1. フォレスト・ガンプ/一期一会
全然期待していなかった。恐らく「一期一会」の副題が俺を敬遠させたのだろう。でも、本作はかなりの良い出来。夢があり、「ケッ」とならないファンタジーと、思う。 9点(2003-05-04 21:09:32) |
2. ブラザー・サン シスター・ムーン
某胡散臭い宗教団体に勧誘用として見せられた、と、言う不幸な経緯を持つ映画なんですが(笑)えらく感動。然しその当時、勧誘がしつこかったという複雑な心境故にせっかくの名作が、ほろ苦い。個人的理由で、申し訳ない。 司教(だっけか)の足にキスするシーンが一番スキ。司教役のアレック・ギネス(だっけか)も、名配役。 9点(2003-04-28 00:50:27) |
3. ファール・プレイ
《ネタバレ》 「タクシー客」や、オペラの「ミカド」などよりも、逮捕劇にドン退きしているオペラの観衆が、すっ呆けた法王の拍手に釣られて拍手するラストシーン。ここが何とも日本人的笑いで面白かった。 [DVD(字幕)] 8点(2012-02-04 00:25:18) |
4. 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
《ネタバレ》 キューティーハニーで大根っぽさを存分に醸し出していたサトエリに対する不安は、完全に杞憂でした。ハマリ役過ぎて、笑えない。見事。原作ファンとしても楽しめました。超ドロ沼姉妹喧嘩を、こうも見事に映像化出来るとは。正直驚いた。蛇足ながらラストシーンで気になったのは、佐津川愛美が左利きなのか、もしくは呪みちるが左利きなのか、でした。 [DVD(邦画)] 8点(2008-03-25 00:37:11) |
5. 不都合な真実
《ネタバレ》 実によくできたドキュメントであり、老若男女問わずに聞き入れるエンタテイメントな講義であり、そして狡猾とも真っ当とも取れるゴア氏の政治的アピールでもある。姉や子供を襲った悲話や、エコにオヨビゴシな政治家(ブッシュ他)のコメントなどに政治家としてのアザトサなんかも見え隠れしたが、日本のどこかのキレイ事とパッシングしか能のない某政党に比べれば極々真っ当だし、至極フェア。やるなぁ、ゴア。日本の政治家もこういう作品を取ってみるのも一興ではないでしょうか。少なくとも国民の政治離れや投票率の低下に一役は買えるのでは?と考えてみたり。…気にし過ぎなのだろうが、どうも政治的な戦略を深読みしてしまう。しかし、ここは素直に警鐘の鳴りの良さに感心してイイと、思います。冷笑する程度の芸しかないニヒリストや、一部の胡散臭いナチュラリストのウザイ熱意に気後れする必要もないと、思います。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-31 00:06:05)(良:1票) |
6. 不機嫌な赤いバラ
年齢に縛られることなく、我儘が許されるのがイイ女の条件である。という理論が遺憾なく発揮。そしてその我儘に簡単に屈しない(屈せない)のも、吹けば飛ぶようなではあるが男の可愛い意地なんである。そう思う。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-04 04:39:13) |
7. フライド・グリーン・トマト
こういう人間賛歌にゃ、弱い。そう、喜怒哀楽を共有できる性差人種を問わない一生モノの友達って、やっぱり大事なんだよね。しかし、片腕の男の子のエピソードって、弱くない?なんか話的にも浮いてた様な…。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-18 13:40:34) |
8. ブッチャー・ボーイ
《ネタバレ》 可笑しい。信じられないぐらいの主人公の悪童ぶり。でも、何か憎めない、同情とは違う何かを、主人公には抱いてしまう。女神(天使か?否!みたいなの)との対話で締めくくられたラストシーンの良さは、なんともいえない清涼感。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-10 04:59:54) |
9. フォーン・ブース
電話ボックスを「懺悔室」と解釈してみていたら、「そんなつもりは、無いよ」と、監督のコメンタリー。そ、そんなんですか。私的には物語中に二人ほどの人死にが失点かなぁ?とも思ったが、テンポ、カメラワーク、構想等々、非凡で良質。ラスト近く、キーファーが主人公の靴に少し触れるシーンは、格好良い。 8点(2004-05-19 23:17:07) |
10. 不法侵入
家庭が侵食されていく過程が、何とも巧い。・・・あ、シャレじゃ無くて。しかしこれ以外の「ストーキング物」ってあまり見ていないので、褒め過ぎかもね。 8点(2003-06-15 10:43:10) |
11. フェティッシュ
