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1.  プロミシング・ヤング・ウーマン 《ネタバレ》 
客観的にこの作品で正しいのは「証拠がなければ罰しない」という学部長?の一言だけなので、主人公が逆切れ前提で暴走している前半も、何やってんの、としか思わない。で、それは制作側も意識したのか、動画という第一級の証拠が登場するんだけど、7年間もそんなものがなぜ都合よく保存されていたのかとか、むしろ当時の調査手続でそれを(みんな持っていたはずなのに)誰も提供しなかったことの方が問題だろうとか、そっちの方が気になってしまう。●ただし、それとは別に、脚本の水準は一級品であり、復讐ゴリゴリで進むのかと思いきや途中で止めてしまうとか、ここぞというところで全面逆襲を食らうとか、トリッキーな部分の切れ味はかなりのもの。また、いろんな場面をばっさり省略する押し引きの手際にも好感が持てます。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2025-06-08 02:23:51)《新規》
2.  富士山頂(1970) 《ネタバレ》 
撮り方は間違いなく誠実なのです。まず、工事ありきで始まるのではなく、大蔵省との予算取り折衝や発注説明会などのステップもきちんと描いています。いざ現場の準備に入ったら、とてつもないロケを駆使して、「ただ荷物を上げるだけ」がどれほど大変なのかということを存分に感じさせます。作業は黙々と行われ、余計な台詞もありません。裕ちゃんも勝新も、作為的に出番を作ることもなく、あくまでも「その中の一人」に徹していますし、それが逆に大自然の壮大さと課題の困難さを裏付けています。ですが、そのストイックさというか禁欲性のままに終わってしまったので(完成後のそれぞれの扱いがやたらそっけないところに顕著)、結局は超優秀な再現ドキュメンタリーにとどまったという気もします。この辺のバランスのとり方は本当に難しいですね。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2025-06-05 00:21:59)《新規》
3.  ファーザー 《ネタバレ》 
認知症者の視線から作品を本当に作ってしまうという驚くべきコンセプト、そして主演にホプキンスを充てるという必殺技によって、すでに成功は約束されたようなものである。しかし、設定に溺れることなく、美術その他の画面構成を含めて丁寧に場面を積み重ねている。終盤には、さすがに拡散してきたかな?と一瞬思わないではないが、しかし、最後の病室のくだりが、強烈にストーリーを締めくくっている。そしていつしか、単に主人公がこうでしたというだけではなくて、制作側の主人公に対する静かな愛情まで感じさせていくのです。
[DVD(字幕)] 7点(2025-05-29 00:46:19)
4.  フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 《ネタバレ》 
いや、これ、躾がなってない我が儘な悪たれ児童と、躾ができないモラルレス親の生活を、何で延々と見せられ続けなければならんの?としか思えませんでした。生活が困窮しているから?いや、そのことと礼節や道徳とは別ですよ。通常だったら敵役の流れになるはずの児童家庭局の人たちが正義の味方に見えてしまう時点で、何かがずれているのではないでしょうか。もっともその局の人たちも、対象児童の迅速な確保という一番の基本的任務ができていない無能集団ではあるわけですが。
[DVD(字幕)] 2点(2025-05-24 01:09:05)
5.  故郷は緑なりき 《ネタバレ》 
