81. ブレイド2
《ネタバレ》 アクションシーンは前作以上に超人実が出ていて激しさをまし、新種族のリーパーズの登場によりブレイド・ヴァンパイアの同盟軍が結成されるなど、なかなか面白い要素が詰まってい入るのですが、結局のところ、行きつくところは、新種族もヴァンパイアたちによって作られた存在だったッ!という安直なオチに行ってしまうのは少々がっかりです。 しかも、敵の敵は味方的なことを言っておきながら結局リーパーズもブレイドと闘うことになりますが、そこに漠然と感じ取れる“プライド”以上の確固たる必然性が感じられないのもマイナス。そしてどう見てもムルナウのノスフェラトゥにしか見えないヴァンパイアの親玉もあっけなく散ってしまい、威厳も感じられず…。 アクションは見応え充分な分、残念です。 [DVD(字幕)] 5点(2003-09-02 03:01:25) |
82. ブルース・リー/死亡遊戯
後半のブルース・リー本人による格闘シーンは最高です。しかし、それに至るまでが… 5点(2003-09-02 02:57:18) |
83. ブラックホール(1979)
《ネタバレ》 今この作品を探そうと思っても、おそらくは大抵の店にはもうこのビデオは置いてないんじゃないかな。かく言う自分も、初めてこれを見つけたのが小学校4~5年の時で、その後3~4年はこの作品の存在を確認しているんだが、最近はめっきり姿を見ない。映画の内容だが、ブラックホールにとり憑かれた1人の男が仲間をみんなロボット化してブラックホールに突っ込むというお話で、ブラックホールのことがだいぶ解明されてきた今となってはもうこんな映画は作れないだろうというもの。ここで少し雑学…そもそもブラックホールとは宇宙にあいた“穴”ではなく、非常に強い重力を持った星なので通り抜けられるはずもなく、突っ込もうとするものなら逆に特異点(中心の1番重力が強い場所)にぶち当たって粉々に粉砕され、後は永遠に縮んでいくだけなので、生き残る可能性はゼロ…ということになる。と、まあ理論的にはこうらしいんだけど、実際に行った人がいないから実際はまだ謎な部分も多く、その点からして考えればこの映画、ありえないことを考え映像にするという空想科学の精神に則った古き良き作品だと思う。ちなみに、ブラックホールと対でよく登場するホワイトホールも理論上は存在するとか。 6点(2003-08-30 23:41:58)(良:1票) |
84. プライベート・ライアン
個人的にはこの映画には2通りの評価があります。まずは悪い方から、まずこの話に少し納得がいかない点がある。もし自分の子供が全員死んだ時、その知らせを受ける母親はどんな気持になる?と言うことで、ライアン兄弟最後の生き残りを救助しに行くと言うのがこの話の大まかなものだが、それじゃあ1人息子の戦死の知らせを受け取る母親の気持ちも、悲しみの大きさとしてはライアン婦人と同じくらいなのではないか?ということであり、問題なのは人数ではないんじゃないかという事。そして、レーダー基地のドイツ兵の描き方にも少し不満がある。どうしてかと言うと、それは見方の問題。あそこで、あのドイツ兵を、ユダヤ人を何百万人も殺した残忍な者としてみれば、何の感情も感じないんだが、逆に、ヒトラーのやり方には大きな不満があるが、もしそれを言ったら自分の命が無い、だから仕方なくそうしている、という風に考えれば、あのドイツ兵にも同情できるのではないだろうか?…とここまでが悪い評価。そして次は良い方の評価、戦場の描写がものすごくリアルに描かれているという点。特に、冒頭30分の戦闘シーンは壮絶、戦争というものの悲惨さをダイレクトに描き出している。そして、全体に流れるその退廃とした雰囲気。日のあたる緑の野を歩いてるシーンでは、一見ものすごくのどかにも見えるが、よく見ると、のどかなはずの風景なのにどこか陰のあるシーンに見える、と、こうした描写が随所にみられる。総合的な評価として、戦争映画としてみれば他にも引けを取らないくらいの傑作だとは思うんだが、前記のような要因も少しあるので、良い点に8点、悪い点に-3点の5点を総合的な評価とします。 5点(2003-08-08 04:06:24)(良:1票) |
85. プラトーン
回りくどいこと無しでダイレクトに戦争というものを考えさせられる作品だった。ベトナム戦争と言わずに戦争映画の傑作でしょう。 8点(2003-08-08 03:42:03) |
