61. プリティ・リーグ
野球映画といえば一般的には【メジャー・リーグ】だと思いますが、ぶっちゃけこちらのほうが遥かに面白かったです。様々なマイノリティを持ちながら「誰よりも野球が好き」という理由で選ばれた女性たちが自分たちのプライドを賭け全力でぶつかる、その姿を時には可笑しくまた時には感傷的に描いていてとても楽しいし、“いつも姉の陰に隠れている妹が立派に羽ばたいていく”というある種のサクセス・ストーリーとしても充分に面白かったです。それにしても、戦争の真っ最中だってのに物凄く平和ですねぇこの方達は(笑) 8点(2004-04-16 18:47:09) |
62. フレディVSジェイソン
《ネタバレ》 元々この企画ってのは結構前からあって、確か13金の9作目である【~ジェイソンの命日】の後には大まかな事は決まってたと思いましたけど、やはりどちらかが生き残るかとかって言う事や権利の問題などでここまで遅くなってしまったんでしょう。ホラー界の2台巨頭であるジェイソンとフレディが真っ向から衝突するってのはシリーズのファンはおろかホラーファンにはやっぱたまらないものがありますね。他のホラー界幹部(マイケル・マイヤーズ、チャッキー、レザー・フェイス)と比べてぶっ殺してる人数が段違いな二人ですから、当然ストーリー序盤から人がボンボコボンボコ死んでいきます。後半のバトルるなんか腕が飛んだり目を突き刺したし殴るは蹴るはぶん投げるはでもう完全なスプラッタ・コメディ。大体フレディが「俺の事皆忘れちまったんだよぉ~」なんて犠牲者に愚痴をこぼすって時点でもう完全なコメディですよ。普段なら「ホラーにロックはいらない」な俺なんですが、これに限ってはホラーではなく完全なコメディなので全然気にならなかった、というより現実世界でフレディとジェイソンが“炎のリング”(勝手に銘銘)で対局する時の極限にまで歪ませたギターの音がたまらなくカッコいいんですわ!シリーズのファンもそうでない人も、グロが平気ならぜひとも一度見てみてくださいな。蛇足…やっぱりジェイソンはケイン・ホッダーの方が良かったかな。 8点(2004-04-03 16:59:15)(良:2票) |
63. フェリスはある朝突然に
結局何をやってもフェリスは上手くいくって言われればそうなんですけど、映画にご都合主義ってのは半ば付き物のようなものなんで、そんな考えは抱かずに見ることが出来ましたが、映画の内容…前半は少し退屈と言うか引き込まれるものがなく、無理やりに自分の考えを押し付けようとしてるフェリスが少し憎たらしいとも思いましたが、後半、親友のキャメロンの親父が大切にしてる車をぶっ潰して、初めて親父に反抗するシーンで、自分が悪かったと責任を取ろうとする描写で許せてしまった。突っ込みどころも結構あるけど、気軽に楽しむにはなかなかの映画だと思う。…それにしてもルーニー校長…あんた相当暇人なんだな…。 6点(2004-03-30 14:18:11) |
64. フィスト・オブ・レジェンド/怒りの鉄拳
《ネタバレ》 普通リメイクがオリジナルを超えるってのは非常に難しい。それが傑作のリメイクならなおさら。で、この映画だけど、実際のところ脚本はオリジナルよりも優れてるしまとまりがある。だけど、それだけじゃ駄目なんだなぁ。普通の映画なら脚本が勝る=オリジナルに勝るなんだけど、アクション映画の場合はそれだけじゃ駄目なんだなぁ。なにせ俳優個人の身体能力を極限まで見せて観客を楽しませなきゃいけないんだから。で、問題の体術のほうだけど、いやぁ凄い。オリジナルに引けを取らないくらいに凄い(どっちが優れてるかって云う比較はしません。ブルース・リー先生もリー・リンチェイ様も両方好きだから笑)特に中盤の黒龍会の師範(名前なんだっけ…)との闘い、そして後半の陸軍将校との闘い。とにかく長回し!とにかく派手!結末もまたオリジナルのような後味が悪いものではなくてGood!でも、オリジナルの方も好き。ハッキリしてる事は、どっちも凄い作品ってことだな。 8点(2004-03-26 21:05:25)(良:2票) |
65. ブリジット・ジョーンズの日記
《ネタバレ》 いたって普通の映画だった。もう少しドラマがあると思ったがそうでもなく、少しメリハリが足りなかった。というのも、中盤でコリン・ファース演じるマークがヒュー・グラント演ずるダニエルのフィアンセを奪ったってところで、大方こいつは事実を捻じ曲げて語ってんだろうなぁ、ってことが予想できたから大体結末が読めてしまったから。あえて「はぁ、結局今年も彼氏が出来なかった…ふぅ」なんてオチにしてくれたほうが面白かったと思うな。それか後半のマークとダニエルの喧嘩で2人がカンフー使って闘うとか(笑)ま、そんなことしたらまた別の映画になっちゃうけどね。 5点(2004-03-26 20:52:02) |
