41. ブルース・オールマイティ
《ネタバレ》 やってることはすごくこじんまりしてて、しかも自己中。でも、下手に話を広げるよりはこちらの方が良かったと思います。ストーリーだけ見れば普通っていうか殆ど定番ですし、ジム・キャリーの体当たりギャグを見たい人やキャラの濃さについていけない人は物足りない&好みではないでしょうが。でも、俺は面白かったですよ。いや、確かにコメディ部分は以前と比べておとなしくなったような気もしますけど、「“パクり”ミュージックスタート!」の台詞と共に始まる映画のパロディ・シーンはバカ受けでした。炎のランナーにダーティ・ハリーに十戒にハムナプトラ?に超能力学園Z???(これは定かじゃない)ですもん。よくまあ次から次へとやりましたねぇってな感じで楽しめました。話はどーってことありませんでしたが、久しぶりに笑わせてもらったので大奮発の8点を差し上げましょう。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-02 23:39:11) |
42. ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
《ネタバレ》 レニー・ゼルウィガー…この人のことを思うといつもすげぇなぁと思うのですよ。前作「ブリジット・ジョーンズの日記」から知った人とかは意外に思われるかもしれないですが、「悪魔のいけにえ4」の頃を知ってる者としては、あんなパッとしなくて(少なくとも俺の中では印象薄かった・笑)ギャーギャー騒いでただけの人が今じゃオスカー女優ですからね。人生判んないもんですよ。まあ彼女の話は別に良いんですが、前作を見て「面白いと言えば面白いけど…」と思っていたので、今回も期待しないで行ったんですが(と言うよりただ他の映画の時間が会わなかったからこれにしただけなんですが)、前作よりも数段面白い出来でした。大体、こういう感じの作品はラストの予想が出来て、如何にそこに行くまで観客を飽きさせないでいられるかがポイントだと思うんですが、今回はなかなか良く出来ていたと思います。冒頭の「サウンド・オブ・ミュージック」のパロディでは、前日に丁度サウンド~を見返していたので一段と面白く感じられましたし、クラゲの針ブスブスのシーンや、前作同様コリン・ファーズ対ヒュー・グラントの喧嘩シーン、そしてラストの間違い告白等々。ところどころ笑わせてくれるシーンが満載でした。でもやっぱり一番印象に残ったのは恋敵の意外な正体でした。普通にあれは違うなぁとは思ってましたが、まさかああいう風に落としてくるとは思いませんでした(笑)。楽曲の選曲もなかなか良かったと思いますし、見る前に心配していた「きれそうな俺の120分」にならずにすみました。いつもは「オリジナルありき」がモットーなんですが、これは素直に2の方が面白かったですね。 7点(2005-03-25 23:37:49) |
43. ブリキの太鼓
大人の汚い世界を知って3歳の時に成長するのやめたオスカルの解説と共に、淡々と物語が進んでいきますが、時にはグロテスクでもあり、また時には滑稽でもあり…冷めた演出も手伝って、なんか自分たちの生きる世界全てが馬鹿馬鹿しく思えてくる映画でした。 8点(2005-03-25 23:10:25) |
44. ファントム・オブ・パラダイス
“怪人”や“悪魔”という存在もロックの前では物凄くクールな題材になるんだよなぁ。なんていうか、邪悪さゆえのカリスマ性というか。現に怪人と化したウィンスローが怪人になる前よりも遥かにカッコ良くなってるし、仮面は確かに少しダサいような気がするけどその下からのぞかせている深紅の唇や銀歯、そしてエフェクトの掛った声がたまらなく良い。ロック版のファウストってのも一度聞いてみたいし、全編通して流れる楽曲もまたクール。一つの被写体を二方向から写し、画面を二分割して見せるデ・パルマ監督の手法も健在。カルト色の強い映画ではあると思うけど、だからと言ってカルトがつまらないという訳でもないし、やっぱり、評判云々よりも自分の目で確かめる事が大切なんだよな。 9点(2005-03-23 23:56:17)(良:2票) |
45. フォーチュン・クッキー
今更な“入れ替わり”を題材にした映画ですけど、これが物凄く面白い。リンゼイ・ローハンは結構可愛かったし演技の方もなかなか。だけどやっぱりジェイミー・リー・カーティスの演技力には脱帽。かつては絶叫クイーンとか言われてた人が今じゃこんなすごいことになってるんだもの(笑)ストーリー展開とかはベタベタでラストの予想は物凄くしやすいけど、その代わりそれまでの騒動、そして最後のライブ・シーンがかなり良し。なので、最初から最後まで楽しく見させていただきました。 8点(2005-02-11 17:28:27) |
46. ブラック・マスク