86. フロム・ヘル
《ネタバレ》 題材が題材なだけに、切り裂きジャックの凶行を壮絶なスプラッタ描写で描くのかと思いきや、どちらかといえばサスペンス的な仕上がり。霧に巻かれた薄気味悪いロンドンの町並みが、当時の時代背景をよく表現している。さて、切り裂きジャックについてはご存知の通り、外科医だとか画家だとかという諸説があり、本作品はその中の1つの宮廷犯人説という形で話が進んでいくが、その黒幕って…え…?フ…フリーメーソン!?いやぁこの話でフリーメーソンが出てくるとは思わなかったなぁ…謎の多い団体だけど、確かこんな野蛮な集団じゃなかったと思ったんだけどなぁ… 6点(2003-08-08 03:34:57) |
87. PLANET OF THE APES/猿の惑星
特撮とかは確かに格段に進化してるんだけど、話の内容がやはり、元祖ほどのインパクトはないと思う。あと、元の作品がダイレクトに衝撃が伝わってきたのに対し、今回のラストは、ひねってはいるんだけど、それほど衝撃をを受けるものではなく、こういうのもありかと逆に納得してしまった。 4点(2003-08-08 03:17:31) |
88. ファンタズム(1979)
題名に引かれて見たんだけど、見終わって、微妙なコメントしか浮かばなかったというのが本当のところ。前半部分までは、不気味な葬儀屋や死墓場で戯れる死人達と、オカルトのような内容なんだけど、後半になるにつれてSF路線に切り替わる。それにそもそもホラーとは、生理的嫌悪感や不快感を伴う恐怖のことを指すんだが、この作品に至っては微塵も感じられない。結局、この作品の題名PHANTASM(幻影、幽霊)って、何の事を指しているんだ? 5点(2003-07-28 14:57:33) |
89. プリティ・プリンセス
普通だったら絶対ありえないような、そして結構ありきたりなシンデレラ物語だけど、それでも面白かった。プリンセス修行のシーンや車の中でブラインドを何度も上げ下げするシーンはかなり笑った。それにしてもクラリス女王のあの行為はどう見ても職権乱用だろう・・・面白いからいいけど。 8点(2003-07-07 22:53:21) |
90. ふしぎの国のアリス(1951)
ウサギを追って穴に落ちる冒頭から赤の女王に出会い、そして現実に戻ってくるまでが、非常に短く感じられ、この後はいったい何が起こるんだろう?といったワクワクとした感じで見られる作品。ディズニー映画はあまり好きではないけどこの映画は小さい頃から何度も見ているのでホントに面白いと思う。 7点(2003-07-01 03:06:15) |
91. プリンス・オブ・エジプト
《ネタバレ》 ※2021年7月30日追記 他の方もおっしゃっている通り「十戒」ならば、できれば石板を授かったあと40年彷徨うくだりも描いて欲しかったのが正直なところです。 この題材に初めて触れる方なら適度な長さとテンポで観やすいとは思いますが、やっぱり個人的にモーゼの描かれ方に違和感。 そしてエジプトを去る理由弱くね?とか、最後ラメセスが追っかけてくるの唐突すぎね?とか色々と気になってしまう点がありました。 ただ、ヘブライ人が歌いながら歩く場面や、本家十戒が霞むレベルの海の割れる迫力はやはり観ていてすごいな、と思いました。 おそらく、自分が「十戒」がオールタイム・ベストでなければ、もう少し楽しめたと思います。 あと、観返すまで自分もこれディズニー作品だと思っていました、、、 そう言うレベルではディズニー作品と比べても全然褐色はないと思います。 [地上波(吹替)] 5点(2003-06-04 16:42:50) |
92. フィフス・エレメント
《ネタバレ》 ※2021年更新 真面目なSF(という表現が正しいのかは分かりませんが)という感じではなく、どこかコミック的なキャラクター、ガジェット、世界観なのでなかなか人を選ぶ感じもしますが、変に真面目なノリでない部分や、激しい銃撃戦などのアクションなどは個人的に観ていてとても楽しいです。 そして何よりも、今ではすっかり「戦う姐(あね)さん」と化しているミラ・ジョヴォヴィッチ扮するリールーの挙動がとにかくキュート。 なぜか年に一度くらいのペースで観返したくなる作品です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2003-06-03 18:28:21) |