殺人現場でのヒロインの悪趣味振りに共感。しかも死体処理の仕事っぷりが、変に可愛い。 8点(2003-06-09 02:07:59) |
12. ファイト・クラブ
画面の隅っこでブラピのヌンチャクの練習シーンが。素敵でした。笑。内容は伏せますが、この手のジャンルの映画を、フィンチャーが撮ればこうなるのか~、と、改めて天才振りを実感。ナイス。 8点(2003-04-11 23:57:21) |
13. フォー・ルームス
<ネタバレ>最後のジッポの賭けのシーンで、イチイチ固唾を飲んでしまった我が身を恥じる。爆笑。 8点(2003-04-02 17:43:24) |
14. ブリキの太鼓
タタタタタタタ!「アー!」のワンシーンを子供の頃に見て、高校生になってから本編を。タタタタタタタ!「アー!」こ、怖ぇー・・・。ま、実際の所、ねちっこい映像、嫌いじゃないです。むしろ、スキ。でも一時期、「ドイツの映画はみんなこうなのか~?」と、真剣に怯えたものだ。笑。 8点(2003-02-16 17:11:05) |
15. 文豪ストレイドッグス DEAD APPLE
《ネタバレ》 テレビアニメ版を観てなきゃナニがナニやらサッパリわからん系の、文豪の名を冠したイケメン(と少数女子)が異能バトルする劇場版アニメ。 中島敦が虎と化したり、泉鏡花がスタンドを操ったり、中原中也が重力を操って一区画を灰にしたり!と、文豪たちがヒタスラ熱くバトルするアニメなのだ…が、改めて文章にすると「アタマおかしいんじゃねぇの?」と思われること必至な文豪ストレイドッグス。 とりあえず、テレビシリーズ好評の末の劇場版という事もあり、作画も美術もコンテも役者陣も、気合十分。 こぢんまりとしているようで、ソコソコ壮大な物語は、スッと腑に落ちるような造りになっており、高評価かも。 岩崎琢の音楽がカッコよく、泉鏡花の佇まいが可愛らしい。 [DVD(邦画)] 7点(2019-03-28 05:56:35) |
16. planetarian〜星の人〜
《ネタバレ》 「万物に神は宿る」という日本人らしいお題目と、出涸らし感のあるデストピアSFの見事なマッチングに、感服。 お涙頂戴とキザな世界観が苦手なKey原案と、萌えの最大公約数的な駒都えーじという「どうにもイケスカないタッグ」に、最大限の警戒をしながら鑑賞したのですが、いやぁ、面白かった。嬉しい驚きでした。エンドクレジットで、監督は「JOJOシリーズ」の津田尚克と知り、二度驚かされました。 音楽がちょっとクドイかなと思った以外は、何もかもが及第以上。特に脚本が巧い。佳作です。 [DVD(邦画)] 7点(2017-04-12 00:56:17) |
17. ファイナル・デッドブリッジ
《ネタバレ》 「さて、どんな手段で殺っとく?」というワクワクした声が聞こえてきそうな死亡フラグ制作委員会(勝手に命名)の意気込みもあってか、今回もイイ仕事でした。(特に体操シーンのアレには超驚かされた) というか今回は、あまり複雑化させずにルール立てをし、なおかつ本作エピローグと1作目のプロローグとをくっ付けるという妙技を披露した、脚本家の功績が非常に大きいでしょう。 ラストの生き残り君もキッチリ取りこぼさない隙の無さは「(たぶん、身代わり君の寿命も実は短かった的オチではないかと)薄々感じながらも、騙されてしまう」から気持ちイイ。 ファイナル・シリーズファンとしては、非常に満足。お見事でした。 …蛇足ですが、鍼灸や眼科など医療系の死亡フラグは、なるべく立てないで欲しい…これはマジで怖いから。 [DVD(字幕)] 7点(2012-02-26 02:22:32) |
18. フィッシュストーリー
《ネタバレ》 アイドルに疎い私としては「モーニング娘。も、初期は五人」という台詞が「へぇ、そうなんだ」的な台詞だったが、モノが「フィッシュストーリー」なので、この豆知識は信用していないままだ。 [DVD(邦画)] 7点(2011-08-21 00:34:55) |
19. プランゼット
曽利文彦の数万倍は期待しているんですが、その期待を(イイ意味でも悪い意味でも)裏切るような、フザけた作品を作るヒトである。 しかし、そのコストパフォーマンスの低い「アツさ」と「可笑しさ」、そしてテキトー臭い脚本が、ステキ過ぎて逆らえない。 [DVD(邦画)] 7点(2011-06-14 01:50:51) |
20. THE 4TH KIND フォース・カインド
《ネタバレ》 本物(笑)の映像と演者の映像を巧みに合わせてみたり、対比してみたり、カブせてきたりと、演出が中々に芸細かい。元々在りもしないアブダクトの真実味が、無から生まれてきそうな面白さでした。 特にタイラー博士(本物のほう?)の痩せた体と虚ろな瞳は、見事なまでの現実感!ハッキリ言って、UFOよりも、白フクロウよりも、空中浮遊男よりも、怖い。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-13 06:08:31)(良:2票) |