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1.  故郷の香り 《ネタバレ》 
10年前の追憶の甘くほろ苦いほのかな想いと、そして10年後の現実。特段突飛な展開は何もないのに、一つ一つのシーンで登場人物の心理を丁寧に積み上げている。過去と現在の並行描写という進行をフルに使い切っている。その中で、単なる再会譚と見せかけておいて、実は3人それぞれが「自分のせい」だと思っていたという裏側も、それもはっきりとは言わない形で示されています。また、設定上台詞なしという制約の下で、感情の揺れを着実に表現した香川照之の貢献が絶大です(最後のシーンなんて、念のために子供の「通訳」が入りますけど、それがなくても何を言っているのかが分かるのが凄い)。
[DVD(字幕)] 7点(2024-08-14 01:41:48)
2.  ファミリービジネス
親子三世代で泥棒というありえない設定なのだから、大いに笑わせてくれるのを期待するというのに、コネリー/ホフマン/ブロデリックという重厚なキャストを揃えていながら(揃えたからこそ?)、話が全然弾まない。みんなシリアスすぎる。大体、何で監督にルメットを選んだんだろう。というわけで、どこへ行きたいのかも分からない迷いまくりの進行の中、そのまま終わってしまいました。ユダヤ教云々というのももっともらしく取り入れられていながら、結局まったく機能していないのでは?
[CS・衛星(字幕)] 4点(2024-08-10 01:16:56)
3.  ブロウアップ ヒデキ 《ネタバレ》 
1975年、デビュー3年目、当時20歳(!)のヒデキの、全国縦断ツアーの様子を追ったドキュメンタリー。まず、富士の野外コンサートから始まるんだけど、そもそも当時、こういう野外フェス的な公演自体、国内ではほぼなかったんじゃないのかなあ。そしてヒデキは、今なら絶対に許可が出ないような超高層クレーン吊りのゴンドラで登場します。しかもその後、またそれに乗って上昇します。というかこの高さ、どう見てもビルの10階以上はあるぞ。その後は全国を転々とするのですが、合間に、札幌のジャンプ台で無意味にポーズを撮るヒデキとか、沖縄で馬が引く荷車に寝転がっているヒデキとか、プロモ・フィルム的な映像も挿入されます。ただ後半は、屋内公演の照明が暗くて、パフォーマンスがあまり見えないのが残念。●で、3年目ということは、その後に出てくるあの曲もあの曲も当然ないわけで、その意味では欲求はかえって高まってしまうのですが、しかし、この後の怒濤の驀進につながる勢いは、確かに感じさせます。やはりこの人は、不世出の名シンガーであり、唯一無二の大スターでした。その若き日の姿を切り取って保存したという意味において、この作品は今日でも、そして今後も意義があります。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2024-08-02 21:53:25)
4.  プロヴァンスの休日 《ネタバレ》 
三兄妹が田舎に行って、ひねくれた爺さんと一夏を過ごす。というだけでもう想像できるとおりの内容です。筋としても芝居としても、特に面白みはありません。フランス語でまくしたてまくるジャン・レノがちょっと新鮮だったのと、脇役に無意味に美女が多いところが見所でしょうか。●と見せかけて、この作品の最大の価値は、「髪結いの亭主」のマチルドことアンナ・ガリエナの24年後のお姿を収めてくださったことです。出番も多めです。相応に老けてはおられますが、あの美しさは健在です(そして変わらずのグラマーぶり!)。この方の登場を探して追い続けるだけで、終わりまであっという間でした。それだけで見た意味はありました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2024-08-01 00:49:03)
5.  ブルーに生まれついて 《ネタバレ》 