66. プレッシャー/壊れた男
怖いねえ。意味もなく説教始めたりロシアン・ルーレット始めたりするチャーリーシーンが怖いねえ。こんなお隣さんいたら嫌だねえ。 7点(2004-03-17 13:53:12) |
67. ブギーナイツ
登場人物がそれぞれ夢を持っていることが素晴らしい。ポルノ映画ながらただサービス精神満点の作品ではなく、映画として一つの“作品”を作りたいと思ってるジャックや自分の取り柄をいかしてスターになるというダーク等の擬似家族の形成、崩壊、再生そしてそれぞれの道に歩んでいくというストーリーはベタながら非常に見ごたえがある。やはりポール・トーマス・アンダーソンとは只者ではなかったんだなぁと思った。 8点(2004-03-06 19:37:02) |
68. ブラボー火星人2000
…俺の居場所がない…?いやここまで来たからには入らせてもらうッ!ウゥゥリィヤアァァァ!!!!…と、長くつまらぬ前置きをしてしまいましたが、最初はまあまあという感じだったけど後半からもうテンポが良くて十分楽しめました。クリストファー・ロイドですよ?なんか間抜けな火星人みたいですけどそこがまた人間味に溢れてますし、ズードだっけ?あの宇宙服も面白いキャラしてます。それと個人的に「ツァラトゥストラはかく語りき」と「ローハイド」唄うシーンはピンどころかビーンときました。特に前者。明らかに2001年を下劣?にパクってるんですけどあの曲を合わせるだけでこうも芸術的なシーンになるもんなんだナァと思いました。(笑)最後に皆さんの仰る通り食われた人どうなったんだろうか…?…え?何?誰もお前なんか呼んでないからとっとと帰れ?へぇへぇ判ったよ、帰(けぇ)るよ帰(けぇ)るよ…フ…。 7点(2004-02-13 02:40:33) |
69. フィアー・ドット・コム
内容は皆さんの仰るとおり、【リング】と【回路】を足して2で割ったような映画ですね。それにしても皆さんの酷評ぶりにびっくり。個人的に不満な点や気に入らない点はありましたけどそこそこ手堅くまとめられてる方ではないのでしょうか?まあ、これよりシドいものを見まくってるせいか思考が麻痺してるのかもしれないですけど…それにしても、この作品のエンドロールやたら長すぎ… 5点(2004-02-13 00:37:58) |
70. プロジェクト・イーグル
なんと云ってもジャッキーの体張ったアクションが今回も見モノ。彼独特の笑いの要素も含まれてるし畳み掛けるというか強引に展開に引きずり込む勢いは素晴らしいのではないでしょうか?後半の巨大ファンがグルングルン回る部屋での格闘も面白いというか何気にスーパーマンネタパクってますしね。それにしても僕が今回一番いいキャラしてると思ったのは敵のボスで元ドイツ兵のあのオッサン。最後の彼の選択は…まさしく勇者だった。 7点(2004-02-12 18:33:19) |
71. ブレイブハート
1枚買ったら1枚タダのDVDシリーズで【キャプテン・スーパーマーケット/死霊のはらわたⅢ】の“おまけ”としてもらったという、なんかちょっと間違った買い方をした本作ですが、作品は言わずもがな、おまけなんてモンじゃないです。冒頭の切り立った山々を飛び越えるようなカメラの映像から、この作品の雄大さが伝わってきました。美しいまでの自然とその映像を織り成す音楽、壮絶の一言の戦闘シーンなどは圧巻です。最近のスペクタクル巨編は少し不安だったんですが、これはそんな不安を見事に消してくれた作品でした。 8点(2004-02-06 18:54:51) |
72. ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版>
人間そっくりのアンドロイド(又はA.I.)が感情を持って人間に反旗を翻すという今となってはSFの古典のような作品だけど、公開当時は物凄い先を行ってるストーリーに観客が付いていけなかったらしいですね。最終版しか見てないのでどのような変更点があるかは良く分らないですが、リドリー・スコットの近未来の映像とハリソン・フォードの演技がとてもいいです。しかし、レプリカントも悲しい宿命を背負ってるなと少なからず同情しました。特に最後が… 6点(2004-02-05 02:39:27) |
73. 15ミニッツ