やっぱりシナリオが少し甘いってのが少し痛いですね。設定自体は面白いのに無駄にコメディにしているところとか。BGmなんか「清しこの夜」をめちゃくちゃ暗くした奴とか流れるし、レーザーとかレールガンみたいのが出てくるし。それにあのマスクは…皆さんと同意見だす(笑)。しかしその詰めの甘さをリンチェイのステキ笑顔と華麗アクションが補ってるって感じですね(ま、いつもそうなんですが…)。こういう映画だとたまにアングルとかがイマイチで臨場感にかけるんですが、今回はカメラワークも良かったので、アクションシーンは臨場感を高めてくれる素晴らしい出来でした。点数は…アクションシーンに6点…ですかね。 6点(2004-09-09 15:50:50)(良:1票) |
47. プロジェクトA
時計塔からの落下…って死ぬだろ!普通!でも、そこがジャッキーのこだわりなんだよね。でも個人的には、ジャッキーにはアクションではなくカンフーを期待してるので、このカンフーの少なさはガックシ。海賊の頭との戦いももう少し長いテイクで撮っておくれよ。個人的にはスパルタンXのベニー・ユキーデとの対決がベスト・ファイトかな。いや、アレは熱い闘いだった、マジで! 6点(2004-08-30 13:35:42) |
48. ファントム(1998)
先ずこれにピーター・オトゥールが出てるって時点で驚いた。あらすじを読んだ時はなかなか引き込まれるものがあって多少なりとも期待したが、実際に見てみると全く大したことのない映画だった。前半はオカルトホラーのような描写だったのに後半からSFにバトンタッチ。まあそれだけならまだ良いにしろ、物語に全く引き込まれるものがないままあっさりラストをむかえ、しかも全然深みが感じられず、期待した分非常に残念だった。 3点(2004-08-10 01:42:15) |
49. 風雲 ストームライダーズ
へ~これって原作漫画があるんですね。背景CGがあからさまにそれと判ってしまうのはやっぱり致命的だけれども、百烈拳とか闘気を纏うシーンとかはかの迷作「北斗の拳」よりはよく出来てますね。しかしながら格闘シーンの臨場感のない事!こればっかりは「北斗の拳」に負けてますよ。それになんか弟子が反旗を翻すまでがやたらめったら長い事長い事!もう少し無駄なシーンを端折ってコンパクトに纏められなかったのかね?90分位にさ。そしたらもっとよくなってたと思うのにな。 5点(2004-08-04 20:20:52) |
50. フロム・ダスク・ティル・ドーン2
「主人公はやっぱりゲッコー兄弟出なきゃッ!」という気持ち反面、「前作よりも幾分かはまともなストーリー」とも感じてしまいます。監督が「死霊のはらわたⅡ」で、サム・ライミと共同で脚本を担当したスコット・スピーゲルであるため、ステディカムのシーンなどのシーンが多かったり、奇妙なアングルが多かったりしますがまあこれはこれでよし。主人公と彼を追う警官が“ルパン”と“とっつぁん”みたいに感じるのも、これはこれでよし。しかし個人的に一番よかったのは、冒頭にブルース・キャンベルがちゃっかり登場していた事。 5点(2004-07-31 19:47:36)(笑:1票) |
51. ブルース・ブラザース
《ネタバレ》 音楽ってのはやっぱり素晴らしいなぁって事を再認識させられる。レイ・チャールズやジェームス・ブラウン等の大物ミュージシャン達の歌も最高だし、ソウル・フード店でのオバちゃん連中のコーラスも最高!やっぱり黒人の方々はリズム感も歌唱力も段違いだね。それに、全編通してのやりすぎなギャグ。通りがかりにロケット・ランチャーぶっ放したりビルを吹っ飛ばしたり、前半のカーチェイスは逃げてるってよりもぶっ壊して回ってるようだし、後半のカーチェイスはン十台のパトカーと疾走感ありありの熱いレースを繰り広げたり、税務局に駆け込んだブルース・ブラザースを追ってSWATとかも出動しちゃうしってかどんな凶悪なテロリストだよ(笑)そしてラスト、刑務所内でのノリにのったロック・コンサート、プレスリーの“監獄ロック”がまたスンバらしい!!(笑)普段は結構退屈なエンドロールまで全然退屈に感じないし、ホント、殆どの人が高得点つけてる理由がまじまじと判る。これで、音楽は万国共通って事が証明されたわけだな(笑) 8点(2004-07-29 19:28:35) |
52. 梟の城
まあ確かに話はパッとしないんですけど、例えば【陰陽師】や【千年の恋 ひかる源氏物語】のようにあからさまにCGと判る描写が“それほど多くなかった”のが個人的には好印象でした。中井貴一も、某CMのキャラとは違って格好良い役を演じてましたし。ただ、和製スプラッタといいますか、あの刀で斬った時に血がブシーッってありえないくらい飛び散って…あの時点で出血多量で死んでると思うんですがねぇ(笑)まあ侍映画(これは違うけど)には付き物?みたいなものなんで、突っ込むのもアレなんですがね(笑) 5点(2004-06-28 01:15:37) |
53. フライトナイト
