41. ブレイブハート
ちょっと疲れたけど見ごたえのある映画でした。 メル・ギブソンの綺麗なブルーアイが印象的でした。 黒沢映画真っ青の壮大なスケール。戦争シーンは迫力あったけど、これを観て歴史的に残虐だった過去と受け止めるか、単なるアクションとして楽しむのか、アカデミー作品賞として、どう判断したのか疑問を感じます。 ジャンヌ・ダルクみたいなラストでしたが、もう一度観たいと思えないのが正直な感想。 一度は観る価値あり。 ソフィー・マルソーの代表作にもなるでしょう。とても綺麗でした。 [地上波(字幕)] 7点(2013-02-21 09:45:13) |
42. フットルース
ケニー・ロギンスの主題歌が恰好いい。映画の中で3回も使われている。 WОWОWで観賞したが、ブルーレイが出ていたので即購入してみた。ケビン・ベーコンの解説がついているからである。 昔、とはいっても10年くらい前だが、テレビでケビンのインタビューがあって、一時期、落目になって、その理由が「フットルース」のイメージの定着だったからだと言ってた記憶がある。 今、その本作を懐かしく想いながら解説する彼に、私はとても好感を持った。 2011年に「フットルース・夢に向かって」というリメイクも観賞したが、作りは全く同じ。主題歌も同じ。いい映画だった。 でも、やっぱりオリジナルにはかなわない。 [地上波(字幕)] 8点(2013-02-01 06:03:25) |
43. フォーン・ブース
WОWОWでちょっとだけ解説を読んだのですが、それを読むのもやめたほうがいいくらい、ネタバレ、キャストは読まないほうがいい。フォーン・ブースってフォン(電話)・ブース(ボックス)なんですね。主人公は最初の10分、嫌な奴で観ていられないけれど、80分の観賞は決して無駄にならない。映画通(特に海外ドラマ)なら、犯人は声だけでわかると思う。いつもの吹き替えなら尚更。(笑) (DVDの声は大塚明夫さんなんですけどね) [地上波(字幕)] 6点(2013-02-01 05:44:35) |
44. フラッシュダンス
懐かしい。当時観た人にとっては、それしか残っていないだろうと思います。主題歌も含め、ヒットしました。当時は感動した私。今の私にとって、90分間が苦痛でしか感じないのは、やはり私自身のせいでしょうか? [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-22 18:22:07) |
45. 50/50 フィフティ・フィフティ(2011)
《ネタバレ》 こういうのって日本じゃ企画段階でストップされちゃうんだろうな。癌というテーマを半分コメディにしちゃうというプロット。実は脚本家の実話を元にしているというのが救いの種なんですね。自分が5年後に50パーセントの生存確率と言われ、周りの相談相手が自分の理想とは違う人ばかり。それをネタにしてナンパをする悪友、浮気している彼女、まだ3人目という心理カウンセラーの見習い…。でも皆それぞれ彼のことを心配している。特に悪友の家の洗面所にあった「癌患者との接し方」というタイトルの本に、たくさん折り目がついているのには感動しました。本当に癌を患っている人に勧められるか私にはわかりませんが、とても「ハートフル」な映画なのは間違っていませんでした。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2013-01-16 03:06:41)(良:2票) |
46. ブラック・スワン
《ネタバレ》 今まで私が素晴らしいと思った映画は何だったのだろうか?! 「白鳥の湖」と聞いて、ちょっと嫌だなと思ったのは、始まりの1分もなく、1時間40分全てを観賞し終えて、これほどアッという間に終わってしまった作品はありません。最近の映画は2時間を超えるものが多いですが、これだけ無駄のない作品に出逢えたのは何年ぶりのことか。 主人公一人の妄想? 妄想、妄想、妄想…。いいじゃないですか?私は毎日妄想に浸っています。 妄想に浸り、現実を見ながら、何が大切で何をしなければならないのか、この映画の主人公は葛藤し続けていきます。 お笑いタレントのエガちゃんが、この映画に10点付けていた理由がよくわかります。 SM的なことを言った評論家もいたらしいですが、私はこの自虐的な監督と趣味が合うみたいです。 完璧なプリマ(主役)なるため、主人公が崩壊していく様は、私には美しく思えてなりませんでした。やはり題材は「白鳥の湖」でよかったんです。 ナタリー・ポートマン演じる主人公ニナが、愛するステージママと敬遠するリリーを天秤にかけ、道を踏み外していく過程は、とても面白い! ナタリー・ポートマンはヘップバーンのように美人でした。私には20代前半にしか見えません。反対に「エイリアン」を観た時、こんなに可愛い子がいるんだとビックリさせられたウィノナ・ライダーはオカマにしかみえませんでした。ウ~ン…。 私にとって今年一番最高の映画は「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」でしたが(どちらの主人公も崩壊的ですが…)、軍配はこちらに上がりました。 字幕、吹き替え、共に「パーフェクト」です。 [DVD(吹替)] 10点(2012-09-22 09:39:19) |
47. ブラス!