当時22歳の佐久間良子ちゃん!のセーラー服姿!!をひたすら鑑賞する作品です。初対面の場面なんて、完全主人公目線で、そのアップをじっと撮り続けます。よく分かっていらっしゃいます。そして主人公は迷いなく良子ちゃんに一直線です。もっともらしい妨害などものともしません。邪な方向にもずれません。これぞ青春です。ただしその中でも、主人公の父や良子ちゃんの姉をさっと退場させて上手く環境を変えたり、ここぞというところで自分が居た場所を言えない設定にして心理の綾を持ち込んだりと、さりげない技巧も感じさせます。●ただしあのラストはいかにも唐突で、昔はそういう強引悲恋オチは珍しくなかったとはいえ、ここは何とかならなかったかと(何かのひねりがあって良子ちゃんは別の人とくっついたとか、そういう方がよほど切なかったような・・・)。あと、ナレーションはちょっと邪魔でした。
[映画館(邦画)] 6点(2025-01-10 23:07:32)
6.  ブルークリスマス 《ネタバレ》 
UFOがどうのこうのと言いながらSF方面に走らないのも良いし、そもそも青い血の説明もなし、その後どうなるのかの説明もなしというのも、潔くて良い。仲代が主役だったはずなのに、後半は突然勝野&竹下が主役という強引ぶりも良い。これ、岡本監督だとか倉本脚本だとか意識し始めるとおかしくなるので、普通のハリウッド・テイストなポリティカル系パニックものと考えれば楽しめるのです。大体、あのラストも、教会の儀式に各地の殺戮を乗っけるのは某マフィア映画の金字塔、発砲の前後の沈黙と表情クロスの演出は某ニューシネマの代表作を念頭に置いてるでしょ。●ただ、そうは言っても、もっともらしく出てきた天本さんとか芦田伸介は何だったのかとか、神山先生に至ってはあの1シーンのあれだけかいとか、もったいないところはいろいろあるのですが。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2025-01-07 01:04:39)
7.  不完全なふたり
中年の夫婦がああだこうだ語り合う数日間。というコンセプトのようなのですが、中心の2人は本当にただ喋っているだけです。どうもこれ、完成した脚本はなくて、その場でいろいろ作ったみたいなのですけど、それであればその手法はまったく成功していませんし、制作側の自己満足だけになっています。カメラのほとんどが固定で、しかも長回しがやたら多いのも、そうしてみたかったからそうした、という以上の意味が見いだせません。役者の即興性を重視しました、とかいえば聞こえはよいのかもしれませんが、これはただ単に創作の大部分を怠っているだけなのでは?
[DVD(字幕)] 2点(2024-10-05 23:55:11)
8.  故郷の香り 《ネタバレ》 
10年前の追憶の甘くほろ苦いほのかな想いと、そして10年後の現実。特段突飛な展開は何もないのに、一つ一つのシーンで登場人物の心理を丁寧に積み上げている。過去と現在の並行描写という進行をフルに使い切っている。その中で、単なる再会譚と見せかけておいて、実は3人それぞれが「自分のせい」だと思っていたという裏側も、それもはっきりとは言わない形で示されています。また、設定上台詞なしという制約の下で、感情の揺れを着実に表現した香川照之の貢献が絶大です(最後のシーンなんて、念のために子供の「通訳」が入りますけど、それがなくても何を言っているのかが分かるのが凄い)。
[DVD(字幕)] 7点(2024-08-14 01:41:48)
9.  ファミリービジネス
親子三世代で泥棒というありえない設定なのだから、大いに笑わせてくれるのを期待するというのに、コネリー/ホフマン/ブロデリックという重厚なキャストを揃えていながら(揃えたからこそ?)、話が全然弾まない。みんなシリアスすぎる。大体、何で監督にルメットを選んだんだろう。というわけで、どこへ行きたいのかも分からない迷いまくりの進行の中、そのまま終わってしまいました。ユダヤ教云々というのももっともらしく取り入れられていながら、結局まったく機能していないのでは?