《ネタバレ》 あのなんともイイ味を出してるビデオジャケットに魅了されて見たクチです。あのジャケットからもう少し大人しめの、それでもきっちり怖い吸血鬼映画だと思っていたのが、いざ蓋を開けてみるとこれが随分とノリのいい事。あの「狼→吸血鬼→人間」の変身を筆頭に後半は結構グロいシーンの連続、それでもB級特有の味がある映像が映画をいっそう面白くしてる。やっぱりホラーは金をかけちゃいかん、そしてB級のこの味がある“いかがわしさ”があってこそホラーである。 7点(2004-06-14 04:35:56) |
54. ファンド・アンド・リス(ファンドとリス)
知ってる人は知っている、知らない人は全く知らないカルトの鬼才、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の幻の長編映画デビュー作。最初は普通の作品を撮っていたのかと思いきや、冒頭からいきなり花を食う女が出てくるなど、相変わらずのシュールすぎる映像が、後の作品の片鱗を見せている。とにかく、基本設定は男女のカップルが幻の楽園を探しにいくというものだが、それ以上にシュール過ぎて、ボンクラの僕には全く映像の意図が読めてきません。いや、そもそもホドロフスキー監督の映像をすべて理解できる人って居るんだろうか…? 5点(2004-06-13 15:11:41) |
55. ファングルフ/月と心臓
《ネタバレ》 大学の卒業旅行(早いっつーの!)にフランスに行こうと計画してる俺にとってはやはり見ておかなければならない気がしました。だって旅先で狼人間に襲われたらたまったもんじゃありませんから(笑)それはさておき、映画のほうなんですが、可もなく不可もなくといった感じです。ストーリー的にはブラックユーモアが散りばめられてたり、なかなか面白い構成をしてると思うんですが、狼人間がCGになってしまったのは少しマイナス。やはり、ハウリングのようなメイクによって表されたほうがより恐怖感が増して良いと思います。なので、映画の出来としては5点、プラス、“アメリカで流行のガム”を食べるシーンと最後のバンジージャンプに1点の合計6点献上。 6点(2004-05-22 00:42:34) |
56. WHO AM I?
《ネタバレ》 前半はとにかくダルいって言うのも、ジャッキーのカンフーが全然出てこない。やっぱり彼にカンフーを期待してるものとしては、大爆発よりもカーチェイスよりもカンフーを見せてもらいたい。で、後半、待ちに待った、ロッテルダムの敵本拠地ビル屋上での二人の用心棒との熱いファイト!そうだ!俺はこれを待ってたんだ!全体としては、今までよりは、まあ少しまとまってる話だと思うけど、やっぱりカンフーがなきゃジャッキーは始らないよ。と、言うわけで、8点でもいいんだけど、前半がやけに長いので7点。でも、クリスティーンの上段回し蹴りはカッコよかった! 7点(2004-05-06 02:57:26)(良:1票) |
57. ブロブ/宇宙からの不明物体
B級フリークなワタクシとしてはこういう映画は大歓迎なんですね。最近はこういった作品が消え去ろうとしているのがなんとも寂しいんですが…設定はよくあるSFパニックものというかこれはリメイクだそうですが、まあオリジナルを見ていないのでなんともいえませんがなかなかな出来だと思いますよ。特にワタクシはスライムの化け物が少々苦手なんでアレがウニョンウニョン迫ってきた時はウギャギャギャギャギャギャーーー!って感じだったですよ(笑)まあ何はともあれ、こういった作品が完全に葬り去られない事を祈りつつ6点献上いたしますよ(笑) 6点(2004-04-27 02:17:54) |
58. フェイス/オフ
うーん、確かにジョン・ウー全開アクションなんだけど、あれだけ派手にやりあった割には見た後何も残らないというのが痛い。発想自体はいいけど細かいところには無理がるし。でも、ニコラス・ケイジ、ジョン・トラボルタの両者は物凄いはまり役だった。 6点(2004-04-19 21:36:53) |
59. ブロークン・アロー
話の脈絡がない。それだけでアウトだった。そもそも登場人物の描写がそれほど深く描かれてないのだ。ただアクションで押しまくるという手法。でもそのアクションにも少々消化不良気味なものを感じた。 5点(2004-04-17 00:04:23) |
60. ブラックホーク・ダウン
「プライベート・ライアンの冒頭20分が2時間延々と続く映画」と聞いていたのですがまさかこんなものとは…確かに戦闘中の描写はリアルですよ。手ブレだとかあえて粒子を荒くして殺伐とした雰囲気を出しているあたりは。でもそれだけ。「死傷者の数が戦争の終結を物語っている」という冒頭のテロップも、最後の「アメリカ兵19人が死亡、それに対しソマリア兵は1000人以上」っておいおいおい、ってな感じですよ。そもそも「私の部下は全員連れ帰るッ!」といった意地を張ったばかりにここまで被害が拡大したんだし、それに敵兵が殆どゾンビのごとき。これで友情だの何だのといわれてはたまったもんじゃないって。 4点(2004-04-16 20:01:15)(良:1票) |