《ネタバレ》 日本でもよく使われるシナリオの手法ですが、やはり閉鎖される炭鉱に置かれた人間たちに残された物は何か?と問いかけられた時、一つでもあるかないかで生きていく価値が変わってくる。そんな印象を受けました。 私自身、何をやっても上手くいかない人生で最近ジャムセッションのレッスンを習い始めたのですが、生きていく価値って、決してお金とか仕事ばかりではなく、胸が張り裂けんばかりの熱い情熱が必要と感じています。 「ダニー・ボーイ」、素晴らしかったですね。 優勝した帰りのバスの中で「威風堂々」を皆で演奏しながら流れていく炭鉱の閉鎖で失業した人数のテロップに、それでも私達は負けちゃいけないんだ!というメッセージが込められているような気がしました。 [DVD(吹替)] 8点(2012-01-30 05:35:22) |
48. ブレードランナー/ファイナル・カット
《ネタバレ》 この映画、何パターンかバージョン違いがあるらしいけど、他のレビュアー同様、どこが違うのか、ほとんど分からない。 Cとして挙げれば、初めてテレビ放送で観た、綺麗な緑の森をエンディングに映した最初のやつが一番いい。それを観た時は吹き替えがあって「レイチェルの命は他のレプリカンとは違って、いつ命が断たれるのかわからない」という主人公のナレーションがあったような記憶がある。 ルトガー・ハウアーの魅力ある演技は今後の作品に期待したけど、あまりいい作品に恵まれなかったのは残念でしたね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-17 00:42:07)(良:1票) |
49. フランダースの犬(1998)
まず吹き替えにガッカリ。まるで韓国ドラマのようで不自然です。 どうしても日本人ならアニメを意識してしまう映画ですが、エンディングが違うという事を意識していたら、ほとんど同じ。でもDVDでは、もう一つのバージョンがあるようです。 ネロのキャラクターもアニメとは違い、コゼフさんに口答えしたり、画家になる野望が強すぎます。 おじいさんは都合よく死んでくれますし、パトラッシュの出番は落としたお金を拾う程度。 何も知らないで途中から、この映画を観た人が「フランダースの犬」と気付くことは難しいかと思います。 これだけ不満な点ばかり挙げて、4点献上なのは、どこか心の奥底で世界名作劇場の実写版を観たい気持ちがあったからでしょう。 ただ、この映画、一番やってはいけないのは風車小屋の火事の原因です。 このDVDはレンタルショップでも「キッズコーナー」に置いてあるものです。 火事の原因を理解出来ない子供に親は、どう説明すればいいのか、もう少し考えてもらいたいものです。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-08 19:26:16) |
50. フルメタル・ジャケット
《ネタバレ》 平均点が意外と高いので驚きましたが、冒頭の海兵隊の訓練シーンのセリフから吐き気がするという人も沢山いると思います。 私はキューブリックのファンなので偶然再生されたパソコンテレビで、この映画の世界観に、すぐにのめり込めました。二度目の観賞です。 前半の訓練シークエンスと後半の戦場シークエンスは別々の物語のようですが、改めて観直すと両方存在して初めてこの映画のテーマが見えてくるのに気付きました。 それは、この作品で描写された戦闘シーンが、あまりにも小さいステージにも関わらず、無残な戦争をしっかりと描いているからです。 実際に起こった戦争にも関わらず、この映画にはエンドマークをつけずに終わらせているところに不気味さを感じます。 [インターネット(字幕)] 8点(2010-08-11 06:53:26) |
51. ブルース・リー/死亡遊戯
《ネタバレ》 他にやることもなく、何となく観てしまった。100円で売ってる中古ビデオをイメージさせる内容。でも途中まで観てしまうと、どうしても最後の有名なシーンまで我慢して観てしまう自分。私だけではないと思う。 子供の頃観た時以上に敵は予想以上に弱い。 映画が終わった後、ショコタンの「萌えよブルース・リー」なんていうミニ番組で知ったのだが、最後の撮影シーンは日本人の協力の元、40分間の映像が残っているという。 実際にブルースが生きていたら、こんなヘンテコリンなシナリオにはなっていなかっただろう。一度そのへんを追求した特集番組を作ってもらいたい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-07-29 23:39:46) |