チェット・ベイカーという、名前はよく聞くのに実像はあまり知らない人物にスポットを当ててくれたのはありがたい。しかし、活躍場面がそれほどあるわけではなく、ほとんどのシーンは、序盤早々に登場する大怪我からどうやって回復するかとか、その中で周囲に対してもかなりごちゃごちゃ言っていたりとか、その辺が中心です。ただ、それはいいとしても、問題は、主人公がさほど魅力的に見えないという点なのです。伝記映画でこれは割と致命的ではないかと思います。イーサン・ホークの演技も、いつもの伸び伸びぶりが窺えず、何か必死に実在の人物像を再現する方向に走っていたなあ。やはりイーサンは、名もなきキャラを自在に演じさせてこそ本領を発揮します。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-07-30 01:58:31)
6.  胡同愛歌 《ネタバレ》 
高校生の息子と二人で生活するオッサンが、息子との関係に悩み、また結婚も決まった女性との関係でも悩む・・・というお話。特に後者については、実は離婚していなかった女性の夫が出所してきて、その男とのあれこれに悩まされる。中盤までは各エピソードが散発的に平坦に並んでいきますが、それらが収斂する終盤の迫力はなかなかです。特に、じっと耐えていた主人公が、たった1個のケーキをきっかけに覚醒するドラマの動かし方が強力です。明確に割り切らない面会のシーンも余韻を残しています。●ところでこの邦題、「胡同の街並みに生きる地道な人々を描く」みたいな意味でつけられたっぽいんですけど、別に胡同とかその街並みが強調されているわけではないですよね。それよりも、原題(「駐車場係の7月」)や英題(そのものずばり「駐車場係」)の方が本質を表しています。
[DVD(字幕)] 5点(2024-07-02 00:22:02)
7.  ブーム・タウン 《ネタバレ》 
2人組の男が偶然出会って、意気投合して石油採掘に突き進む・・・というスタートなのですが、その後も一方の奥さんがどうのとか会社の浮き沈みがどうのとかあって、結構いろんな展開があり、また年月も投下しています。ですがこれ、どう見ても連ドラ向きの素材ですね。何か大事件が起こりそうで起こらず、テンションが上がりそうで下がりそうでというままに、次のステップに行ってしまう。よって、それなりにドラマがありそうであるはずなのに、さほど実感が起こりませんし、また長く感じました。まあ、どこまでも石油採掘一本に軸足を置いた構成には、誠実性は感じますが。
[DVD(字幕)] 4点(2024-06-11 23:50:28)
8.  ファイト★ガールズ 《ネタバレ》 
クラブ経営者みたいな人たちが、女子ボクサーを集めてトーナメント戦をやるという、まったくそれだけです。一応、いろんな女子選手が集まってくる体裁にはなっていますが、個性はほとんどありませんし、例えばファイティングスタイルなどにもつながっていません。また、照明や美術や撮影の安っぽさにも驚きますが、それも最後までそのままでした。さらにまずいのが、トーナメント戦の設定をしながらいつの間にかいなくなっている選手多数ですし、ラストはもはや息切れ投げっぱなし状態です。リング上のボクシング選手より、制作側の方が先に疲れ切ってどうするの、という感じです。途中でやる気がなくなったのかを疑われても仕方のない出来でした。
[DVD(邦画)] 1点(2024-05-17 01:45:00)
9.  プロフェッサー(2007) 《ネタバレ》 
リックマン/スティーンバージェン/プルマン/デヴィートとはまた何と豪華な、と重いながら見始めたのですが、内容はこのメンバーからは信じられないほどのB級サスペンスです。筋立てはそんなに悪くないのですが、撮り方とか編集がB級なのです。で、誘拐の盛り上げ方はなかなかですし、そこから別の危機に発展する持って行き方も悪くありません。しかし、終盤はなぜか息切れしたのか、肝心なところで伏線は投げっぱなしですし、一方でひねりのためのひねりのいくつかを無理矢理ねじ込んで終わらせたような感じでした。あの仮面ATMのくだりなんか、ミスリードとしては面白い割にはあっさり片づけられていますし、暴力よりも怖い家庭内侵略の部分なども、もっと時間をとってもよかったような。そうそう、あのカップの指紋は結局何だったのでしょうね。
[DVD(字幕)] 5点(2024-05-07 01:46:42)
10.  "BLOW THE NIGHT!" 夜をぶっとばせ 《ネタバレ》 