93. プレデター2
結構楽しめたけどなぁ、終わり方が…極悪非道という感じがあった前作から、なんかいい奴?みたいになってる、ていうかやけにフレンドリーだったし…いや、連中は騎士道を重んじる誇り高い戦士と思えば何とか…1ではSFスプラッタ・アクションみたいな感じだったんだけど、SFアクションに転職?バリバリにカスタマイズされたデザート・イーグルと、最後に渡されたアンティークな銃が印象に残った。え、他?そうねぇ、髑髏かな。 5点(2003-05-28 22:08:30) |
94. プレデター
前半は特殊部隊アクション、後半は打って変わってSFホラーな作品。半透明のエイリアンは存在感があり、遥か昔から彼らはこの地球上にやってきて狩をし、それが伝説として残っているという設定がいい味出してる。「いたぞォォォーーー!!!」と叫びながらガトリングガン撃ちまくり、相棒の仇を打つ黒人隊員には漢(おとこ)を感じた。 7点(2003-05-28 21:57:36) |
95. ブレイド(1998)
《ネタバレ》 2011年の時点で映画が3作品作られている中で本作が一番面白いのはまあ言わずもがなですが、元々がマーベルコミックス原作というらしいですが観ているうちはそんなこと一切気にせず楽しめました。 言われてみればブレイドのキャラ設定や武装だとかバンパイアたちの地下社会の構図だとか、漫画的な部分は随所に感じられますがそんなことより黒のロングコートにサングラスで剣や銃をブンまわすブレイドが最高に決まっていて爽快感抜群です。 アクションについては、近年の作品から比べると標準的という感じもしますが、演じるウェズリー・スナイプスが本物の武道の達人なので技の切れは全然違います。 確かに、絶対無敵のはずの地の神マグラがあっけなく倒されてしまうなど、後半にかけてやや尻すぼみな感もしますが、全体的には結構いい作りをしているのではないかと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2003-05-07 20:25:53) |
96. フランケンシュタイン(1994)
自分は何もしていないのに、周囲の人から虐げられる、そして、自分の生まれた理由を知り、愕然とする。そして、浮かんできたのは、創造主への復讐心。しかし、最後は、自分を作った主と、この世から消えることを選ぶ………なんとも悲しい話だった。特に、自分の正体に気づくシーンは印象に残っている 7点(2003-04-29 23:27:43) |
97. ファントム(1998)
先ずこれにピーター・オトゥールが出てるって時点で驚いた。あらすじを読んだ時はなかなか引き込まれるものがあって多少なりとも期待したが、実際に見てみると全く大したことのない映画だった。前半はオカルトホラーのような描写だったのに後半からSFにバトンタッチ。まあそれだけならまだ良いにしろ、物語に全く引き込まれるものがないままあっさりラストをむかえ、しかも全然深みが感じられず、期待した分非常に残念だった。 3点(2003-04-11 00:03:45) |
98. フラットライナーズ(1990)
ジャンルとしてはSFホラーですか。しかし話の内容は自らが犯した罪に対面し、それを償っていくというなんとも深い内容。映画としてみればそれ程大した作品ではないにしろ、ストーリーとしてはとてもいい出来だと思う。ただ設定が少し突飛し過ぎたような気がする 5点(2003-02-23 23:42:44) |
99. ブレアウィッチ2
1作目はまだよかった。でもこれは・・・期待してて大損だった。まず意味がわからない。1の謎が解けるどころかますます深まった。そして何よりも前作のあの独特の雰囲気が全くない!とてもじゃないけどもう1回見る気にはなれない。 1点(2003-02-11 22:30:16) |
100. ブレア・ウィッチ・プロジェクト
まあ一言いって目が回る映画。その凄さと言ったらもう手ブレなんてもんじゃない。ジェットコースターにでも乗ってる気分。特殊メイクとか派手なクリーチャーは一切出て来ない。まあでもそれがこの映画をすごいリアルなものににしてるんだけど、実際にあんな状況になっても平然とカメラ回してるあいつ等がスゴイ。 4点(2003-02-11 22:23:11) |