52. プレイス・イン・ザ・ハート
《ネタバレ》 主人公が未亡人になったというメインストーリーと、姉の夫の浮気というサブストーリーに接点がないのが納得できませんでしたが、先の読める展開にも関わらず気持ちよく観賞することが出来ました。 私にとってサリー・フィールドは70年代、世界一美しい女優でした。 フォレスト・ガンプで年老いた役を目立つことなくこなしていて、本作は昔のお姉さんとおばさんの中間地点のような雰囲気を醸し出しています。 ダニー・グローバーが盗んだスプーンは、そのまんま「レ・ミレザブル」ですが、全体を通して「大草原の小さな家」を思い出しました。「遥かなる山の呼び声」にも似ています。 kkkもどきが出てきますが人種差別が目立つようには感じません。 むしろ、黒人と未亡人が同居していることに村人が何も思っていないことに違和感を感じました。 マルコビッチやエド・ハリスまで出演している名作ですが、現在DVD化もなく、CSで巡り合えた人だけしか感動出来ないのは残念な気がします。 ラストの教会のシーンは悪人も善人も同じ席で日曜礼拝を受けているところに、当時ではありえないと思いますが、希望を描きたかったのではないでしょうか? 私は、そこはあまり考えないで評価しました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-07-27 04:24:41) |
53. プリンス/パープル・レイン
知らない方は、まずプリンスのCD「パープルレイン」を視聴してみてください。いい曲だと思わなかったら、やめた方がいいと思います。 この頃、プリンスはマイケル・ジャクソンと同じくらい日本でも人気で、来日公演をゴールデンタイムで放送していました。 数十年ぶりの観賞ですが「レッツ・ゴー・クレイジー」は、まるでカルチャークラブの曲みたいで古臭さを感じました。まるでアニメソングです。 唯一よかったのがタイトルソングですが、当人のギターの指運も映ってないし、もう一度観たいと思わなかったので、観賞後はHDDからすぐに消しました。 ストーリーは各曲の演奏の穴埋めのために無理矢理詰め込んだシナリオで、内容はあってないようなものです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-06-07 00:32:40) |
54. フィッシュストーリー
「アヒルと鴨のコインロッカー」が面白かったので期待したのだけど、構成がここまでくると、内田ひろし作品も含めて「また、このパターンか…」という印象を受ける。 時代背景が違う群像劇が続くが、それが一つにまとまるラストは観客に想像力を全く与えない。全てを説明だけで片づけてしまうので「ああ、そうだったの」で終わってしまう。 映画というのは描写があって「ああ、そういうことだったのか」と頷かせることに感動があると思う。 本作は個人(原作者?)が勝手に想像しただけのもの。一本くらいなら許せるけど、こんな作品が氾濫したら、また邦画は氷河期に突入すると思う。 パンクレコードの製作に、「人生に無駄はない」というメッセージだけは伝わってきた。 タイトルのセンス、セリフのやりとりも面白かったけど無駄なシーンも多すぎ。 数年後には記憶から抹消されていると思う。 [DVD(邦画)] 4点(2009-12-07 18:16:18) |
55. フォレスト・ガンプ/一期一会
《ネタバレ》 この作品って、まだ観ていない人にあらすじだけ伝えたとしても絶対に興味を持ってくれないと思います。 プレスリーから始まるアメリカの歴史との遭遇は、ジョン・レノンまで行くと多少クドイように思えましたが、登場人物が全員、起伏の激しい人生を送っていて、「ドラマ」とはこういうものをいうんだと実感しました。 個人的には、フォレストの人生に時折入ってくるジェニーに共感を覚えました。 人生を模索し苦しんでいた彼女も目指すゴールが一番近いところにあったことを理解した点が一番感動出来たシーンでした。 黒人兵士のエビのネタのシーンは可笑しくて窒息しそうになりました。 [DVD(吹替)] 8点(2009-09-24 08:46:18) |