「ザ・80'sヤンキー映画」です。まさにそれ以上でもそれ以下でもありません。そのまんまです。ストーリーらしきものは特にありません。主人公およびその周辺人物が、学校であれこれしたり、溜まり場であれこれしたりするのを、ひたすら追うだけです。特に各登場人物が格好良いわけでも何でもないところに、妙なリアルさがあります。一方で、可愛かずみ扮する東京の女子高生の1日が別な筋で進行していきますが、主人公の本体側とは何も絡みません。なぜこの部分を作ったのかが謎です。●で、やっぱり、80'sヤンキーといえば、「不良少女とよばれて」の伊藤麻衣子とか、「積木くずし」(TV版)の高部知子とかの伝説的存在が頭をよぎるのですが、それと比べると、別に至って普通なんですよね。いえもちろん、あちらはデフォルメしているのであって、こっちの方がまだ実態には近いというのはよく分かるんですが、ドキュメントならともかく、独立完結した一つの世界を作ろうとするんだったら、造形や表現といった部分はもっと考えないといけないとは思います。
[DVD(邦画)] 5点(2024-02-15 00:10:18)
11.  ファーストキス(2012)
何と、タイ製のラブコメという貴重作品ですよ!しかも男子高校生と年上のOLお姉さんという胸キュン設定!はたしてその内容は、定番というかベタなシーンをちりばめながら、お約束の方向に向かっていきます。全体としては、思いついた展開を次々と放り込んだという感じでかなり未整理であり、およそ洗練とは縁遠いのですが、一定水準は保っています。ただ、ヒロインがやたら何かにつけて騒ぎすぎで若干うざったいと感じさせてしまうのは、この種の作品ではマイナスかなあ、やっぱり。
[DVD(字幕)] 5点(2024-01-01 00:59:18)
12.  夫婦フーフー日記
最初の方でいきなり、「出会ってから17年」とか何とかいうナレーションが出てきて、びっくりしてしまった。だって、脚本も芝居もメイクも衣装も小道具も、全然そうなってないじゃん。そして結局、一事が万事その調子で、すべてが制作側の自己満足(にすらなってないかも)で終わっているだけです。何よりも、佐々木蔵之介や永作博美に、芝居にも何もなってないただの段取り作業だけをさせて平気な演出側の神経に腹が立ちます。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2023-11-25 00:55:36)
13.  フェアウェル 《ネタバレ》 
最初のところで「実は重病の見舞いに集まっているのだが、結婚と嘘をついている」「主人公は癌を告知すべきと考えているが、それについて他の親族と意見の対立がある」という2つの課題設定がされているのですが、そのまんまで最後まで行ききってしまったのには、びっくりしました。というか、これだったら設定の意味もないじゃん。心理の綾を生かすわけでもなければ、逆にそのギャップで笑わせてくれるわけでもない。誰かが何かの変化をしたわけでもない。つまり、物語は何も始まらなかった、ということです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-11-03 01:34:11)
14.  ぶどうのなみだ
前作も後作もまったくつまらなかったので一体どうなるかと思っていたのですが、それよりはややマシ、という程度でした。一面に広がる葡萄畑の光景は見応えがあるのですが、そこに登場人物を配置した時点で制作側が満足して、風景に依拠してしまっています。主人公の元音楽家設定も、そう設定したというだけであって何も生かされていないので、ドラマになっていません。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2023-10-25 00:05:49)
15.  ブルー・ハワイ
プレスリーの映画です。プレスリーがお姉ちゃんたちとの間でああだこうだあって、親族連中との間でもああだこうだあるというお話です。それだけです。でもプレスリーですから、それで許されるのです。プレスリー作品らしく、時には無意味に、時には強引に、歌のシーンが次々に挿入されます。それでいいのです。いつしか全体が1つのプロモ・クリップみたくなっていきますが、それでいいのです。大体、舞台がハワイというのが、よく分かっています。そりゃ、必然的にこうなるでしょ。