[CS・衛星(字幕)] 4点(2024-08-10 01:16:56)
10.  ブロウアップ ヒデキ 《ネタバレ》 
1975年、デビュー3年目、当時20歳(!)のヒデキの、全国縦断ツアーの様子を追ったドキュメンタリー。まず、富士の野外コンサートから始まるんだけど、そもそも当時、こういう野外フェス的な公演自体、国内ではほぼなかったんじゃないのかなあ。そしてヒデキは、今なら絶対に許可が出ないような超高層クレーン吊りのゴンドラで登場します。しかもその後、またそれに乗って上昇します。というかこの高さ、どう見てもビルの10階以上はあるぞ。その後は全国を転々とするのですが、合間に、札幌のジャンプ台で無意味にポーズを撮るヒデキとか、沖縄で馬が引く荷車に寝転がっているヒデキとか、プロモ・フィルム的な映像も挿入されます。ただ後半は、屋内公演の照明が暗くて、パフォーマンスがあまり見えないのが残念。●で、3年目ということは、その後に出てくるあの曲もあの曲も当然ないわけで、その意味では欲求はかえって高まってしまうのですが、しかし、この後の怒濤の驀進につながる勢いは、確かに感じさせます。やはりこの人は、不世出の名シンガーであり、唯一無二の大スターでした。その若き日の姿を切り取って保存したという意味において、この作品は今日でも、そして今後も意義があります。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2024-08-02 21:53:25)
11.  プロヴァンスの休日 《ネタバレ》 
三兄妹が田舎に行って、ひねくれた爺さんと一夏を過ごす。というだけでもう想像できるとおりの内容です。筋としても芝居としても、特に面白みはありません。フランス語でまくしたてまくるジャン・レノがちょっと新鮮だったのと、脇役に無意味に美女が多いところが見所でしょうか。●と見せかけて、この作品の最大の価値は、「髪結いの亭主」のマチルドことアンナ・ガリエナの24年後のお姿を収めてくださったことです。出番も多めです。相応に老けてはおられますが、あの美しさは健在です(そして変わらずのグラマーぶり!)。この方の登場を探して追い続けるだけで、終わりまであっという間でした。それだけで見た意味はありました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2024-08-01 00:49:03)
12.  ブルーに生まれついて 《ネタバレ》 
チェット・ベイカーという、名前はよく聞くのに実像はあまり知らない人物にスポットを当ててくれたのはありがたい。しかし、活躍場面がそれほどあるわけではなく、ほとんどのシーンは、序盤早々に登場する大怪我からどうやって回復するかとか、その中で周囲に対してもかなりごちゃごちゃ言っていたりとか、その辺が中心です。ただ、それはいいとしても、問題は、主人公がさほど魅力的に見えないという点なのです。伝記映画でこれは割と致命的ではないかと思います。イーサン・ホークの演技も、いつもの伸び伸びぶりが窺えず、何か必死に実在の人物像を再現する方向に走っていたなあ。やはりイーサンは、名もなきキャラを自在に演じさせてこそ本領を発揮します。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-07-30 01:58:31)
13.  胡同愛歌 《ネタバレ》 
高校生の息子と二人で生活するオッサンが、息子との関係に悩み、また結婚も決まった女性との関係でも悩む・・・というお話。特に後者については、実は離婚していなかった女性の夫が出所してきて、その男とのあれこれに悩まされる。中盤までは各エピソードが散発的に平坦に並んでいきますが、それらが収斂する終盤の迫力はなかなかです。特に、じっと耐えていた主人公が、たった1個のケーキをきっかけに覚醒するドラマの動かし方が強力です。明確に割り切らない面会のシーンも余韻を残しています。●ところでこの邦題、「胡同の街並みに生きる地道な人々を描く」みたいな意味でつけられたっぽいんですけど、別に胡同とかその街並みが強調されているわけではないですよね。それよりも、原題(「駐車場係の7月」)や英題(そのものずばり「駐車場係」)の方が本質を表しています。
[DVD(字幕)] 5点(2024-07-02 00:22:02)
14.  ブーム・タウン 《ネタバレ》 
2人組の男が偶然出会って、意気投合して石油採掘に突き進む・・・というスタートなのですが、その後も一方の奥さんがどうのとか会社の浮き沈みがどうのとかあって、結構いろんな展開があり、また年月も投下しています。ですがこれ、どう見ても連ドラ向きの素材ですね。何か大事件が起こりそうで起こらず、テンションが上がりそうで下がりそうでというままに、次のステップに行ってしまう。よって、それなりにドラマがありそうであるはずなのに、さほど実感が起こりませんし、また長く感じました。まあ、どこまでも石油採掘一本に軸足を置いた構成には、誠実性は感じますが。
[DVD(字幕)] 4点(2024-06-11 23:50:28)
15.  ファイト★ガールズ 《ネタバレ》 