56. 普通の人々
小学生の頃、テレビで放送されているのを観て、何となく大人になったような気分でいました。 今観賞しなおしてみると、あの頃全く理解していなかった自分に気付きます。 講和とかスピリチュアルセミナーに行くと、人は誰でも苦しんでいるなんて話ばかりを耳にしますが、世の中には特に悩みもなく充実した人生を送る人もいるはずです。 少なくとも登場人物に感情移入するには、それなりの人生経験において立ち上がれないほどの挫折が必要かもしれません。 空気のように身近にいた存在。その親近感はいなくなって初めてわかるものです。 私も神経質な性格なので、主役の青年のように辛い出来事を正面から受け止めてしまいます。 本作を観賞して、ちょっとだけ解決策が見えてきたように思えました。 吹き替えは途中で原音に変わらないからストレスを感じません。 [DVD(吹替)] 9点(2009-09-24 08:31:42) |
57. ブロークバック・マウンテン
《ネタバレ》 私は同性愛について否定的な考えは持っていないつもりであります。 しかし、この映画の場合、羊飼いという極寒な状況の中で人肌恋しく肉体関係を持ったというだけのはなし、その後、主人公二人は各々結婚して子供まで作っているのです。これじゃ、性欲を求めただけのバイセクシャルじゃないですか? 時代背景を考慮しても、物心ついた頃から同性愛に目覚めた訳でもなく、二人とも責任感がないまま本能の赴くままに行動しているのが、私には納得いかないのです。 宣伝では「感動」という言葉まで使われていましたが、私には好奇心意外に、この映画を最後まで観賞しようと思った理由はないのです。 「恋におちて」と違って、肉体的欲望を追及しているのみ、「愛」が感じられません。 私的な意見ですが、1シーズン(季節)くらいで、同性が二人きり一緒に暮らしたとしても人肌が恋しくて肉体関係になることはないと思います。 正直お互いにズボン下ろしたときは「なんなんだ?コイツら!」と目を疑ってしまいました。 刑務所に入ると必す、お尻の穴を提供するオカマ野郎がいると聞きますが、セックスに淡白な私には全く理解できません。 残された奥さんが可哀相です。しかし、批判的な考えを覚えるためにも、一見の価値はあるかもしれません。 [DVD(吹替)] 5点(2009-08-26 07:16:52) |
58. ブリジット・ジョーンズの日記
私はメグ・ライアンのラブコメみたいな映画を期待していたのですが、つまらない理由がわかりました。アメリカとイギリスは笑いのセンスが全く違うんですね。これからは製作国を注意して選ぶことにします。 それにつけても本作は、ある特定の女性を視点にした映画でしかないと訴えたいです。理解できない女性だって多いと思います。ただ無視されてるだけのはなし。 製作年が2001年でしょ。それが昨今「アラウンド40」に変貌しているのですね。 そう考えると20年後に「60歳になったブリジットジョーンズの日記」が支持されるのは間違いないことでしょう。 [DVD(吹替)] 1点(2009-08-16 08:07:56) |
59. ブルグ劇場
《ネタバレ》 年代の割によく練られた人物の構成だが、ややこしくて少々疲れる。 一流の舞台俳優を目指す若男のために悪意のない小細工をする美少女。その美少女の嘘にそそのかされて求愛する名声ある年老いた役者。 登場人物全員が無意識に持つ煩悩と闘いながらも、それに妥協していく過程は、現在の価値観にも通用するものであるが、悲壮感を感じる幕で下ろされ、観ている私たちは何を考えればいいのか?と問いたくなってくる。 普遍的なテーマを扱っているが、この21世紀の暗い今の時代には使い古されてしまった題材である。 鑑賞中眠たくて仕方なかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-08-04 23:38:25) |
60. フォー・ウェディング
《ネタバレ》 メインの男女二人をどう理解すればいいのでしょうか?一番可哀そうなのが、チャールズに告白したフィオナ。最後は、そっぽ向いたチャールズ皇太子とスナップ写真でくっつけられているんだから。これで笑うイギリス人の感性を疑います。 おめでたい「クソ煮込みうどん」映画です。 [DVD(字幕)] 1点(2009-07-30 18:08:32) |