1. フォロウィング
「メメント」もそうだったけど、この監督はただでさえ奇抜でサスペンスに満ちたストーリーをさらにサスペンスフルに見せる創作力に非常に秀でていると思う。行き過ぎるとわけが分からなくなる演出法で観客を絶妙に引き付けることに成功している。小作ならではのブラックなラストがとても良かった。 7点(2003-07-07 04:02:55) |
2. ブレードランナー
絶賛の辞が多いので気が引けますが、僕は「凄く面白い!」とまではいきませんでした。「最終版」をいきなり見てしまったのが悪かったのか、全体的に支離滅裂な感じがしました。機会があれば「公開版」か「完全版」で見直したいと思います。ただ、近未来の毒々しさを映し出した映像美は見事というほかなく、それだけでも見応えは十分ありました。 5点(2003-07-05 03:58:54) |
3. [Focus]/フォーカス(1996)
緊迫感をはりめぐらした特異な演出が見事だった。気持ちのいい話ではないけど、最後まで集中を切らせなかった。浅野忠信をはじめとする役者陣の演技が秀逸。 7点(2003-07-02 18:37:54) |
4. フォー・ルームス
小気味いい小話がつづられていて、楽しく見れた。ティム・ロスのおとぼけぶりが痛快だった。 6点(2003-07-02 18:29:54) |
5. フォートレス
安っぽいとも言えるけど、最低限のツボは押さえあるのでそこそこ見れる。 5点(2003-07-02 07:04:59) |
6. ファンシイダンス
あんな寺があったら嫌だけど、面白かった。「シコふんじゃった」に通じるところが存分にあった。 5点(2003-06-30 17:15:15) |
7. ふしぎの国のアリス(1951)
幼少時に何度も観た映画。子供の頃には少し「怖い」と感じるくらいこの映画はアダルトな空気に満ちている。有名なキャロルの小説をとても秀逸なアニメに昇華させている。子供の頃にはなんとなく楽しんで見ていたシーンも今観るとかなりシュールで味わい深い面白さを感じる。 8点(2003-06-30 15:44:16) |
8. プレッジ
映画はサスペンスのように展開していくが、テーマは冷酷な運命に縛られた男の悲壮な行く末で観るものを釘付けにする秀作だった。「クロッシング・ガード」でも感じたが、ショーン・ペンはジャック・ニコルソンの味わい深さを内面的にも外面的にも引き出すのが相当巧い。それはやはり、ペンがジャック・ニコルソンのことを心底尊敬し敬愛しているからこその業だと思う。 7点(2003-06-09 14:23:07) |
9. プリシラ(1994)
最近大活躍中のガイ・ピアースの演技の幅を感じることができる。この映画の見所は衣装や音楽ももちろんではあるが、実力派俳優3人の愉快で切ないオカマっぷりであると思う。名優テレンス・スタンプの演技ももちろん素晴らしい。でも一番印象的なのは「マトリックス」のエージェント・スミス役でおなじみのヒューゴ・ウィーヴィング主役っぷりだった。 7点(2003-06-07 15:17:22) |
10. PLANET OF THE APES/猿の惑星
猿の造型も良く、アクションシーンの迫力も凄かったので非常に楽しめた。もちろんものすごく有名な映画のリメイクなわけだからそれほどの衝撃はないと思うけど、娯楽映画として純粋に面白かったと思う。ラストのオチも個人的には好きだった。 8点(2003-06-06 22:19:45) |
11. プランケット&マクレーン
期待させる設定や雰囲気だったけど、アクション性、ストーリー、映像といろんな面で思ってたよりもショボくてかなり期待はずれだった。汚らしいところだけ嫌にリアルで爽快感がまるでなかった。 3点(2003-06-06 00:41:43) |
12. BROTHER
今までの北野映画における暴力性と叙情的な感性をバランスよく兼ね備えた傑作。更にセンスを増した映像美と監督の「間」に美しい音楽が流れ込む。完成度の高さは北野映画の中でも随一だと思う。残念だったのは、劇場に今作を観に行った時、ラストのオマー・エプスが「F*CK」を連呼するシーンで観客の数人がその意図を理解せずに笑っていたこと。あまりの感性の低さに同じ日本人として恥ずかしく、腹が立った。 9点(2003-06-05 15:09:28) |
13. プリンス・オブ・エジプト
どうも完成度が低いと思ったら、見終わってからディズニー映画じゃないことに気付いて納得した。 4点(2003-06-05 14:35:45) |
14. ブリキの太鼓
物語がとにかく異色で引き込まれることは確かなんだけど、どうにも嫌な気分になる映画だった。確かに名作になりえる映画だろうけど、非常に苦手なタイプの映画なので再び観ることはないと思う。 5点(2003-06-05 14:09:11) |
15. プリティ・ウーマン
面白い映画だと思うけど安っぽい感じもする。この後に似たような雰囲気の映画が量産されていることがこの作品に対しての尊敬を集めることになっているが、安っぽさを植えつけられる結果にもなっていると思う。 6点(2003-06-04 18:50:13) |
16. フラッド
この映画はかない公開が延びて満を持して観に行ったんだけど、出来はイマイチだった。もっと災害オンリーで押してくれるのかと思ったら中途半端な悪役とかとも対決しなくてはならず、結果的に全体が中途半場になっている。 5点(2003-06-04 15:14:09) |
17. フェア・ゲーム(1995)
ウィリアム・ボールドウィンの顔が情けなさ過ぎて逆に笑える。最低レベルのアクション映画だった。 2点(2003-06-04 13:41:45) |
18. プロジェクトA
名実共にジャッキー映画の代表的な作品。彼らしいアクションシーンが満載で存分に楽しめる。ジャッキー・チェンは普通の俳優と違ってスポーツ選手的なものがあるから、この映画の頃が絶好調だったという感は認めざるをえない。 7点(2003-06-04 11:37:10) |
19. プレデター2
1と比べると趣が全然違うのでまったく別の映画に感じる。でも今作はこれで工夫がされておりそれなりに楽しめる。ラストのくだりも個人的には好き。 6点(2003-06-04 11:08:03) |
20. ブローン・アウェイ/復讐の序曲
名優2人の競演のわりに印象に残らない愚作だった。あまり緊迫感を感じることがなくアクション映画として興奮できなかった。メインの2人は頑張っているのだけれど、なんか空回りしている印象がある。 4点(2003-06-04 11:00:34) |