後半あたりからどんどんストーリーが崩れていくのは苦笑するしかありませんでした。デ・ニーロはいい演技してたと思うんですが他が…結局この題名は15分だけ有名になるって、それだけの為につけられたんでしょうか? 5点(2004-02-01 23:56:27) |
74. フリー・ウィリー
親に捨てられた少年と親から引き離されたシャチの心の交流を描いた、とっても温かい話ですね。あのシャチは機械なんですか。それにしても動きがリアルだったし、夜のプールで物悲しそうに泣くシーンもなんかジーンとしました。 6点(2004-01-13 02:06:31) |
75. フルメタル・ジャケット
さすがキューブリック!前編に渡って流れる狂気と、痛烈な皮肉の効いた台詞の数々、戦争の無情さ等等、ここまで引き込まれる戦争映画というのも珍しい。作品通してF言葉などの乱暴な言葉が非常に多いが、それがかえって狂気を上手く表現している。そしてエンド・クレジットの(ちょっとテンポの速い)ストーンズの【黒くぬれ!】も作品にマッチしまくってること!何度も言うけどさすがキューブリック!一味違うぜ! 8点(2004-01-05 01:48:45) |
76. プリティ・ブライド
【プリティ・ウーマン】はかなり前に見たので内容がほぼ吹っ飛んでたんで、比較することなく見れました。プリティと付いてますが、厳密に言えば続編と言うわけではないみたいですね。僕はジュリア・ロバーツはあまり好きではないんですが、“逃げる花嫁”として最初は冷酷に描かれていたヒロインが、実は人のことを思いやった結果逃げ出すという思いやり思った人物に描かれるところ、そして、最初は彼女を良く思ったいなかった主人公が徐々に彼女の魅力に惹かれていくところがGOODです。その他に挙げるとすれば、エンディングでディクシー・チックスがカバーしてる恋はあせらずが聴けたことです。 7点(2003-12-30 16:43:55) |
77. ファイナル・デスティネーション
以前テレビで放映してた時はスルーしてしまったんだけど、某チャット仲間の方から「デッドコースター面白かったよ」という言葉を頂いたんで、1作目から見てみようと思ってデッド~と共にレンタルしました。感想、感想ですが、正直な話、少し微妙でした。もう少しストーリーを掘り下げるか恐怖シーンを追加してもいいのでは?と思いました。死神様の御意志によって死ぬ運命だった人間が次々と死んでいくのは斬新だったけど、どうも“死”そのものが見世物のような気がして、恐怖というものがそれほど感じられなかった(テリーがバスに轢かれるシーンは明らかにギャグでしょう)し、もう少し自然な死に方を用意してくれれば「どうやって死ぬんだ?」という緊張感が増すと思います。まあ、個人的にはこの映画、ホラーだとは思ってませんけどね。ただ、冒頭などは結構迫力があるので、見て損はしない映画です。 6点(2003-12-01 03:09:41) |
78. プロフェシー
実際の事件を元にしてるらしいから、こういう終わり方くらいにしか出来なかったのかもしれないけど、もう少し見ごたえのあるものを期待していたので少しがっかり。モスマンについて、もう少し無理やりにでも解釈をつけて終わりにして欲しかった。 5点(2003-11-10 03:54:15) |
79. フロム・ダスク・ティル・ドーン
前半がクライム・ムービーで後半がスプラッタという、とてつもなく意味不明な作品。さすが!かの“ビヨンド”を名作視するタランティーノだけはある!しかし、この作品、面白い。ジョージ・クルーニーは渋さをたたえたかっこよさがあるし、タランティーノは切れキャラながらどこか憎めない存在感がある。そして、我らがトム・サヴィーニ!特殊メイク・アップ・アーティストでここまで出たがりの人物が果たしていただろうか?展開は最後に行けば行くほど無茶苦茶になっていくが、その分作品自体おヒート・アップしていく。これは1本で2本楽しめるお得な映画だ。 7点(2003-11-03 11:22:12) |
80. ファンタズム(1979)
題名に引かれて見たんだけど、見終わって、微妙なコメントしか浮かばなかったというのが本当のところ。前半部分までは、不気味な葬儀屋や死墓場で戯れる死人達と、オカルトのような内容なんだけど、後半になるにつれてSF路線に切り替わる。それにそもそもホラーとは、生理的嫌悪感や不快感を伴う恐怖のことを指すんだが、この作品に至っては微塵も感じられない。結局、この作品の題名PHANTASM(幻影、幽霊)って、何の事を指しているんだ? 5点(2003-11-03 09:59:28) |