クラブ経営者みたいな人たちが、女子ボクサーを集めてトーナメント戦をやるという、まったくそれだけです。一応、いろんな女子選手が集まってくる体裁にはなっていますが、個性はほとんどありませんし、例えばファイティングスタイルなどにもつながっていません。また、照明や美術や撮影の安っぽさにも驚きますが、それも最後までそのままでした。さらにまずいのが、トーナメント戦の設定をしながらいつの間にかいなくなっている選手多数ですし、ラストはもはや息切れ投げっぱなし状態です。リング上のボクシング選手より、制作側の方が先に疲れ切ってどうするの、という感じです。途中でやる気がなくなったのかを疑われても仕方のない出来でした。
[DVD(邦画)] 1点(2024-05-17 01:45:00)
16.  プロフェッサー(2007) 《ネタバレ》 
リックマン/スティーンバージェン/プルマン/デヴィートとはまた何と豪華な、と重いながら見始めたのですが、内容はこのメンバーからは信じられないほどのB級サスペンスです。筋立てはそんなに悪くないのですが、撮り方とか編集がB級なのです。で、誘拐の盛り上げ方はなかなかですし、そこから別の危機に発展する持って行き方も悪くありません。しかし、終盤はなぜか息切れしたのか、肝心なところで伏線は投げっぱなしですし、一方でひねりのためのひねりのいくつかを無理矢理ねじ込んで終わらせたような感じでした。あの仮面ATMのくだりなんか、ミスリードとしては面白い割にはあっさり片づけられていますし、暴力よりも怖い家庭内侵略の部分なども、もっと時間をとってもよかったような。そうそう、あのカップの指紋は結局何だったのでしょうね。
[DVD(字幕)] 5点(2024-05-07 01:46:42)
17.  "BLOW THE NIGHT!" 夜をぶっとばせ 《ネタバレ》 
「ザ・80'sヤンキー映画」です。まさにそれ以上でもそれ以下でもありません。そのまんまです。ストーリーらしきものは特にありません。主人公およびその周辺人物が、学校であれこれしたり、溜まり場であれこれしたりするのを、ひたすら追うだけです。特に各登場人物が格好良いわけでも何でもないところに、妙なリアルさがあります。一方で、可愛かずみ扮する東京の女子高生の1日が別な筋で進行していきますが、主人公の本体側とは何も絡みません。なぜこの部分を作ったのかが謎です。●で、やっぱり、80'sヤンキーといえば、「不良少女とよばれて」の伊藤麻衣子とか、「積木くずし」(TV版)の高部知子とかの伝説的存在が頭をよぎるのですが、それと比べると、別に至って普通なんですよね。いえもちろん、あちらはデフォルメしているのであって、こっちの方がまだ実態には近いというのはよく分かるんですが、ドキュメントならともかく、独立完結した一つの世界を作ろうとするんだったら、造形や表現といった部分はもっと考えないといけないとは思います。
[DVD(邦画)] 5点(2024-02-15 00:10:18)
18.  ファーストキス(2012)
何と、タイ製のラブコメという貴重作品ですよ!しかも男子高校生と年上のOLお姉さんという胸キュン設定!はたしてその内容は、定番というかベタなシーンをちりばめながら、お約束の方向に向かっていきます。全体としては、思いついた展開を次々と放り込んだという感じでかなり未整理であり、およそ洗練とは縁遠いのですが、一定水準は保っています。ただ、ヒロインがやたら何かにつけて騒ぎすぎで若干うざったいと感じさせてしまうのは、この種の作品ではマイナスかなあ、やっぱり。
[DVD(字幕)] 5点(2024-01-01 00:59:18)
19.  夫婦フーフー日記
最初の方でいきなり、「出会ってから17年」とか何とかいうナレーションが出てきて、びっくりしてしまった。だって、脚本も芝居もメイクも衣装も小道具も、全然そうなってないじゃん。そして結局、一事が万事その調子で、すべてが制作側の自己満足(にすらなってないかも)で終わっているだけです。何よりも、佐々木蔵之介や永作博美に、芝居にも何もなってないただの段取り作業だけをさせて平気な演出側の神経に腹が立ちます。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2023-11-25 00:55:36)
20.  フェアウェル 《ネタバレ》 
最初のところで「実は重病の見舞いに集まっているのだが、結婚と嘘をついている」「主人公は癌を告知すべきと考えているが、それについて他の親族と意見の対立がある」という2つの課題設定がされているのですが、そのまんまで最後まで行ききってしまったのには、びっくりしました。というか、これだったら設定の意味もないじゃん。心理の綾を生かすわけでもなければ、逆にそのギャップで笑わせてくれるわけでもない。誰かが何かの変化をしたわけでもない。つまり、物語は何も始まらなかった、ということです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-11-03 01:34:11)
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