くはない(まあ蜘蛛が嫌いな人なら阿鼻叫喚だろうが)。あと、フルチの特徴と言われる眼球破壊のシーンはふんだんだが(蜘蛛に喰わせるのも含めて)、特に「壁の釘に頭ぶっ刺して目玉貫通」は切れ味があって良かったし、目玉繋がりだと盲目女性の変なコンタクトもかなり気持ち悪かった。  しかし、ラストのゾンビ的展開部分については特殊メイク等が今作はやや手抜きだし、総じてグロ描写のクオリティはよく言って前作程度、にも関わらず、話の支離滅裂さだけが格段にパワーアップしている感が強く、全体として極度に意味不明でよくよく睡眠導入映画だとも言える(観終わるまでに2回に分けて計5時間も寝てしまった)。これも個人的にはかなりイマイチ。
[DVD(字幕)] 4点(2020-07-18 04:27:10)
5.  飛行士の妻 《ネタバレ》 
主な登場人物は3人。飛行士の愛人(妻ではない)と、その愛人の恋人?の矢鱈と鬱陶しい若造、そして(何故か)通りすがりの小娘である。全体として5つほどの各々長い会話シーンを主たる構成要素としているが、ひょんなことから飛行士を尾行することになった若造と小娘が他愛無く駄弁った挙句暢気にお茶したりしてるシーンが何と小一時間のぶっ通し、その後、愛人と若造のこれもグダグダな愛の囁きが30分弱と、この2つで映画の大半を占めている。  前者は、無邪気な小娘がキャッキャとはしゃぐ様子がまず実に健康的で面白いが、この小娘が齢15にして(演者も16、7のホントの小娘)頼りない若造をモノの見事に手玉に取る手管を身に付けているというのが、如何にもおフランスな風情でこれまた面白い。そして本作のハイライトたる後者。ここでは愛人の支離滅裂極まりない言動がとにかく超絶に面白い。正に雲を掴む様なフワフワ気紛れ分裂症女という感じで、何を考えてるのかサッパリ理解できないが、ほんの1日を描いたこの映画をつくるのに際し、ここまで綿密にキャラ設定をつくり込んでそれを女優に精密に演じさせる監督のやる気に満ち溢れた見事な仕事には、ただただ感服する。  この手の(殆ど内容の無い)ホンワカ恋愛会話劇としては、個人的には白眉と言ってよい優れた作品に思う。マイナー作品だが、是非。
[映画館(字幕)] 8点(2020-03-22 03:30:48)
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