[DVD(字幕)] 5点(2023-10-07 23:23:34)
16.  プリティ・ライフ パリス・ヒルトンの学園天国 《ネタバレ》 
セレブサークルのリーダーが傲慢で高飛車で、それでそのうち復讐される・・・という筋立てのはずなんだけど、その復讐とやらが出てくるのは最後の10分くらい。そこまでは延々と主人公(パリス)の陰湿言動が続きます。このバランスがすでにおかしいのですが、いざ復讐もどきがちょろっと出てきたら、途端に主人公が改心してハッピーエンド。何じゃそりゃ、と思ったら、パリスは製作総指揮までしてるんですね。そりゃ、自分が格好悪い場面は極限まで切り詰めたかったんでしょうけど、だからって映画の中身をなくしてはいかんよ。また、中身のなさもさることながら、編集が細切れ映像の飛ばし飛ばしを見ているようで、その意味からも見るべきところがありません。
[DVD(字幕)] 1点(2023-08-28 01:05:46)
17.  無頼の谷 《ネタバレ》 
前置きを簡潔に済ませて主人公が復讐相手探索の旅に出るのですが、これが実にあっという間。筋書をダイジェスト説明しているようなものです。一方で、敵の拠点に到達してからは、今度は一転してスローペースになって、特に女ボスとのあれこれはやたらねっとり描写される。よって、最後に向けても迫力が盛り上がりませんでした。大体、こういった役にディートリッヒ姐御を当ててしまうと、こういうぶらっと現れた(それも何か頼りなさそうな)男によろめきそうな気がしないんですけどね。
[DVD(字幕)] 5点(2023-07-17 20:07:40)
18.  ブルース・リー/死亡の塔
これはもう、制作の過程という意味において、1つの作品と言ってよいのかどうかも疑うレベルなのですが・・・しかし、リーがどうのこうのを措いたとしても、中身がそもそもまったくつまらない。登場人物は適当に暴れているだけだし、展開は継ぎ接ぎ感満載だし。●唯一おおっと思ったのは、インチキ繁華街のくだりで一瞬映る寅さんのポスターが、隠れた名作「寅次郎頑張れ!」(第20作)だったこと。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2023-07-05 01:29:38)
19.  吹けよ春風(2003)
これは一応ラブコメ(のつもり)、なんですかね。女が男の家に賃借で住むことになって・・・という出だしなのですが、そこから話が空回ってばかりなのです。男が作家という設定も、家をめぐる関係も、亡父と母親のエピソードも、ものの見事に機能していない。しかも、笑わせようとしているとおぼしき場面もさっぱり笑えませんから、見るべきところがありません。そもそも、主人公の男女が両方ともここまで人物として魅力的でないラブコメ(もどき)って、珍しいんじゃないのかな・・・。
[DVD(字幕)] 2点(2023-06-06 23:54:03)
20.  腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 《ネタバレ》 
姉のわがままぶりと自己中ぶりが際立つ格好になっているが、実はそれ以外の3人も、人格の上では強力な欠点を有している。そしてそれがピンポイントで明確に定まっている。そしてそれを表現する演出の腕は妙に優れており、また役者も生き生きした自然な演技を展開しているため、見ていて実に腹が立つ(笑)。俳優のMVPは佐津川愛美ちゃんですよねー、一番若いのに、周りの人物の存在をきっちり受け切る「扇の要の演技」をしています。●でもやっぱり、最後は妹が立ち去ったところで幕閉めにすべきで、そこから後はすべて蛇足でしょ。何というか、お蔵入りになった別エンディングを無理矢理見せられた気分です。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2023-05-01 02:32:51)
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